Hatena::ブログ(Diary)

Golf My Wonderland

2017-06-21 *宮里藍ちゃんの魅力と輝きを探る!!

*宮里藍ちゃんの魅力と輝きを探る!!

❖ 藍ちゃんの記者会見をみて、「サントリー・オープン」のプレイ態度やインタビューに応える姿に、爽やかな魅力を感じた人は多かったのではないか。昔からのファンでも改めて彼女の魅力と人柄を感じ取ったにちがいない。

❖ 藍ちゃんは人柄がいい、それだけではないころに、世界のゴルフファンの思いがある。引退を知った米LPGAのコミッショナーがいち早くメッセージを寄せてきたのをはじめ、世界の一流選手が引退を惜しみつつ、感謝の言葉を寄せている。藍ちゃんを目ざしてゴルフ界に入ったプロ選手、一緒に戦ってきた同僚選手などは、彼女との会話から生まれた一言ひとことがゴルフ人生の支えになっているともいう。
❖ 人柄とは、もって生まれた性格の上に、生後努力により身に付けられたもので、自然に備わるものではない。ましてや人格を身につけるとなると、弛まぬ努力が必要であるが、藍ちゃんはゴルフから会得してきた人である。その彼女はどんな家庭環境から、あるいは、どんな学校生活からこの人間力ともいうべきものを磨いてきたのだろうか。興味を覚えたので、父さんの優氏の著書「宮里流ゴルフ子育て法」(日経ビジネス文庫)を読んでみた。
f:id:radio123:20170620102917j:image:w360:right
❖ 「子は親の鏡」という。宮里家のご両親は、人格者、古い言い方をすると人間学を身につけておられた人。正義を重んじ、愛情豊かに、厳しい環境の中で生きてこられた人である。長男聖志、次男優作、長女藍の3人はそのご両親も元に、学校一番、ゴルフ二番という姿勢を崩さず、学業とクラブ活動を済ませてからゴルフの練習をするという生活を過ごしたという。

❖ 特に優氏の家庭内の指導は厳しく、善悪の区別、生活習慣の規則正しさ、人への思いやり、人前で堂々と自分の意見が言える人になることなど、人間としてのあるべき姿を、日常のなかで深い愛情を持って教えている。この本を読んでいて、子供の教育はおろか、我々大人にさえ気づかされるところが多い。素晴らしい教育方法である。

❖ 優氏は本の中でこう言っている。「私はゴルフを通じて子育てをしようと考え、そのようにやってきた。ゴルフにも、柔道剣道と同じように「道」があると考えている。ゴルフ道とも言うべきだろう。だから、子どもたちにも良いスコアを出すことだけでなく、一流プレーヤーとしてゴルフの技術はもちろんのこと、ゴルフを通して自分の人格を磨くことを求めてきた。」

❖ 「もちろん、これはゴルフプレーヤーにかぎったことではない。子育て全般に関わること、いわば『こんな子どもに育てたい』という私の目標である。」と前置きして子育てに役立つ8つの条件を書いている。箴言に満ちた素晴らしい言葉の数々だ。ここでは触れないが、子育てされている親御さんには、ぜひとも読んでほしい本である。

❖ この本には優氏の親として、教育者として人間として、戦い抜いてきた姿と、子どもたちへの優しい眼差しが詰まっていて、読む人を捉えて離さない。優氏の生き様が溢れている。こうした両親に育てられた3兄妹は、品格のある立派なプロとして人間として、そして魅力を備えた人間に育ったことを実感した。「子は親の背中を見て育つ」というが、まさにこの言葉がそのまま当てはまるご両親と子供たちの一家である。(了)




2017-06-14 *アンケート調査にみるシニア層のゴルフ関心度

アンケート調査にみるシニア層のゴルフ関心度


❖ ゴルフ業界は、現在ゴルフ人口が最盛期の半分に減っている。その対策としてヤング層とシニア層に焦点を当てて、普及促進を図っていこうとしている。関東ゴルフ連盟ではジュニアゴルファーの育成を課題とし、宮里藍選手のようなスターを創り上げること、そしてシニア層にはゴルフの関心を高め、プレイ促進を図るべく対策を取っていくという。

❖ なかでもシニア層の関心度を高めるにはどうしたらよいか。このほど「ゴルフで楽しく認知症予防」というゴルフの効果検証がWAG(ウィズ・エイジングゴルフ協議会)を中心に行われた。その詳しい検証結果はこれからの発表を待つところであるが、検証に参加したシニア100余名は、「ゴルフ教室」と「健康講座教室」に別れ、実施された。
f:id:radio123:20170613114425j:image:w360:left
❖ アンケート調査は「ゴルフ教室」に参加した53人を対象としている。その結果の一部を紹介しよう。ゴルフによる効果検証参加者は川越市日高市狭山市在住のシニアが中心で、「ゴルフ教室」は昨年の10月から半年間行われた。内容は座学、スナッグゴルフ、ゴルフ練習、コースステップなど、ゴルフ未経験シニアに最初からプレイするまでの一貫教室だったが、その経験者を対象とした調査である。

