イラストレーター。絵本作家。1961年大阪府藤井寺市生まれ。妻もイラストレーターのあおきひろえ。 「プレイガイドジャーナル」のカット等を担当。 1990年JACA日本イラストレーション展入選。「おたまさんのおかいさん」(解放出版社)で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。 「スモウマン」(講談社刊)、「うえへまいりまぁす」(PHP研究所)、「かあちゃんかいじゅう」(ひかりのくに刊)などの作品がある。 また、「読み聞かせの会」でも活動。
おたまさんのおかいさん (エルくらぶ)
スモウマン (講談社の創作絵本)
かあちゃんかいじゅう
おすすめ度 ★★★★☆読み聞かせ時間 約3分あらすじ ぼくがラーメン食べてるとき、となりでミケがあくびした ミケがあくびしているとき、となりでみっちゃんが... 久しぶりの読み聞かせです。 前の記事「戦争と平和を考える絵本」で紹介した『ぼくがラーメンたべてるとき』を選びました。 「ラーメンを食べる」なんていう、普段のなんてことのない日常と同じ時間に、世界では困難に遭っている子供もいるというお話です。 正面切って平和を語るのではなく、考えさせられる絵本です。 内容をうまく伝えるのが難しい絵本なので、読む前に朗読教室で指導を受けました。「頭の中で距離感を掴んで、それを言葉にのせていくといい」という…
元々は英語で書かれた作品を、長谷川義史さんが日本語、それも関西弁に訳したという変わった作品です。 主人公は、「おっきなさかな」(=大きな魚)から帽子を取り去ったという、小さな魚。 その小さな魚は、まさかその大きな魚が帽子を奪い返しには来ないだろうと、高をくくっています。 しかし、大きな魚は帽子がないことに気づき、小さな魚を追いかけます。 そして、小さな魚が逃げ込んだジャングルに入っていき、しばらくして出てきた大きな魚の頭の上には・・・ 最後、一番気になる部分をあえて描かないことで、結末の解釈は読者へと委ねられます。 小さな魚がどうなってしまったのか、あなたならどう思うでしょうか? (admax…
作品:おへそのあな 著者:長谷川義史 出版社:BL出版 赤ちゃんがママのおへそのあなから、そっと外の様子をのぞいているお話。 お兄ちゃんは何しているかな? おねぇちゃんは何しているかな? パパは何しているかな? 見える見える。 見えるだけじゃなくて、時にはおいしい匂いもする。 みんなの声が聞こえる。 2人目からの妊娠中に家族みんなでこの絵本を読むと、 赤ちゃんを迎える心の準備ができそうな絵本です。 1人目を産んで、毎日育児に追われるママ、パパにもぜひ読んでもらいたい一冊でもあります。 赤ちゃんがおへそのあなから外をのぞくと、 おにいちゃんが工作しています。 生まれてくる赤ちゃんのために、ロボッ…
同じ旅館の部屋に 泊まることになった おじいちゃんとぼく、 そしておばけが繰り広げる おもしろおかしいお話。 おじいちゃんとおばけの やりとりが絶妙です。 絶妙なやりとり① おじいちゃんがおばけに マッサージをするときのやりとり。 「あしも もみましょうか、 スペシャルコースで」 「いえ、あしはありませんから ドロドロ」 おばけがすすりないた。 絶妙なやりとり② おじいちゃんがおばけを 温泉に誘うときのやりとり。 「きものも しっとり ぬれてますな。 そうじゃ、おんせんにはいりましょう。 からだが あったまりますぞ」 おじいちゃんが いった。 「いえ、ちのめぐりが よくなると こまりますので …
タイトル: あめだま作: ペク・ヒナ 訳: 長谷川義史 出版社: ブロンズ新社 出版年: 2018年文の量: ページごとに5~10行程度ページ数: 全40ページ こんな子にオススメ! 筋のあるお話が楽しめるようになってきた子 工作好きな子 手作りの粘土人形達によって表現される少年の世界の広がり ペク・ヒナさんの絵本は、コマ送りアニメに出てくるような粘土人形達が登場します。 人形たちは表情がどんどん変化してゆき、細かな背景の作りこみと合わせて独特の世界を作り出しています。 あめだまによって1人の少年は身近なモノ、人の心から漏れる声を聞きます。 彼は周りの存在に後押しされるように自分の世界を少しず…
