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三輪令子ブログ Into the woods 森の中へ このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017-10-19

[]帯ドラマ「トットちゃん」 11:06 帯ドラマ「トットちゃん」を含むブックマーク 帯ドラマ「トットちゃん」のブックマークコメント

駅前でテキ屋(要するに寅さん)のような男が木の皮を売っている。

慣れた口上で結構、売れている。

これを噛んで、苦かったら病気、苦くなければ大丈夫。

「自分が病気かどうかがわかる木の皮」

学校へ行く途中、トットは、どうしてもこれがほしくなる。

トモエ学園に着くと、トットは事情を説明して校長先生に20銭貸してほしいという。

家に帰ってママから20銭もらって必ず返すからと。

校長先生は迷いもなく笑顔でトットにお金を渡す。そして、

「買って来たら先生にも噛ませてくれよ」

そして買って来た木の皮を、トットは一番に校長先生に噛ませる。

木の皮は「味がしない」という校長先生に安堵するトット

自分が齧ることも忘れ、教室のみんなにも噛ませると言うトットに、

「君は本当にいい子だな」

トットの頭に手を置く。

テレビ朝日で10月2日から放送している帯ドラマ「トットちゃん」の12話イントロ。

何とも微笑ましいエピソードである。

自分が校長の立場だったら、どうしただろう…?

子どもが目を輝かせてほしがる物を、冷たく「NO」とは言えないかもしれない。

買えば納得するだろう、とあきらめてお金を渡すかもしれない。しかし、

「買って来たら先生にも噛ませてね」

とは絶対に言えない。(そこまでのサービス精神はない)

さすが、「窓際のトットちゃん」に登場するトモエ学園の校長、小林宗作先生である。

なぜ、あんな詐欺まがいのことに手を貸すのか、と不信がる三輪先生(女教諭)に、

「興味をもったことを試してみることが大事なんだよ。騙されたことは、その後ゆっくり気づけばいい」

こんな教育者…今、何処にいるだろう。

私も娘達を小学校に入学させた。

そこは…横に一列並びの教育。

はみ出す生徒は弾かれる。

子どもらしく」「個性」…とは真逆だと感じさせられた。

初回から見ているが、凄い帯ドラマである。

小学生以上の日本人なら、おそらく知らない人はいないであろう国民的女優、黒柳徹子

日本のテレビ女優第一号にして、トーク番組「徹子の部屋」は40年以上の10000回越え。

著書「窓際のトットちゃん」は戦後最大のベストセラー

玉ねぎ頭をトレードマークに、喜劇女優としてユニセフ大使としても活動を続ける。

以前にもブログで書いたが、

黒柳徹子の前に黒柳徹子なし

黒柳徹子の後に黒柳徹子なし

である。

そんな黒柳徹子の怒涛のような半生を描いた帯ドラマらしい。

脚本は大御所、大石静テーマ曲「トモエ学園」福山雅治が歌う。黒柳のオファーで作ったらしい。

私は、黒柳徹子よりも母親の黒柳朝(ちょう)さんのファンで、ブログにも書いた。

http://d.hatena.ne.jp/rennren/20170223#1487845080

そして、このドラマは、黒柳徹子の誕生前、徹子の父、守綱と母、朝の出会いから描かれていた。

バイオリニストの父、守綱と北海道の医者の一人娘(医者と結婚して病院を継ぐ)で、東京の音大に通っていた母、朝。

お互いにほとんど一目惚れ…(見合いを断った)朝は父親から勘当される。

この二人が結婚して生まれた第一子が黒柳徹子

父親も母親も…誠に型破りで、さすが、黒柳徹子の源泉である(笑)

ちなみに、「徹子」という名は、

父、守綱が誕生するのは男と決めてかかり、「徹」と命名していた。

それが、生まれたのは女児で、仕方なく(?)「徹」「子」をつけたものらしい。

この父親も…個性の塊である。

放送は月〜金、午後12:30〜12:50。「徹子の部屋」の次に放送される。(BS朝日で再放送、7:40〜8:00)

2017-10-09

[]花筐(はながたみ)(4) 22:17 花筐(はながたみ)(4)を含むブックマーク 花筐(はながたみ)(4)のブックマークコメント

10月3日午後1時、渋谷

12月16日公開の「花筐」マスコミ試写に行く。

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桂先生からいただいた試写状もって受付に行くが、先生の知り合いはおらず、何も言われなかった。

