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Golf My Wonderland  by konno

2017-11-11 *一般ゴルファーのメンタル強化は“プラス思考”が一番だ!

一般ゴルファーのメンタル強化は
           “プラス思考”が一番 !!


❖ ゴルフ雑誌「パーゴルフ」11月21日号で、目に留まる記事があった。特別連載「GOLF、今この人に聞きたい!」〜ゲスト丹波幸一氏の話である。氏はプロ野球審判員でプロ選手の選んだパ・リーグ部門で1位に選ばれた名審判員だ。そればかりでなく、ゴルフにおいてもUSGTFのティーチングプロの資格を持ち、日本に3人しかいない「エイムポイント」の指導者でもある。またメンタルトレーニングの分野にも精通している。

❖ 「エイムポイント」とはグリーンのライを読む技術で、アダム・スコットジャスティン・ローズなどが取り入れて有名だが、この記事は、「エイムポイント」が主題ではなく、プロ野球の審判員もプロゴルファーもメンタルメソッド共通しているという話にスポットがある。
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❖ プレーにメンタルトレーニングを早くから取り入れている人とそうでない人とは、大きな差が生まれる。韓国のトッププロはジュニア時代からメンタル・コーチの指導を受けており、メンタルのコントロールの差が日本人選手との差ではないか。それだけに日本人選手に欠けているメンタルコントロールこそ、これから一番の伸びしろになる、と氏は語る。

❖ 我々一般ゴルファーにとっても同じことが言えるわけで、プレーは‟考え方1つ“で幸運も不運も招いてしまう。ではどのように考えて行けばいいのか。日本のアスリートをメンタル面から指導している笠原彰(作新学院大学准教授)は、次のように言っている。

❖ 喜怒哀楽は「感情」で、メンタルトレーニングではコントロールの対象としていない。比較的コントロールしやすいのは「思考」と「行動」で、こちらをコントロールすることで「感情」や「身体反応」もそれに伴って変化して来るものと考える、と。

❖ そこで、「今やるべきことは?」「これを沈めるには?」という目前の思考やそれに伴う行動を変えることで、良い結果を生む可能性が高い。過去への思い(前回のショットなど)は今の集中を散漫にする。これからの考えは、「先読み誤り」という思考の歪みが起こりやすい。今この瞬間の思考と行動が重要だと説く。

f:id:radio123:20171111114206j:image:medium:left ❖ アメリカのスポーツ心理学者ジオ・ヴァリアンテはゴルファーを2つのタイプに分けて説明している。1つは、他人の評価を気にしてプレーする「自我志向」タイプ、これとは対照的に、ショットを学び、取り組み、上達することを動機としている「熟達志向」タイプだ。「熟達志向」のプロゴルファーもアベレージゴルファーも、ひとつひとつのショットに対して目標や課題を持ち、その目標に集中することで前進していく。

❖ そうしたプレーの継続が動じないメンタルを作り上げていく。ボビー・ジョーンズはコースを相手にプレーする“オールドマン・パー”を発見し実践した。ジャック・ニクラウスは目標達成について、自分の限界に打ち勝つこと、勝った時の喜びを自伝の中で語っている。

❖ いずれにしてもメンタルトレーニングは、直ぐに身に付くものではなく、こうすべきという思考と行動を積み重ねて、習慣化していかない限り身に付かない。それだけに日頃の練習やラウンドにおいて実践を積み重ねないと難しい。こうした自覚を持って日頃のゴルフに取組むことが大事なようだ。
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❖ ゴルフは人生に役立つことが多いといわれる。こうしたメンタルな分野もその1つであろう。 目の前の成すべきことを積極的に「プラス思考」で取り組むことが状況を打開していく大きな力となる。メンタルトレーニングに興味がある方は、以下の書籍を参考にされることを勧めたい。
非常に参考になると思う。

(1)「ゴルフのメンタルテクニック50のドリル」
     著者:笠原 彰(作新学院大学准教授) 発行:ゴマブック株式会社
(2)「タイガーウッズも震えている。」
     著者:ジオ・ヴァリアンテ(スポーツ心理学者)発行:ゴルフダイジェスト
(3)「ゴルフのメンタルトレーニング
     著者:デビット・グラハム(プロゴルファー)発行:ちくま文庫
                                   以 上