あめだま 作 ペク・ヒナ 訳 長谷川義文 表紙にインパクトありますよね。 あめだまがどうしたぁ? これはなにかありそうです。 ドンドンはひとりであそぶ。 新しいビー玉が欲しくてお店に行った。 そこでみつけたのは、ビー玉みたいなあめだま。 ドンドンがあめだまを口に入れると・・・ みみにポンときた! まわりの声が聞こえてきた。 それは物や人の心の声。 その声を聞いてドンドンの心は変わっていきます。 訳は関西弁なので、私は慣れない関西弁を自分なりに読んでいます… くすっと笑えたり、心にジーンときたり、なんど読んでもほんわかと心温まる絵本です。 こちらは絵本といっても描画ではなくペク・ヒナさんが制作し…
ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。 もうすぐ、クリスマスやお正月♬ 我が家ではお正月に「かるた」を楽しんだものでしたが、 こちらは「いろはかるた」 「い」からはじまる48文字の札にことわざや生活の知恵が込められています。 長谷川義史さんの文と絵で正しい江戸時代の「いろはかるた」と「いろはのかるた奉行」も考えた2つが書いてあります(#^.^#) 例えば:「ま」だと正しい「江戸時代のいろはかるた」は 「まけるがかち」 いつもいつも勝ってばかりじゃいかんのじ。ときには、勝てるけれども、自分が負けたと、引き下がるのじゃ。その場はまけてもあとになって自分が勝ちという事があるのじゃ。 き…
おすすめ度 ★★☆☆☆読み聞かせ時間 約3分あらすじ ぼくがラーメン食べてるときに、ほかの人はどんなことをしているんだろう... 長谷川義史さんの平和を考える絵本です。 「ぼく」がラーメン食べてるときに、友だちは何してるんだろう。そして、ほかの国はどうなっているんだろう...というお話です。 私たちがラーメン食べてるときって、(一見)平和な日本にいると普通のことですが、他の国ではいろいろなことが起こっているんでしょうね。 1〜3年生にこの本を読み聞かせしましたが、大半は「ぽかーん」という感じでした。 まだ、ちょっと早すぎる内容なのかもしれません。 ただ、大きくなったときに「ああ、あの絵本はそう…
◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。 昨日に続いて「沖縄」を取り上げます。 今日は、親子や家族そろって読んでほしい図書を紹介しましょう。 秋田県出身の水中写真家中村征夫の、この写真絵本も沖縄の海が舞台です。 中村 征夫∥写真 文 茅根 創∥監修 大空出版 2020/05 ぼくの名前はオオアカホシサンゴガニ。沖縄のサンゴ礁に生まれました。サンゴは石みたいに見えるけど、イソギンチャクやクラゲに近い動物。水温が18~30度の浅い海にすんでいます。サンゴの海のたいせつさを写真でつたえます。 児童向けに区分されていますが、十分大人でも楽しめます。 絵本で「平和」…
どうも! 昔、絵本担当をやっていたごやもんです!🐻📖 今回は「6月のオススメの絵本」を紹介したいと思います! 雨がたのしくなる絵本 【せんたくかあちゃん】 【わにくんのレインコート】 【ぞうくんのあめふりさんぽ】 【おじさんのかさ】 【いいからいいから】 梅雨の生き物がでてくる絵本 【おしゃれなおたまじゃくし】 【だれがいちばんはやいかな】 さいごに 雨がたのしくなる絵本 【せんたくかあちゃん】 これは、私が幼稚園に通っていた時から大好きな絵本です❤雨がふると、絵本みたいなことが起きないかな〜とワクワクしていました笑 【わにくんのレインコート】 新しい傘や長靴を買ってもらった時、はやく使いたく…