試写状の宛名桂千穂が女名だったから、私が「桂千穂」だと思われたらしい。

そう思うと、少しおかしかった。

試写会は今日だけではなく、前にも後にもあるのだが、試写室はほぼ満席だった。

映画が始まる。

大林宣彦作品」のテロップ――

――

――

――

映画が終わり、私は「今、試写が終わりました」と先生に電話して桂宅に向かう。

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書斎で先生と向き合い、お茶を飲む。

『花筐』観て来ました」

と、桂先生…開口一番、何と言われたかというと…

「わからなかったでしょう」

「はい………」

先生、凄い。私の意を一言で表現された。そう、「わからなかった」のだ。

「なんか…全編、コマーシャルみたいで」

「だってあの人、CFディレクターだったんだから」

「そりゃそうなんですけど…私、ついていけませんでした」

「そうですか」

CFを思わせる映像は、大林監督のデビュー作「HOUSE」にもあったが、ついていけないことはなかった。寧ろ、それが生かされていた。

「一番不満だったのがキャスティングで、あの『花筐』の原作は、17、8の少年少女の、むせ返るような若さが匂い立つような世界だと思うんです。それを、主人公の窪塚俊介に満島慎之介、長塚圭史に至っては40歳過ぎてますよ!それが学生なんて…。酒とか煙草とか言っても…初々しさのかけらもない。若い少年だから男色も美しいけど…」

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若さ…青臭いような、初々しい若さ…。幼さを過ぎた、ほんのりと色気を感じさせる若さ…というものがある。

萌え出る前の兆しのような…美しさ。

20代ではない、十代の美しさ…。例えば、前回ブログで予告編を紹介した「廃市」の小林聡美1984年公開だから撮影時には18くらいだろうか?現在52歳、年齢を感じさせないが、やはり、「廃市」の初々しい美しさには目を見張らされる。そんな十代の美しさが、「花筐」の原作には描かれていた。

しかし、オランダ帰り帰国子女、叔母で未亡人常盤貴子の館に居候する学生、俊彦役の窪塚俊介は35歳、俊彦が憧れるアポロ神のような鵜飼を演じる満島慎之介は28歳。

虚無僧のような吉良を演じる長塚圭史に至っては42歳である。ちなみに、常盤貴子演じる叔母は原作では25歳だが、常盤貴子は45歳である。

窪塚俊介が初めて煙草を吸ってむせるなど、白けるだけであった。また、俊彦が鵜飼の吸った煙草の吸殻を大切にとっておくのも…( ;∀;)

窪塚が満島に、「僕のこと『俊彦』って呼んでくれたね」と喜ぶのも……

演劇の世界ならありえるが、映画の世界で成立するのだろうか…?

「あなたは映画のこと何もわかってない。昔(――略――)で上原謙が40くらいで学生の役やってましたよ」

「それは…上原謙だから…」

ではないのだろうか?

窪塚俊介と満島慎之介が、全裸で馬にまたがってるんですよ。で、二人が馬から降りて背中向けてお尻並べて…びっくりしました」

「そんなシーンがあったんですか?」

「ありました」

「…よっぽど面白くなかったんだなぁ」

「……………」

十代の、それこそ美しい尻の青い少年が全裸で馬を走らせ、裸の尻を並べれば…

美しい…

と思うかもしれない。が、

美しい35歳と28歳が全裸で馬を走らせ、裸の尻を並べたら…

なんで……?

と思わないだろうか???

「先生、試写室、満席でした」

「そうなんです。すごく評価が高いんです!」

「ホントですか?」

「本当です」

「花筐」の映画化は、大林監督の「終生の夢」であったという。末期ガンと闘いながら「終生の夢」を実現した監督に、「映画の悪口言えないよね」ということでもなかろう。

わからないが、私だけでなく桂先生もこの映画を評価しなかったということに、しばし安堵した。

カツラーカツラー 2017/10/15 10:32 うーん(^_^;)なんか複雑ですね。この映画観たいような観たくないような…。変わったシーンが多々あるというのは興味そそられるけど…。ちなみに昨日、伸作のエイリアンを観てきました。

rennrenrennren 2017/10/16 16:42 カツラー様
試写会(連日)満席になるほど評判も良いのですし、仮にも「カツラー」を名乗られるなら、観に行くべきでは…(^^♪

