イラストレーター。絵本作家。1961年大阪府藤井寺市生まれ。妻もイラストレーターのあおきひろえ。 「プレイガイドジャーナル」のカット等を担当。 1990年JACA日本イラストレーション展入選。「おたまさんのおかいさん」(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。 「スモウマン」(講談社刊)、「うえへまいりまぁす」(PHP研究所)、「かあちゃんかいじゅう」(ひかりのくに刊)などの作品がある。 また、「読み聞かせの会」でも活動。
おたまさんのおかいさん (エルくらぶ)
スモウマン (講談社の創作絵本)
かあちゃんかいじゅう
道を歩いていたら、通りすがりのおばちゃんに挨拶されたけど、誰だか思い出せなかったことってありませんか??? (あのあばちゃん、誰やったかいな)とおばちゃんの事を思い出すまでの出来事が書かれた絵本です。 男の子の関西弁と長谷川義史さんの楽しい絵で読んでいて楽しいお話絵本です。 【しってるねん】あらすじ 【しってるねん】文: いちかわけいこ 【しってるねん】絵:長谷川 義史(はせがわよしふみ) 【しってるねん】あらすじとネタバレ感想 くすりやのおばちゃん? はなやのおばちゃん? さかなやのおばちゃん? パンやのおばちゃん? たこやきのおばちゃん? やおやのおばちゃん? おもいだせへん 思い出した!…
情熱大陸 2011年6月26日放送 TBS-アトリエ 長谷川義史さんの絵本作家としての才能や人気が伝えられていて、デビューから数々の賞も受賞しているということは素晴らしいですね。彼が胸に抱えるいらだちを子どもたちに向けた絵本で発散しようとしている姿勢も感じられます。普段は大阪で仕事をしているようですが、実際の仕事ではなくパラパラマンガを描いているとのこと。作品に梅干しおばあちゃんというテーマを取り入れようとしたものの、自分自身が梅干しをつけた経験がなく、実際に試してみたとのコメントが興味深いです。また、彼がちあきなおみの大ファンであるとの情報も面白いですね。アイデアが浮かばないと犬の散歩に行く…
最近、続けて3回絵本を読む機会があり、そこで読んだ3作品を紹介します。 『くらやみきんしの国』 イギリスの絵本作家、エミリー・ハワース=ブースの作品。 先週、小学4年の教室で読んだ絵本です。 地元の図書館に借りに行ったとき、おすすめコーナーに、その季節に相応しい絵本ではなく、珍しく学年別おすすめ絵本が並んでいたので、小3・4年のコーナーにあったこの絵本を選びました。 読み聞かせにしては、ちょっと絵が小さく見にくいかなとは思ったものの、風刺が効いたストーリーとシュールな絵が、子供に限らず大人でも楽しめる絵本でもあり気に入ったので。 【あらすじ】 小さい頃から、暗闇がとても怖かったある国の王子様。…
今月の図書館「読み聞かせ」では、この二冊を読みました。 どちらも短めのお話ですが、絵・ストーリーとも、大人でも十分楽しめるとても面白い絵本です。 『しば犬のチャイ』(文・あおきひろえ/絵・長谷川義史) 図書館で手に取った瞬間、是非読みたいと思いました。 大好きな柴犬が主人公であり、そして長谷川義史さんの作品でもあったので。 全体的に大きくてインパクトある絵も、読み聞かせにぴったりです。 この表紙のような可愛いチャイがどのページにも登場して、それだけで私は幸せな気分になれました。 チャイの目線で書かれているので、その台詞も面白くて。 「おいら しば犬でござんす かおは キリリと おとこまえ 豆シ…
今日も、お話の国。 この時期だからこその作品も一つ入れたいと思っていたので。 長谷川義史さんの絵本『ぼくがラーメンたべてるとき』。 直接、戦争や平和と言う言葉は出てこない。本当は、ひとりでじっくり読みながら色んな事を考えるのがいいんだろうなと思いつつ。 お盆時期で少ないとはいえ約40人。理解度が異なる1~4年生。なので、かつて大きな戦争があったこと、子供たちの暮らすこの地域も空襲にあっていることなどを話してから、少しずつ、補足の説明や問いかけを入れて、絵を見せながら1ページを数回繰り返しながら、読む。語りかける。 どこまで届いたかな。ストレートに届いた子もいれば、よく判らなかった子もいたのだろ…
大型絵本 宮沢賢治 大型絵本 大型絵本2冊って、思った以上に肩にずっしり。図書館の専用鞄がありがたし。返却は近所の図書館でオッケーなのもありがたし。 と言うことで、大型絵本を借りた。「おこだでませんように」と「おこる」どっちがいいかなぁ。対象は小学校1~4年生。おこられてばかりの子の話と、おこってしまうことの話。 良いなぁと思いつつ、「おこだでませんように」は大人が読んで子供を抱きしめる本のような気もして……。子供自身はどう受け止めるのかなぁと、ちょっと悩む。親子が一緒の場でこその作品なのかなぁと言う気が。 そう言う意味では「おこる」がいいかなぁ。 月曜日に読んだ児童書「れいぞうこのなつやすみ…
弱いものいじめをしていたねこが、ひよことの出会いをとおして、変わっていくはなしです。ねこはひよこから必要とされていると感じ、ひよこをたいせつにするようになります。性善説が柱になっているようです。誰かと共に過ごすことのうれしさを思い出します。モノクロベースの画と、黄色のコントラスト。黄色は、何の色かわかりますよね? (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.lengt…
作品展の図録読んでみたら面白かった。「かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと」「とびだせ!長谷川義史 ぼくの歩いてきた道」 作品展の図録、行ったときに買って見返すのが楽しいですが、行けなかった展覧会の図録を見てもなかなか楽しい。 今やっている「かこさとし」展 「長谷川義史」展の図録を読んだのでご紹介します。 かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと かこさとし 子どもたちに伝えたかったこと 作者:かこ さとし,鈴木 万里,鈴木 愛一郎 平凡社 Amazon かこさとし展の公式図録なんですね。お近くの方は是非! かこさとし展 子どもたちに伝えたかったこと | Bunkamura 図録も、若いこ…
おすすめ度 ★★★★☆読み聞かせ時間 約3分あらすじ ぼくがラーメン食べてるとき、となりでミケがあくびした ミケがあくびしているとき、となりでみっちゃんが... 久しぶりの読み聞かせです。 前の記事「戦争と平和を考える絵本」で紹介した『ぼくがラーメンたべてるとき』を選びました。 「ラーメンを食べる」なんていう、普段のなんてことのない日常と同じ時間に、世界では困難に遭っている子供もいるというお話です。 正面切って平和を語るのではなく、考えさせられる絵本です。 内容をうまく伝えるのが難しい絵本なので、読む前に朗読教室で指導を受けました。「頭の中で距離感を掴んで、それを言葉にのせていくといい」という…
元々は英語で書かれた作品を、長谷川義史さんが日本語、それも関西弁に訳したという変わった作品です。 主人公は、「おっきなさかな」(=大きな魚)から帽子を取り去ったという、小さな魚。 その小さな魚は、まさかその大きな魚が帽子を奪い返しには来ないだろうと、高をくくっています。 しかし、大きな魚は帽子がないことに気づき、小さな魚を追いかけます。 そして、小さな魚が逃げ込んだジャングルに入っていき、しばらくして出てきた大きな魚の頭の上には・・・ 最後、一番気になる部分をあえて描かないことで、結末の解釈は読者へと委ねられます。 小さな魚がどうなってしまったのか、あなたならどう思うでしょうか? (admax…