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640PLUS跡地(記事保管庫) このページをアンテナに追加 RSSフィード

2012-09-02

[]一夜が明けてまた夜が来て(訳:賢者タイム

やめると宣言したものを宣言どおりにやめたのですっきりしました。

すっきりして賢者タイム的な心境になったところで、いま、プチ呆然としています。


前日の記事を読み直すと、俺はこう書いています。


そもそも2ちゃんねる独身男性板の「640の帰還を待つスレ」シリーズのスレ落ち終了にともないそこから派生した当ブログとtwitterのアカウントも一緒に終わろうというだけの話


そうか。

俺、とにかく「手続き」的な気持ちでtwitterとブログやめる気満々だったんだなあ。昨日まで。


たとえるなら、役所とかに何かの手続きの書類書いて揃えてハンコ押して期日までに持ってって受理されて認可下りてそこまできて「いやーとりあえず出すもの出せてよかったわー」という感じに近い。


だから冒頭の「すっきりしました」という話も、正確に書けば

「『なぜ自分のスレが終わった時点でやめようと思っていたか』についてはもう忘れたけどとにかくずいぶん前からやめると決めていたからそのときの自分との約束をひとまず果たしたからすっきりしました」。


実際、スレが落ちてからは「やめるぞ!自分が決めた期日までに全部やめるぞ!」ということばかり考えていました。


だからtwitterのアカウントを閉じる前後に、たくさんのお別れの言葉に混じってtwitterをやめることを思いとどまってほしい旨のメッセージをいただいたときも、そのような反応をもらうこと自体、ほとんど想定していませんでした、いやほんとに。*1


前回の記事ではそれらへの感謝や反省の言葉を書きましたが、内心は先に「そんなバカな」とか「うわーまいったなあ」という感じでした。

そして、そういった外からの声を押し切ってまでやめたい理由があったわけではないのに、頭がそういう「そもそも」の部分にまったく回っていませんでした。…ここ何ヶ月は何事もずっとそうでしたが…


しかも、じゃあいざまたtwitterをはじめようとするなら、以前フォローしてた方をいちいち探さにゃならんし、自己紹介をしなおすのもめんどいし。ブログだってわざわざ変えるようなものでもなし…


…めんどくさいなあ…


書いてるうちに眠くなってきたのでこの辺で一度切って寝ます。


この調子だと感動の最終回を裏切って何事もなかったようにけろっと復活しそうです。皆様に呆れられる…あああ。もういい。それはもうしょうがない。あああ。フォロワーさんの注目を半端に集めてかまってもらった挙句何やってんのという感じですがとにかくとりあえず今日のところは寝ます。

*1:それにしても多かった。念のため直接メンションではないけど「640さん」でツイート検索かけたらさらにえらい数に…社交辞令もたくさん入っていたでしょうが、それにしても多い。誰か裏で手を回したんじゃないかアレは。…それにしても、この手のエゴサーチは自分でやっててすごく恥ずかしい。と言いながら普段からたまにやるけどな!さあみんなもれっつ一人羞恥プレイ

2012-09-01

[]というわけでおさらばです。&連絡事項もろもろ

書いているうちにまただらだら長くなりましたので、とりあえず当ブログ読者の皆様向け連絡事項を先に。


  • twitterアカウント「@retuner640」の全ツイートログは http://twilog.org/retuner640 にあります。twitter側のアカウントを削除しても、twilog側で特別に削除設定をしないかぎりログは残るそうです。需要は少なそうですが、過去のネタ探しやアラ探しをしたい方はどうぞ。
  • メールアドレス retuner640@gmail.com はこのまま残ります。ので個人的なご連絡は以後こちらでどうぞ。というかこのアドレスでいくつかwebサービスに登録してしまっていることもあり、設定変更がめんd…
  • 当ブログについては当初閉鎖を考えていましたが、他サイトからのリンクやブックマーク、いただいたコメントなどの多い記事(のうち比較的健全さを残す記事…というのも酷い言い方ですが)については、当面、ブログを保管庫的位置づけにして残すことにしました。逆に言えば、日記などのカテゴリは暇を見て消していきます。むしろばんばん消す。黒歴史的な意味で(今更の悪あがき)

連絡事項は以上です。


…では、以下蛇足のはずの本文です。


先週の記事のとおり、マイフェイバリット棋士こと藤井猛九段が挑戦していた第60期王位戦七番勝負もついに終わりました。

そして本シリーズの終了にともない、私も以前宣言していたとおりに、当ブログおよびtwitterのアカウントを閉鎖します。


念のためもう一度閉鎖に至る経緯をだらだらと書いておくと、そもそも2ちゃんねる独身男性板の「640の帰還を待つスレ」シリーズのスレ落ち終了にともないそこから派生した当ブログとtwitterのアカウントも一緒に終わろうというだけの話だったのがちょうど私が応援している棋士の藤井九段が王位挑戦中だったのでせっかくだからtwitter上で将棋クラスタの皆様とわーいふじいせんせーぎゃーふじいせんせーがんばれふじいせんせー!などと盛り上がってから終わろうということにしたのです自分の中で。そして終わりました王位戦が。