カツラーカツラー 2017/10/16 17:22 観に行きます!!!

rennrenrennren 2017/10/17 11:19 カツラー様
さすが!!!
ご本人の目で確かめてください(^◇^)

2017-09-28

[]花筐(はながたみ)(3) 20:47 花筐(はながたみ)(3)を含むブックマーク 花筐(はながたみ)(3)のブックマークコメント

先生から映画「花筐」試写会の招待状をいただいた。

「宛名が『桂千穂』ですけど大丈夫ですか?」

と聞くと、

「『桂千穂の弟子です』って言えば断れないでしょう」

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お〜っ!

先生、もうずっと、

「僕に弟子はいません」

と頑固に言われていたのである。(だから、あなたも弟子じゃありません)

これも、先生のこだわり、ダンディズムのような。

先生を慕う人、原稿読んでください、と持って来る人はゴマンといるが…。

弟子とは認めないらしい。

桂千穂」から弟子と認めて貰えた。

ちょっと、嬉しい。(密かに喜ぶ)

試写会は9月14日から11月27日まで何度かあり、25日に行ってブログ更新しようと思っていたが、

急な締め切りが入った。次は10月3日なので、その日を予定している。

それまでのつなぎをどうするか、考えた。で、

先生にちょっと、この脚本についてインタビューすることにした。(原作も読んだし、大林監督のドキュメンタリー映画作家 大林宣彦の遺言」も見た)

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昨日、先生宅を訪れる。

「40年前、『これをやりたい』と大林監督から『花筐』の原作を渡されたんですか?」

「渡されなくても本屋に行けばあるでしょう」

「…そうですね。で、お読みになってどうでしした?」

「そんなの覚えてませんよ」

「そりゃそうですね。なんでも、三島由紀夫がこれを読んで、小説家を志したとか」

「そうなんですか?」

「…と大林監督は言ってます」

「そうですか。三島由紀夫は大好きです」

「原作読むと、確かに三島っぽいですよね?生活感なくて男色もあって…」

「そうかもしれませんね」

「先生、あの…映画脚本のクレジットが、大林宣彦 桂千穂で大林さんが先なんですけど…」

「そんなこと、どうでもいいじゃないですか!?」

「そうでしょうか…?あの、初稿は大林さんがお書きになったんですか?」

「(怒)そんなはずないでしょう!」

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「…でもなんか…ドキュメント見てると、原作に惚れ込んだ大林さんが映画シナリオの初稿書いたようなニュアンスもあって」

「書けるわけないじゃありませんか!?CFディレクターだったんですよ!」

確かに。今や、大林宣彦と言えば日本映画を代表する映画監督だが、40年前は…

映画監督として)素人

「映画「花筐」は原作にはない戦争が扱われていますが…」

「そうですね」

「先生の脚本には…?」

「僕は書いていません」

「では、そこは大林監督が…」

「そうですね」

「その(大林監督が戦争を盛り込んだ)脚本は先生はお読みになったんですか?」

「読んでいません」

聞くところによると、先生が当時、CFディレクターだった大林宣彦から「花筐」のシナリオを依頼され、書いた。

それは流れて、「HOUSE」が映画化された。

「花筐」は(ギャラは受け取り)そのまま…。

40年の歳月の中で桂先生は「花筐」のシナリオは雲散霧消し、大林監督が保持していたからこそ、映画化が実現した。

大林宣彦の執念。

そこに全く立ち入らない、桂先生の潔(いさぎよ)さ…。

カッコイイ、と思う。

桂千穂80本目の映画」

である。

80本書いた映画脚本家なんて、なかなかいませんよ」

確かに。なのに、この先生…

偉ぶったところがない。

大人の狡さもなく、少年のようである。

88歳を迎えて…

「何もかも、面倒くさい」

らしいが…。

最後に、大林宣彦監督、桂千穂脚本による映画「廃市」(1984)の予告編

https://www.youtube.com/watch?v=0HM8kw3eCjI

カツラーカツラー 2017/10/02 20:43 三輪様
インタビュー、お疲れ様でした。そして弟子として認知されたことおめでとうございます。「宴のあと」も映画化されれば…なんて、考えても切なくなるだけですよね