❖ (1)ゴルフを始める前と後ではゴルフのイメージがかわったか? 「変わったか」54.2%、「少し変わった」33.3%、=イメージ変化の現れは87.5%と高い。(2)今後もゴルフを続けたいか?「ぜひ続けたい」50.0%、「できれば続けたい」35.4%、となっている。=ゴルフプレイへの意欲が85.4%と極めて高い。(3)ゴルフをしなかった理由は何か? 「機会がなかったから」60.4%、「仕事が忙しくて時間がなかった」31.3%、「お金がかかるから」31.3%、「仲間がいないから」22.9% とつづく。

❖ (4)今後有料のゴルフレッスンに参加したいか? 「ぜひ参加したい」22.9%、「できれば参加したい」33.3%、「検討したい」37.5%、となっている。=高い意欲が見られる。(5)1レッスンあたり、いくらなら参加するか? 「2000円まで」が43.8%、「1500円まで」が20.8%、「2500円まで」が12.5%、となっている。=かなり受講料支払いもリーズナブルである。このほかいろいろな設問があるが、ここでは触れるスペースがない。

❖ 認知症予防というテーマで開かれた特別の「ゴルフ教室」で、参加者が50余名というサンプル数、そして埼玉県の3市在住の人が多いという条件下での当アンケート調査は、こうした諸要素を考慮して調査結果をみる必要があるが、全体的にシニア層のゴルフ関心度は、ゴルフレッスンを経験する前より大きく高まっている。時間のあるシニア層は、これまでの多忙な仕事、機会がなかったから、お金がかかるから、仲間がいないから、という未経験の理由もこれからは払拭されよう。レッスンに参加することにより意欲の高まり、プレイへの夢が生まれているようだ。

❖ これからのシニア層へ普及活動は、ゴルフの講習会、ゴルフレッスンなど見て、触って、打ってみる体験が大きな要素となりそうだ。願がわくば、もう少しサンプル数を多く、広い地域での調査結果が望まれる。シニア層のゴルフ人口増加には、対象に近い立場の人々〜ゴルフ練習場やスポーツジムなど、誰でも気楽に参加できる、積極的な「ゴルフ教室」の開催や体験ゴルフレッスンなどゴルフ業界全体が協力して実施することを期待したいものである。(了)

 【参考資料】当調査結果はWAG(ウィズ・エイジングゴルフ協議会)のホームページに掲載されている。当協議会は、関東ゴルフ連盟日本プロゴルフ協会日本女子プロゴルフ協会、など多くのゴルフ関係団体が協力。また効果検証には専門機関である国立長寿医療センターはじめ東京大学杏林大学などの検査機関が参加している。





2017-06-08 *ブックレビュー「ゴルフが消える日」

ブックレビュー「ゴルフが消える日」


❖ PGA(日本プロゴルフ協会)は、倉本昌弘会長の提案に基づき、2年前から「ゴルフ市場活性化」に取り組んでいる。具体策として人材育成とゴルフ人口創出ための「PGAゴルフアカデミー」の開校や「PGAジュニアゴルファー育成プロジェクトの展開」、「ゴルファーライフスタイル調査の実施」など積極的に活動している。

❖ 倉本会長の提案の元となっているのは、15年前に比べてゴルファー数が半減しており、ゴルフ用品市場でも60%まで落ち込んでいる。ゴルフ市場全体を底上げしないと、影の薄いスポーツとなってしまう。もう一度ゴルフの持つ優れた文化性や人間教育機能、そして自己責任と自らの尊厳を重視する類稀なスポーツを改めて社会に認識してもらい、再活性化を推進していこうという狙いである。

f:id:radio123:20170427191514j:image:w360:left 
❖ 本書は現在迎えているゴルフ業界の危機を、多角的にスポットを当て、落日のゴルフ界の現状をレポートし、ゴルフに携わる各分野の人々に奮起を促す内容になっている。全体は6章からなり、1章から4章までは一般ゴルフファンを含めゴルフ界の実態やゴルフ場、ゴルフ練習場の経営危機など様々な角度から取材と資料により現状を浮彫りにする。第5章と最終章は「復権のカギは“若い世代”にあり」と若者層にスポットを当て、現状と課題解決を提案する。

❖ 特に最終章では、一般の人々が気軽にゴルフと接触できる環境づくりの必要性を訴え、そのためには小難しい「ルール」の変更や18ホールではなく9ホールのプレイの採用など、身近なプレイスタイルの創出を提案している。なかでも現在のゴルファーが、友人知人を1人ゴルフに誘うだけで多くの新規ゴルファーを獲得できるという提案は一考に値する。課題はその具体化をそのような方法でするかだ。

❖ 一般ゴルファーはプレイに関わる分野しか興味を持たないが、ゴルフ業界には、さまざまな分野があり、個々に大きな課題を抱えている。本書はそうした課題を取材をもとに現状の課題を浮き彫りにしている。ゴルファーにとって、ゴルフ業界全般を把握できる点もありがたい。

❖ 2020年の東京オリンピックにはゴルフ競技が採用される。それだけに、ゴルフ市場再生活性化の好機であり、どの分野も積極的に取り組まないと、本書のタイトルのように消え行く危険性がある。本書はジャーナリストとしての著者の警告でもある。(了)