◆基本情報・利用案内◆蔵書検索・ネット予約等は「リンク」からアクセスできます。 愛犬家の方々は以前から多かったわけですが、休日の観光地など様々なところで犬とともに居る、歩く人を見かけることが、本当に多くなったと思います。 動物愛護の精神の重要性はともかく、大好きな方もいれば、苦手な方もいらっしゃるので、一概にブームのような状況の評価は難しいです。 ただ、動物についての理解は必要なことであり、今日5月13日が「愛犬の日」ということですので、蔵書を紹介していきます。 まずはこの本。 書棚に並べられたとき、思わず手に取って読んでしまいました。「犬の本音って、ほんとにあるものなのか」と…。 道雪 葵∥…
#ぼくがラーメンたべてるとき #長谷川義史 ぼくがラーメン食べているとき、隣の子は、その隣の国の子は、その隣の隣の国の子は何してるか。同じ時間でも置かれた境遇でいろいろ違う。 この世界情勢、どこまで息子達が理解できているか分からないから、こう言う絵本通じて少しでも感じ取ってくれたら。 ♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜ 絵本でバイリンガル育児をのんびりやっています。 毎日更新していますので、気軽にフォローお願いします! いいね、コメント嬉しいです😊 ♪・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜#1歳 #2歳 #…
オカピぼうやのちいさなぼうけん 作・岸本真理子 絵・長谷川義史 遠くへ行ってはダメだという 親の言いつけを守って 今まで親の目を離れることが無かった子供が 勇気を出して、一歩踏み出し、 子供なりの大冒険を経験する ありがちといえばありがちな ストーリーですね。 ☆
GWが始まる前の4月末に、2泊3日で小豆島旅行に行って来ました。 瀬戸内海の島は、淡路島や直島などは過去に行ったことがありますが、「二十四の瞳」の舞台である小豆島は、いつか行ってみたいとずっと憧れていました。 ちょうど春の「瀬戸内国際芸術祭」が開催中だったので、それらの作品も数点見ることが出来ました。 <旅の工程> (1日目)羽田→高松空港→高松港→小豆島→ホテル (2日目)小豆島オリーブ公園→岬の分教場(二十四の瞳館)→二十四の瞳映画村→小豆島迷路のまち→エンジェルロード (3日目)小豆島→高松港→栗林公園→高松空港→羽田 高松空港から港までは空港リムジンバスで45分ほど。高松港から小豆島・…
16:10 境港からJR米子駅へ移動してきました。 最寄り駅に着いたら必ずやることがあります。 ・駅やバスターミナルの距離感を計る ・時刻表を確認する 今回は、翌日朝9時過ぎのバスで安来市にある「足立美術館」に向かう予定。その時間だけ、米子駅から美術館へ行く直通バスがあるとネットで事前に調べていたので、乗り場と、改めて時間を確認します。 なんと、そのバス運休していました。詳しい説明はどこにもないのですが、バスターミナル案内図の「足立美術館行き」という文字に白いテープが貼られていて、一応バス停にも行ってみましたが、「足立美術館行き」の時刻表は一切なく、諦めたというのが正しいです。ネットで調べた時…
本日の朝日新聞に戦争と平和を考える絵本が紹介されていました。 そのなかに、以前読んだ本が紹介されていました。 ohanashikai.hatenablog.com この本を読んだときは、単純に「引っ越しする子供もいるだろうから、離れてしまう町のことを思ってほしいな」と考えていたのですが、まさか戦争になってしまって、この絵本のように、自分が大好きな町を離れてしまう子供がいることが現実になるとは...。 ウクライナの情勢を子供たちに身近に感じてもらうには、おすすめの一冊ではないでしょうか? ほかにも、こんな本が紹介されていました。 へいわとせんそう / 谷川俊太郎 タニカワシュンタロウ 【絵本】価…