rennrenrennren 2017/10/03 08:02 カツラー様
「シナリオ」7月号に掲載された(三島由紀夫原作)「宴のあと」、私も読みました。面白かったですね〜!(熊井啓監督、未映画化シナリオとして掲載)「もしこの脚本が晴れて映画になっていれば世間のカツラチホに対する評価はもう少し違っていたのではないか」と「寄せ書き」にありましたね。熊井啓をして「完璧なホン」と言わしめたシナリオ…。全く、日活ロマンポルノから「ふたり」「あした」「廃市」…などの大林映画、「アイコ16歳」「俗物図鑑」…「福沢諭吉」もありましたね。先生の芸域の広さ…(笑)…に改めて脱帽です。80本はダテじゃないヾ(≧▽≦)ノ

2017-09-18

[]花筐(はながたみ)(2) 23:05 花筐(はながたみ)(2)を含むブックマーク 花筐(はながたみ)(2)のブックマークコメント

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先生の新著…。評判いいらしい!

さて、この映画「花筐」。原作は壇一雄、1937年の作。この年、壇一雄日中戦争の勃発で召集されている。

25歳。「最後の無頼派」とも呼ばれる壇だが、この「無頼」の裏には切実な戦争経験があるようだ。

少年時代に「花筐」を読んだ三島由紀夫は大きな影響を受けたという。

図書館で予約して、原作「花筐」を読んだ。40年前、脚本化に向けて、この原作を桂先生が読んだのだ、と思うと、感慨深いものがあった。

ストーリーは…

アムステルダムからの帰国子女の少年、榊原は、海辺の小さな町のカトリック系大学予備校入学する。

始業日の授業中に堂々と教室を後にした鵜飼と吉良を本能的に追いかけてしまった榊原は、入学早々にして学生生活からドロップアウトする。

やがて、鵜飼や吉良の無軌道で自暴自棄の生活に触れることで榊原は、かつてないほどの精神的自由を得たように錯覚してゆく。

個人的には、幻想的な竹宮恵子の世界。尾崎豊「15の夜」という説もあった。

大林監督は40年前、「花筐」の映画化を思い立った。能古島福岡市)で静養中の檀氏を訪ねている。檀氏が亡くなり、映画化の話はいったん消え、当時、CFディレクターだった大林監督の劇場映画デビューは、

桂千穂脚本による「HOUSE」となった。

これについては、過去ブログを参照願いたい。(桂先生と大林信彦との出会いも記されている)

http://d.hatena.ne.jp/rennren/20140527#1401201867

またこの映画、大林監督が末期がんを宣告(余命半年)され、抗がん剤治療を受けながらの撮影だったらしい。

これについては、ETV特集、「映画作家 大林宣彦の遺言」https://www.dailymotion.com/video/x5z8ygs(CM後)

カツラーカツラー 2017/09/19 22:15 三輪様
桂先生の新刊、いつの間にか出版されていたとは知らなかったです。いつもながら「イタダキ」とはものは言いようです。僕は「換骨奪胎の妙」と自分に言い聞かせています。

rennrenrennren 2017/09/21 17:30 カツラー様
「桂千穂のシナリオは全部盗作です」――師匠白坂依志夫氏の台詞でこの本、始まっているんです。
まぁ、構成をいただく、登場人物、エピソード、ムード…といったことまで「イタダキ」というなら、普通に言う「盗作」や「パクリ」とはだいぶ違いますね。逆に、教養があるから「イタダキ」が出来る。若い頃、浴びるほど映画を観て本を読んだ経験が、「桂千穂」を脚本家にしたのでしょう。

カツラーカツラー 2017/09/23 20:49 さすが、良いことを言ってくださる!!!!僕も桂先生に色紙に座右の銘をお願いしたことがあるんです。そしたら「シナリオは盗作の結晶である」と書いてくださったんですぅ(>ω<)

rennrenrennren 2017/09/26 12:56 カツラー様
大林監督との出会いも、好きな映画が同じだったとか、長谷部監督との打ち合わせでも、凄いマニアックな映画をお互い知ってたとかでBINGO〜ヾ(≧▽≦)ノテンション上がりますよね。
逆に、相手の言った映画を知らないと…(-_-メ)だそうです。
一方で、私には「戯曲(舞台台本)を読みなさい」を執拗に言われます。「好きな戯曲を徹底的に読んで書き写すまでしなさい。僕は『人形の家』書き写しましたよ」などと。
そう言えば昔、故石堂淑朗さんから、「『ハムレット』を暗唱出来るまで読みなさい」と言われたことがありました。蓄積、努力…ですね。

