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講師紹介43人目は、アートディレクター/グラフィックデザイナーの前田晃伸さんです。
広告、エディトリアル、アパレル、ウェブなど グラフィック・デザインを中心に幅広く活動されている前田さん。
現在、雑誌「POPEYE」のアートディレクションを担当されています。
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ブック・デザインのお仕事として、坂口恭平さん『ズームイン、服!』、『ヤンキー人類学』など。
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石野卓球さんオフィシャルウェブサイトのデザインも手がけられています。
2012年のリニューアル以来、イラストをたくさん使うようになった「POPEYE」。
そのアートディレクションを担当されているのが前田さんです。
パレットクラブでは、イラストコースとイラスト卒業生コースで講師をお願いしていますが、
授業では、特に雑誌のアートディレクターとして、
「写真ではなくイラストでなければできないことは何か」
ということなどをお話してくださいます。
「ポートレイトを描く」や「架空書籍のカバーを描く」など、
実際の仕事に直結するような課題を出してくださり、
昨年はイラスト卒業生コースの生徒さんのイラストを「POPEYE」に採用していただきました。
前田さんの昨年の授業の様子はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20171118
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20170618
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20170716
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20180114
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雑誌「月刊MOE」の創刊メンバーで、同誌の編集長を務められた後、フリーの編集者に。
絵本を中心に、これまでに企画・編集に携わった本は300冊以上にのぼるそうです。
これまでに、ミキハウスの宮沢賢治絵本シリーズ、
長谷川義史さんの『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』、『おへそのあな』、
荒井良二さんの『きょうというひ』などの編集を担当されています。
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- 作者: 長谷川義史
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また、詩人まどみちおさんの『まど・みちお 画集とおいところ』、
『せんねん まんねん』(絵・柚木沙弥郎)の編集も手がけられています。
- 作者: まど・みちお
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- 作者: まどみちお,柚木沙弥郎
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一般書のお仕事として、大竹英洋さん『そして、ぼくは旅に出た。』の編集も担当されています。
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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絵本コースの授業では、これまで編集を担当された絵本を紹介していただきながら、
商業出版するとはどういうことなのか、松田さんの考えをお話してくださいます。
「絵本作家をダメにする方法は、編集者が手取り足取り教えて導いてあげること」
「なんでもかんでも『かわいい』一言ですませてはいけません。
(何がどう『かわいい』のか、具体的に言葉にすることを心がけてほしい)」
など、絵本に対する情熱にあふれた松田さんの言葉の数々は、
絵本に本気で取り組もうと思っているみなさんにとって、一生ものの宝になるはずです。
また、授業でよくおすすめされているのが、絵本の「深読み」。
1冊の絵本を自分が作者になったつもりで読んでみる。
細部を丁寧に読み、そこから想像をふくらませることで、
1つのページに作者がどんな企みを込めているかを考えます。
そうすることが、絵本づくりのための筋力づくりになるのだそうです。
松田さんの昨年の授業の様子はこちら↓
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20170806
http://d.hatena.ne.jp/parekura/20180204