早くも4月を折り返しましたが、元気に登園してくる子ばかりではありませんね😊 ママやパパも忙しい朝に必死さが伝わる❣️私も必死です🤣 でも子どもなりに幼稚園ではたくさん経験をして大変なんだよね😊 子供も、ママもパパも、ありのままでオッケー🙆♀️✨ 著者 長谷川 義史さんがすべての園児への応援歌のように子どもたちの気持ちをたくさん、たくさん代弁してくれています😊 親子で大笑いした後幼稚園が大好きになる一冊❣️ この絵本を読んで、親子で元気をもらって「いってらっしゃーい♩」 作・絵:長谷川 義史出版社:童心社 🌷【おうちdeエデュケーション Premium】🌷 期間:4/9(金)〜4/24(日) …
昨日の土曜は、図書館での「読み聞かせ」担当日でした。 今回はメンバーの一人がお休みだったので、私は二冊読みました。 他の仲間の一人は、浅草での和太鼓の発表会の後、間に合うように急いで駆け付けてくれました。 お話ルームは定員制なので、中に入れなく、外で聴いてくれる子供たちにもよく見えるように、大きめでインパクトある絵の作品を毎回選ぶようにしています。 お天気も良かったせいか、昨日はたくさんの親子の方々が部屋の外でも聴いて下さっていました。 『ルッキオとフリフリ おやしきへいく』(作/庄野ナホコ/講談社) 「ルッキオとフリフリシリーズ」第三弾。 一度見たら忘れられない独特の画風が人気の庄野ナホコさ…
「読書好きになる!絵本100」が特集でした。ベストセラーからあまり知られていない作品まで多種多様で面白かったですね。有名人が語る「私を育てた絵本」という特集も面白かったです。自分は何かなと振り返ると、色々記憶に残っている絵本は多くあるのですが、人に勧めるとなると「わすれられないおくりもの」を推薦しそうな気がしますね。ぐりとぐら、14ひきシリーズ、バーバパパやはらぺこあおむしのベストセラーから、ヨシタケシンスケさん、長谷川義史さん、ノラネコ軍団など最近の人気作家・作品も紹介されていたので、新しい作品も知ることができました。また、「おやこプチプラごっこ」でのトイレットペーパーの芯を活用したボーリン…
★ここ最近、【トリクルダウン】について考えている。きっかけは、Twitterでさかいとしゆきさんという方の投稿を見たこと。【トリクルダウン】という言葉を初めて使ったのは、ユーモア作家のウィル・ロジャース、だそう。このことは、Wikipediaの「トリクルダウン理論」にも出ている。ところが、真逆の意味合いで紹介された言葉なんだとか。富裕層をさらに裕福にしても「滴り落ちません」よ、「トリクルダウンしませんよ」、と。むしろ、困窮層に渡しなさい、すぐに最上部に届いてしまうけれど、少なくとも貧困層の手を通っていくから、と語っていたと。これはすごく腑に落ちた。以前から、【トリクルダウン】なんて荒唐無稽、と…
日中は春うらら、空を見上げると青い空にこんな雲が浮かんでました 指を絡ませようとしているのか、無理やり引き裂こうとしているのか、見るものの心でどちらにも見えるような雲でした。 3.11の今日、一歩前にとのメッセージと、残虐な包囲戦の始まりと、そして子供たちを襲っているコロナ、、、心弾む春の一日にはまだまだ遠いようです。 それでも、ぼちぼち堂の日常には春のおとづれ 最近は警戒しながらも、ご夫婦でしょうか二羽のチームでエントランスまで入ってくるようになりました もっとご飯ちょうだいと訴えているのでしょうか こちらは常連さんが持ち込んだ、ちっちゃなふきのとう 刻んで味噌汁に入れてくれー と摘んできた…
こんばんは!やっこです♪ 今、小学校の図書室の仕事は、蔵書点検中です📚💻 本を一冊ずつバーコードで読み取り、本の状態も確認してます。 本棚を拭いたら、ぞうきん真っ黒になりました😵(1年分の汚れ💦) いつもと違う体力仕事がんばります🙌 そんなちょっと疲れた日には笑いを😆 ジョン・クラッセン 作 ✕ 長谷川義史 訳コンビは楽しいおはなしが多いですが こちらも楽しくておすすめです。 絵本『そらから おちてきてん』 あらすじ出版社クレヨンハウスさんより****ちょっとガンコなカメが見つけたのは、一輪の花が咲く「 お気に入りの場所」。けれど、おしゃべりなアルマジロも無口なヘビも、 そこに行きたがりません…