2017-09-09

[]花筐(はながたみ)(1) 02:34 花筐(はながたみ)(1)を含むブックマーク 花筐(はながたみ)(1)のブックマークコメント

このブログではお馴染みの脚本家桂千穂…先生。

知り合ったのは、私がシナリオ作家協会主催のシナリオ講座に通っていた頃だから、相当な昔である。

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あれから、コンクール受賞を機にライターデビューし、結婚し、母親ともなった。

私もええ年になったが、先生は先月27日で88歳になられたという。

88歳、米寿である。

若い頃には、「年寄り」といっても、白髪になり皺が増えて腰が曲がる…くらいしか想像できなかったけれど、

今では、老いる」ということが、どういうことだが、リアルにわかる。

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それは、

今までできていたことができなくなる、という身体の衰えであり、

(自分が元気だとしても)周囲が病み、亡くなっていくという現実であり、

家族や社会から「必要」とされなくなるという寂しさ、

夢や希望がなくなり、「死」がどっしりと目の前に腰を据える

…ということではあるまいか。

「人生80年」

と言われるのが、わかるようになった。

元気な老人(80歳以上)もいるが、それはごくわずかで、大方の老人は表には出ない。

そのわずかな、元気な老人も、時とともに、間違いなく消え去る。

世は無情である。

そんなわけで、88歳で、

(一人で)歩ける。

(好きなもの)食べられる。

仕事して本出してる。

誰の世話にもなっていない。

という桂先生は、凄いなぁ…と思う。

Wikipediaによると、

(略)シナリオ作家として全然芽が出ないことに焦りを感じた桂は、本人いわく「やけっぱちに」なって、シナリオ作家協会が主宰する1971年昭和46年)の第21回新人シナリオコンクールに『血と薔薇は暗闇のうた』を応募し、入選を果たした。この脚本は真っ黒な原稿用紙に白インクで書かれ、桂千穂という女性名義で、知人の女性の写真と「昭和22年1947年釧路市出身の24歳(応募当時の年齢)。聖霊女子学園大学卒業、敬愛する三島由紀夫さんに読んでもらいたくてこのシナリオを書いたが、(前年の1970年三島が割腹自殺をとげたため)読んでいただけないのが残念」というデタラメのプロフィールを添えて応募されたものだった。入選後に経歴と性別の詐称が発覚して騒動となるが、シナリオ作家協会所属の八木保太郎や、八住利雄橋本忍などのベテランライターが擁護して収束する。

桂千穂」をよく知る私でも読み流せない経歴である。(知ってはいても、改めて読むと…( ;∀;))

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入選当時、桂先生42歳。それが今や…故新藤兼人氏の後を継いで、シナリオ作家協会、シナリオ講座の学長である。

そして、今年、12月16日、先生の(脚本した)80本目の映画が公開される。

大林宣彦監督、壇一雄原作、

「花筐」(はながたみ)

40年前に書かれた脚本である。

取り敢えず、予告編

http://hanagatami-movie.jp/

カツラーカツラー 2017/09/17 23:30 久々の桂先生ネタ、心が踊りますぅ。橋本忍先生も90越して今でもご健在なんですよね。確か…。映画「花筐」は是非劇場で観たいです。

rennrenrennren 2017/09/18 21:34 カツラー様
お待ち申し上げておりました(^^♪
そうか…橋本忍御大がおられましたね。桂先生、白坂氏が亡くなられて、「もう、誰も残っていない」とか言われます。「花筐」公開も、部屋にポスター貼るとかしてもいいのに、試写会の案内状がテーブルにあっただけ。(先生はもうゼロ号試写ご覧になっているので)見つけた私は、それを貰い受けることが出来ました。やった(^_-)-☆

お気軽にご連絡ください reikomiwa@gmail.com