2017-11-04 *短期間で「シングル」に! 二足草鞋の経験者に聴くメソッド 〔Par

短期間で「シングル」に!
 二足草鞋の経験者に聴くメソッド 〔Part 2〕


❖ 前回の続き。仕事を持ちながら“シングル”を勝ち取った諸先輩、なかでも山口信吾著「普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法」からその経験に基づいたメソットを紹介して行こう。メソッドは7項目、その(1)(2)項目は前回記した。以下は続き。

❖ (3)「計画、実行、点検、対策のサイクルを回す」:「Plan」「Do」「Check」「Acion」という会社の業務で登場する言葉である。彼は「サラリーマンとして日常的に実行している行動原理や管理手法をゴルフに活用すればよい」と言っている。計画、実行はスケジュールに則って進めるが、点検(Check)が大切だと。
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❖ 点検(チェック)は、人それぞれのやり方があると思うが、1週間単位か2週間単位か、それぞれの指導科目と練習そしてラウンドの後、指導を受けたスイングの会得した所、しない所を点検し、次回コーチに見てもらい直して行く。やはり指導を受けた内容が的確に身に付くことを点検(チェック)によって確認していく。

❖ (4)「記録に残す」:東大の藤本教授は学生に「ノートの力」として「見学をした時など、見たもの、聴いたものすべてを書け」「脳のどこかに記録の断片が残っている内に整理せよ。それが結局楽だし正解だ」と指導しているという。この言葉はゴルフ上達にも通じるもので、著者は練習ノートを出来るだけ細かく記録したという。

❖ 記録の結果、ノートを取り出し読み返してみると、一度開眼していたのに、いつの間にか忘れてしまったスイングを再発見し、合点が行くことがある、と言っている。上達にはやはり自己点検する上で「ノートの力」が物を言うことになりそうだ。

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❖ (5)「切磋琢磨する」:スポーツ競技をしている人たちは、大方日常的にチームメイトや対戦相手と切磋琢磨しているが、仕事を持ちながらゴルフ上達を志す人は、なかなか切磋琢磨する機会がない。そういう時は上級者と一緒にプレーする機会や、ゴルフ仲間とラウンドする時は、自己に厳しくプレーに臨むよう努力して、自から学ぶよう心掛けたいものだ。

❖ (6)「敵を知り己を知る」:著者曰く「ゴルフでは自分自身と戦うのです。ゴルフで“敵を知る”とは自分自身の精神的な弱さを知ること」そして「“己を知る”とは、自分の欠点や癖を知ることです」と。プレーに臨んで、心の弱さを知ることプレーの欠点を知ることは、事前に対応の準備ができる点、有利になる。ラウンド中のトラブルなどは、それなりの対応が取れるということである。

❖ (7)費用対効果を考える:2年間で“シングル”になるという目的を設定した場合、
それなりにゴルフに使う費用と時間が限られてくる。費用の面では週1回の練習と1週に1回のラウンドを設定するとして計算すると、結構な金額となる。その金額なら、現在ゴルフ会員権が入手できるゴルフ場はそこここにあり、会員になって臨んだ方が有利ではないかと進めている。
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❖ 最後に、多忙なサラリーマンにとって、お金もさることながら時間が切実な問題で、その暇を割けるかどうか、という。「週1回のラウンドと、週1回のレッスンは必須条件です。
次に優先したいのは週に1回存分なアプローチ練習です。そして、毎日自宅でのパット練習です。この4つを実行できればシングルの道は見えてきます」と言っている。

❖ さあ、この費用と時間がサラリーマンにとって満たすことができるかどうか。経験的に考えると、かなり難しい要素が無きにしも非ず。この費用と時間のスパンを少々長目に取るのも1つの方法かもしれない。著者山口信吾のテーマ「2年間で・・・」と条件付きになっているから止むを得ないのかも知れない。ポイントは費用対効果を充分考えて、自分なりの方法を編み出すことが大切のように思える。





2017-10-28 *短期間で「シングル」に! 二足草鞋の経験者に聴く

短期間で「シングル」に
    二足草鞋の経験者に聴くメソッド〔Part 1〕


❖ ゴルフの楽しみ方は人それぞれだ。でも、やはり最も引き寄せたい楽しみは“ゴルフの上達”であろう。できれば“シングル”に、そう夢見る人も多いに違いない。今回は、仕事をしながら短期間で“シングル”を勝ち取る手立てを、諸先輩の経験から学ぼうではありませんか。