というわけで王位戦全日程が終了したその日のうちに、とりあえずtwitterの自己紹介欄に「8月31日にアカウント終わります」と書いておいたのですが、…その当日になって仕事が立て込み深夜に及び、結局まともにtwitterに触れぬまま寝落ち

翌日になりようやくタイムラインと自分宛のメンションを見ると、前日深夜、まさにいま日付が変わる!という時間帯に集中して、将棋クラスタのフォロワーの方々から、普段見たことのない数のお悔やmもといお別れのご挨拶をいただいており、…たいへんありがとうございます。

一日空いてしまったことでむしろ皆さんからのお別れの言葉をじっくり読む時間がもてたという意味では、きっちり約束どおりにアカウント閉じなくてよかったのかもしれません。


これらのメンションを読んでいると、自分としては過分なお言葉をいただいているなと思うことが多く、してみると、去っていく当の私のほうは、そのことをずいぶんと簡単に考えていたのだな、本当に自分のことだけ考えていたのだな、と思っているところです。…もっとも、最初からそのためのアカウントだったはずなのですが。最初は。





…まあ、とにかく、これからはネット上では640の名を捨て過去を捨て、うだつのあがらねえしみったれた独身男どもや古臭い木っ端遊びに熱中するオタクどもから離れ、選ばれし男女と約束の楽園でキャッキャウフフする予定はまったくなくとりあえずリアルの生活に淡々と集中します。あとすみませんネタのためとはいえ今酷い言い方しました本意とはまったく異なりますすみません言ってみたかったんですがとにかくすみませんそしてこれだけ言っといて全部自分への大ブーメランでうごがああ!ぼがらあああ!


ここまで書いて我ながら「あれブログ最後の記事ってこういうのでいいのか?ていうかもっとあるだろうテンプレ的なアレが?」と疑問が出てきましたが、しかしうっかりするとしんみり妙なことを書き出してしまいどうしようもないので、この辺で無理やり〆たいと思います。


あと、そうだ、帰還スレもブログもtwitterもとても楽しかったです。

それぞれの場でお会いした皆様、お付き合いいただきありがとうございました。

これだけは書いておかないとでした。


ではでは、ここまでご愛読いただきありがとうございました。

またどこかでお会いしましょう。

2012-08-24

[]第53期王位戦七番勝負終了。羽生先生防衛おめでとうございます。藤井先生おつかれさまでした。

題名の通り。以下とりとめなく書く。


8月22〜23日に徳島県でおこなわれた第五局、1勝3敗で後のない後手・藤井猛九段はご存知伝家の宝刀「四間飛車藤井システム」を志向し、先手・羽生善治王位がこれを居飛車急戦5五角型で迎え撃つ展開に。


後手番藤井システムは、6四歩を狙う先手の5五角に対し、美濃囲いの7二銀を6三にあがって受ける定跡が採用されることが多いように思う。そして、この美濃囲いが崩れた状態のまま開戦を迎えることもまた多い。

この美濃囲い崩れ=5二金6一金6二玉6三銀という囲いは、個人的には居飛車側の舟囲いよりも弱く見える。つまり一般的な四間飛車対居飛車急戦での振り飛車のアドバンテージ(居飛車側より囲いが堅い→捌きあいに強い)がないわけで、振り飛車側が大変なイメージがあった。


が、その後手番藤井システムでも勝っているのが今の藤井九段だ。王位戦挑決であの渡辺竜王を破ったのもこの後手番システムなのだといえば、カド番を迎えた大一番でこの戦法を出してきたとしても、ファンの一人としては不安などなく、大いに期待して観戦していたものだ。…スリル感は満載だったが。


本譜は羽生王位の新手1六角からやや居飛車ペースのようだった。

後手は9九馬成から攻め続け、終盤にはチャンスありやと思われるシーンもあったが、先手が後手の攻撃を余しながら、最後は二枚の竜を切ってから後手を即詰みに討ち取った。


かくして4勝1敗で羽生王位防衛。

全局藤井九段の独創的な将棋を真っ向から迎え撃っての防衛はお見事で、特に紙一重の差を丁寧に広げ、勝勢に至ってから逆転をまったく許さず勝ち切る姿は、さすが、やはり強い、としか言いようがなく…。おめでとうございました。


藤井九段はこのシリーズで1勝をあげたことで、対羽生戦の長い連敗から脱出し、他局も敗れはしたものの全局において「藤井システム」と「角交換四間飛車」という独自戦法を存分に振り回し、本シリーズを大いに盛り上げた。