2017-06-04 *「関東ゴルフ連盟」が法人設立パーティ

「関東ゴルフ連盟」が法人設立パーティ


❖ それほど一般的ニュースではないが、ゴルファーの所属するゴルフ場が加盟している組織「関東ゴルフ連盟」(KGA)が、このほど任意団体から一般社団法人として再出発した。その記念パーティが5月26日半蔵門アークヒルズで開かれ、繋がりがあって参加した。250人ほど参加しただろうか。賑やかなパーティであった。
f:id:radio123:20170526125532j:image:w360:right
❖ 連盟代表の高橋正孝理事長は、82年の歴史を踏まえ、100周年を目ざしてゴルフの普及に努力したい旨の挨拶と共に、なかでもゴルフ人口の減少、地盤沈下のゴルフ界を少しでも回復させる努力をしたい、なかでもジュニアの育成とシニアの参加を促進させ、活力を復活させたいと述べていた。

❖ KGAは関東のゴルフクラブの500余が参加しているので、関東のゴルファンが所属しているクラブの大方が加盟している団体。その団体がこれまで任意団体でいたという方が不思議に思える。日本のなかでも最もゴルフの盛んな関東という地域で、しかも82年の歴史を誇る団体がどうして法人化しなかったのだろうか。そんな思いがする。

❖ 「全英オープン」など競技開催やゴルフ規則、ルールなど、USGAと連携して創っている「R&A」(1754年発足)は、長きにわたりゴルフの中心的役割を果たしてきているが、それと同じように、日本におけるゴルフ倶楽部活動の中心となってきた関東ゴルフ連盟は、その果たしてきた役割と信頼から、敢えて法人化せずとも活動できてきたのであろう。

❖ KGAの活動は、主催競技として年間17大会に及ぶ。関東女子ゴルフ選手権、アマチュア選手権、グランドシニア、男女シニア、ミッドアマなどなど、その数は非常に多い。特にジュニア育成・強化活動に注力し、「TEAM KGA ジュニア」の活動実績が注目されている。今後の活動を注目して行きたい。(了)





2017-05-29 宮里藍選手引退*記者会見を見て思うこと!!

宮里藍選手引退記者会見を見て思うこと!!

❖ 藍ちゃんはいつも清々しい。記者の質問にてきぱきと答え、背を伸ばし相手の顔をしっかりみて話す。31歳の引退は早いなぁと誰しも思うが、デビューしてすでに15年、身も心も疲れてしまったのだろう。ゴルフというスポーツは技術の上にハードなメンタルテクニックを必要とする。きっと両方とも使い果たしてしまったのだろう。世界第1位だったメキシコロレーナ・オチョア選手の引退も29歳だった。

f:id:radio123:20170530005913p:image:w360:left
❖ スポーツ界にあって、一時代を築き尊敬されたスポーツマン、スポーツレディは多く存在する。しかしゴルフの世界ではそう多くない。戦前の赤星兄弟、宮本留吉、中村寅吉、戦後は何と言っても尾崎将司青木功中島常幸だろうか。女性では樋口久子岡本綾子不動裕理など。その後を担って、日本の女子ゴルフ界をけん引してきたのが宮里藍である。その戦歴や功績はマスメディアに譲ることにしよう。


❖ 宮里藍選手の素晴らしさは、やはりゴルフを通して築き上げた人間性ではないだろうか。今回の引退表明の記者会見で、NHKはじめ多くのTレビ局、新聞社、雑誌などのメディアがこぞって取り上げた理由は、彼女の戦歴だけではなかろう。また、日本の女子ゴルフ界をけん引してきたという理由だけでもなかろうと思う。

❖ ゴルフは審判員のいないスポーツだ。自分で判定せねばならない。またルール規定の第1章にエチケットが取り上げられているのもゴルフだけである。スポーツとして強いだけでは通らない世界なのだ。このゴルフ生活が一般社会生活に即通ずるところにゴルフというスポーツの尊重される所以である。言い換えるとゴルフプレイは、人間の価値、人間として評価される社会生活の姿勢がそのまま現れるのだ。

❖ 宮里藍選手は日本でも海外でのゴルフプレイもゴルフ以外の姿勢も非常に高く評価されてきた人である。因みに今回の引退に寄せてアメリカのLPGAのコミッショナー、マイク・ワンがメッセージを寄せているので触れてみよう。「・・・この世の中で彼女より素晴らしい人はいないと思う。すべての人に対して敬意を示し、ファンや私のスタッフに対しても暖かかった。彼女のような全てを兼ね備えている人はそれほどいないと感じている・・・。感謝しています。」

❖ 記者会見の最後に挨拶には、彼女の人々への深い感謝の気持ちが表れていて、感動を覚えた人も多かろう。ゴルフから学んだ彼女の姿勢が漂っている印象を受けた。これからの人生を、ゴルフというスポーツが社会全般に認められるように、そしてゴルフから多くの生き方を学ぶことができることを、全国の若い人々に広め導いていっていただきたいと思う。