❖ 建設会社に勤めながら、50代半ばあたりから“シングル”になりたいと夢見たビジネスマンが、今やゴルフ上達法の本を沢山書かれている山口信吾である。彼のゴルフ歴は現職時代が接待ゴルフ中心で、楽しさを味わうゴルフではなかったという。しかしゴルフクラブの会員になり、ゴルフ仲間に刺激を受けてから熱中する。そして開眼したという。
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❖ クラブの競技に参加している内に、好きなゴルフなら一度は“シングル”になってみようと決心し、50代後半の約2年間で夢を実現したそうである。その経緯を著書「普通のサラリーマンが2年でシングルになる方法」に詳しい。またこの人も仕事を持ちながら“シングル”になった人、作家の三好徹である。文芸界切ってのゴルフ通でHC8まで行ったとか。

❖ 三好徹はゴルフ関係の著書も多い。彼はゴルフの上達法についてこういっている。「練習場通いだけがゴルフ上達の道ではない。“両耳の間”を使う奴が練習魔に勝つ」と。多忙な作家活動のなかで、ゴルフ書籍を読み漁り、有名プロゴルファーとの交流で得た知識実践から、短期間に上達法を取得している。

❖ さて、短期間で“シングル”になるには、業務の傍らゴルフに割く時間を増やさねばならない。経験した諸先輩の話を聴くと、休日時間と日常生活の「端切れ時間」を有効に使い、予め計画したスケジュールをできるだけ忠実に実行して行くことらしい。会社が取り掛かる重要な仕事に、よく「プロジェクト・チーム」を組織するが、そのチームの目的と推進、業務スケジュール管理と同じようなものだ。ビジネスマンは慣れていると思う。
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❖ ここで、上記の著者、山口信吾が“シングル”になるためのメソッドをわかり易く書いているのでここに紹介したい。そのメソッドは7項目を掲げている。

(1)動機をはっきりさせる  (2)良き指導者を得る
(3)計画、実行、点検、対策のサイクルを回す
(4)記録に残す  (5)切磋琢磨する
(6)敵を知り己を知る  (7)費用対効果を考える

以上の項目だが、1つずつ簡単に説明して行こう。

❖ 最初の(1)「動機をはっきりさせる」:必ず“シングル”を実現するには、そもそもの「なりたい動機」が明確でなくてはならないという。何事も成し遂げるにはその動機が明確でないと途中で緩んでしまうことは自明の理だ。何故“シングル”になりたいのか、はっきりさせておこう。この著者は、ゴルフ人生を全うするために、理に適ったスイングを身に付けたい、スコットランドリンクスコースで気持ちよくプレーしたいことを挙げている。
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❖ (2)「良き指導者を得る」:これは非常に大切で、長いゴルフ経験を持っていても、必ずしも上達するとは限らない。あるレベルで止まってしまうのだ。「正しい知識と意識を与えて理性で納得させてくれる指導者の存在があれば、効率的に上達できるのです」と書いている。いろいろ勉強し、正しいスイングを身に付けたと思っていても、指導者からみると、我流と入り混じっていて、改善すべきところが多いものだ。そこを指摘してもらうことが、上達の早道である。

❖ (3)「計画、実行、点検、対策のサイクルを回す」:「Plan」「Do」「Check」「Acion」会社の業務推進で登場する言葉である。さて、この項以降は次回に詳しく記したい。いずれにしても、こうした基本的な実行すべき事柄を綿密に実行していかないとなかなか“シングル”には近づけない。仕事を持ちながらの達成はかなりの意志の強さが求められる。定年を迎えているシニア世代はかなり有利であることは言うまでもないが・・・。





2017-10-20 *キャディがギャラリーに吐いた「尊敬の念」という言葉

キャディが観客に吐いた「尊敬の念」という言葉

❖ 今年の日本オープン選手権は、池田勇太選手が優勝したが、ミスショットでクラブを芝生に叩きつける場面を見かけた。予選突破できなかった石川遼選手にも見受けられた。そういえば、PGAツア今年の初戦「CIMBクラシック」で、調子の出ない松山英樹はクラブを叩く仕草があった。さて、ミスショット時の態度についてどうみたらよいのか。