聞けば現地解説会は毎局満員超過御礼、ネットでも将棋関係の掲示板やtwitter将棋クラスタの多くでは毎局お祭り騒ぎだった。

自分のtwitterを開けば、タイムライン上にあふれる藤井、藤井の文字。


羽生王位ファンの方には見苦しい騒ぎ方だったかもしれず、少しだけ申し訳なく思うが、これだけ盛り上がったのはただ藤井九段が将棋を指しそれを熱狂的なファンがやみくもに持ち上げたのではなく、その相手が現代最強・最高の棋士である羽生王位相手だったからだと、やや苦しいかもしれない弁解と感謝をこの場でこっそりと申し上げたい。


それで思い出したことがあるので、またとりとめはないのだが少し書いておく。


2010年に藤井九段自身久しぶりのタイトル挑戦となった第58期王座戦において、角交換四間飛車は、その採用率と勝率とを比較すると、まだエース戦法とは言いがたい印象があった。


第一局をこの角交換四間飛車で敗れ、そして藤井システムに替わる新エースと期待された藤井流矢倉で第二局に敗れたあと、藤井九段は第三局で飛車先不突型角交換中飛車とでも呼ぶべき(正式な名称は知らない)珍しい戦法を採用した。そして善戦をみたが力尽き敗れた。*1


勝者である羽生王座(当時)には「難しい戦い」と評されたものの、しかし観戦していた自分の中には、「やはり羽生先生相手に通用する戦法はまだ…」という気持ちが沸くことが、正直あった。


だが藤井九段は、居飛車党からも評判のよかった藤井流矢倉をある時から降板させ、しかし必ずしも評価の高くない角交換四間飛車はこつこつと磨き続けた。

後手番だけでなく先手番でも積極的に指し、優勢を重ね、勝ちを重ね、定跡を進化させ、自身においては順位戦の二度の降級にもくじけず、この大舞台に再び登板させるまでに成長させたのだ。


これだけでも感無量なのに、その隣には、復活した初代にして栄光のエース戦法、藤井システムが!


ところで、俺は、勝又清和六段著「最新戦法の話 (最強将棋21)」のなかで描かれた藤井システムの栄光と、これを居飛車党に解析され尽くした後の、藤井九段をはじめとしたシステム使いの奮闘・苦闘の歴史を読むたび、彼らに敬意を感じ涙が流れるという、控えめに言っても奇癖の持ち主である。

そんな戦法がまた藤井九段自身の手で指され、そして挑戦者決定戦で渡辺竜王を破り、本局でも登場したとき、俺はもう、その、


…こっから長くなりそうなのでやめておく。



とにかく、とにかく、そういうわけで今期王位戦はとても面白い、楽しい、見応えのあるシリーズだった。


改めて羽生王位、藤井九段におかれましては、たいへんおつかれさまでした、素晴らしい将棋をありがとうございました。


そしてシリーズ開催中継に尽力された主催者関係者の皆様、応援された将棋ファンの皆様にもおつかれさまでした、ありがとうございました。

本シリーズは対局者カメラ付のPC中継、どこでも観戦できるモバイル中継にくわえ、現地以外の解説会も充実しており、非常に快適な観戦環境でした(無かったのは最近のタイトル戦でおなじみになった「ニコニコ生中継」くらいでしょうか。次回ではこれも検討してただけると幸いです)


私は、藤井先生が激戦の疲れを癒され、また将棋を指し、勝ちを重ね、再びこのタイトル戦の舞台に登場されることを期待し、引き続き応援を続けたいと思います。──そして願わくば、その対戦相手のなかに羽生先生との対局が含まれていますように。




なお、今回の王位戦情報は、藤井九段サイドからは公認応援サイト『鰻屋本舗』さんが充実しており、リアルタイム観戦ができなかった方、本シリーズにあとから興味がわいた方などが情報を後追いされる場合にもお勧めです。

そしてご観戦のあとは、鰻屋本舗さんのメイン掲示板に感想など書いていただけると、藤井先生もご覧になっているとのこと、きっと励みにしていただけるのではと思います。

感想の書き込みに棋力の高低は関係ありません、また一行でもかまいませんので、ぜひ書き込んでみてください。


☆王位戦中継サイト(PC版)http://live.shogi.or.jp/oui/

☆藤井猛九段公認応援サイト『鰻屋本舗』 http://fujii-system.com/

☆『鰻屋本舗』内第53期王位戦七番勝負特設ページ http://fujii-system.com/53oui/

☆『鰻屋本舗』内メイン掲示板 http://fujii-system.com/bbs/fujiibbs.cgi

*1:…それにしても「善戦」とは敗局につける言葉だなあと書きながら改めて思う。