❖ ある人は、その位はいいのではないかという。また逆に、プロ選手たるものは小さなモラル、エチケットにも気を配る必要があるともという。アベレージゴルファーはどちらの声に耳を傾けるのか、少々気になったので、このテーマを考えてみた。
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❖ ミスショットで感情を露わにするプロ選手の話題は今も昔も変わらない。かつてはタイガー・ウッズの態度について、以前に新聞や雑誌が大きく取り上げていたことがある。球聖ボビー・ジョーンズは、若いころにショットをミスすると、クラブを放り投げることがよくあったらしい。

❖ 当時の新聞は「ジョーンズはまだ少年であるとはいえ、ゴルフが意のままにならない時に感情をあのように爆発させてしまってはギャラリーにアピールできない・・・」と書いた。そして自分の感情を抑えられるようになるには、それから1,2年かかった、と「ダウン・ザ・フェアウエイ」に記している。

❖ 選手のプレーを観戦するギャラリーサイドの弥次(ヤジ)についてはどうだろう。こんな例がある。2008年5月の「メモリアル・ト−ンメント」2日目のこと、フィル・ミケルドン、マイク・ウィア、セルジオガルシアのスリーサムが15番ホールのセカンド地点に差し掛かった時、ギャラリーガルシアに向かって大きな声で「アメリカはお前が嫌いなんだよ」と叫んだ。

❖ アクションを起こしたのは、ミケルソンの長年のキャディ、ジム・マッケイだった。野次馬に掴みかかりそうな勢いでにじり寄り、怒声を浴びせた。「プレーヤーの誰に対しても尊敬の念を持って観戦せよ」といったという。ギャラリー言ってはいけないこと、プロゴルファーがやってはいけないことが、ゴルフの世界には歴然とある。

❖ 恐らくキャディ、ジム・カッケイが言った“尊敬の念”を、プロゴルファーギャラリーも心してトーナメントに臨んだら、不遜に思える振る舞いは生まれてこないのではないか。我々はついそのことを忘れてしまう。ゴルフ規則の第1章に「エチケット」が書かれているのはそのためである。改めて我が身を振り返る思いがする。




2017-10-13 ブックレビュー「マルガンという名の贈り物」 補足編

ブックレビュー「マルガンという名の贈り物」 補足編

❖ 小説「マルガンという名の贈り物」には、アベレージ・ゴルファーが上達するための参考になる会話が多く出てくるので、その点を取り上げてみたい。ケン・ブランチャードはビジネス・コンサルタントだけあって、ビジネスマンスキルアップの方法をこの本に取り入れている。

f:id:radio123:20171005115512j:image:medium:right ❖ その1つは、プレーの準備方法やプレー中のスイング修正についての是非など、様々なプレーについて参考になるところが多い。たとえば、今日のプレーを89と設定してみる。ハーフは44で廻れば88で1打余裕があり、調子が行ければ87に目標を変えてもいい。コース難度で自分なりにパー4をダボに設定したり、ボギーにしたりと、結果が自分の目標打数になるように自分の目標を作り、達成することが大切という。

❖ コースのパー数ではなく自分で作ったパー設定をクリアすることにより、少しずつ成長するという方法を、オールド・プロが主人公に教えている。また、本書は18章から構成されていて、その大部分に主人公の「グッドショット」と「マリガン」というメモ書きが出てくる。これは、その1日のなかで、良好な出来事と努力すべきことを書く日記である。

❖ この辺が著者のビジネス・コンサルタントらしい構成で、ビジネスマンスキル向上の方法をオールド・プロの口を通してゴルフ指導に取り入れている。この「書く」という行為は、ゴルフ・インストラクターの指導書に良くみかける。たとえば、NHK―BSで放送された番組「奇跡のレッスン」に登場するタイガー・ウッズ幼少期のコーチ、ルディー・ジュランはプレー後の反省点をプラス思考で書き留めることを勧めている。

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❖ また、活躍時のタイガー・ウッズのキャディだったスティーヴ・ウィリアムズは著書「ゾーン・メンタルトレーニング」に、目標設定の重要さと記録することの大切さを語っている。ゴルフの上達には、プレーに関する必要な出来事を記録し、それを見ながら進めて行くことが何よりも重要な作業だとしている。

❖ 小悦「マリガンという贈り物」を2回にわたって書くほどの内容ではないが、ゴルフ・ファンとして読むと、ゴルフの上達方法もさることながら、ゴルフを愛し楽しむ行為として、また人生の教訓を限りなく教えてくれるスポーツとして、気づかされるところがあり、楽しく読むことができた。書斎ゴルフの好きな方々にお勧めの1冊である。