地震の前兆
東日本大震災の発生から、早一年以上が経過した。
阪神大震災の時もそうだったが、予想どうり、地震の前兆現象が今回も各方面から寄せられているそうだ。
ネズミやカラス、ナマズなどの異常行動を始め、カニや魚、農作物の異常収穫や不作など、地震の規模が大きかっただけに反響は大きい。
しかし、地震を予知するにしては、どれも決め手に欠けるのが何とも歯がゆい。
そんな中、東北大などの研究グループから、実用化への糸口につながりそうな報告があったという。
ラドンガスは、ウラン鉱石から常に放たれているガスだが、地震発生が近づくにつれてこのガスの濃度が異常に上昇し、発生直前には急減するのだという。
このことは、阪神大震災の際にもみられた現象であり、ラドンガスの濃度を定点観測することで、地震予知につなげることも可能となる。
幸いなことに、ラドンガスの濃度はすでに配備されているモニタリングポスト(放射能測定設備)でも計測できるらしく、データの収集・分析システムが確立すれば、早速ながら前兆を捕らえるヒントにはなり得るか。
発送電分離
原子力発電の危うさが次々と露呈され、自然エネルギーの普及を訴える声が日増しに大きくなっている。
この自然エネルギーの普及の決め手となるといわれているのが、発送電分離である。
電力会社の送電部門を独立させ、電力会社は電力供給のみを行い、新規参入会社も自由に送電網を使えるようにするという仕組みである。
日本ではあまりなじみが無い形態だが、アメリカのテキサス州ではすでに実施されており、送電網を電力会社が独占していたころと比べると、電力の供給を担う会社が60社に増えたという。
これにより自然エネルギーの普及が飛躍的に進み、テキサス全体に占める自然エネルギーの比率が、一気に9%にまで高まったというから驚きだ。
電力の供給サイドが分散すると安定供給の面で不安が残るのは事実だが、エネルギーの将来設計を見据えた場合、発送電分離の考え方は避けて通れないだろう。
豚しゃぶサラダで夏を乗り切る
また暑い夏がやってきますが、夏バテ対策は抜かりありませんか。
私はこの時期、特にビタミンB1が豊富な豚肉を摂るようにしています。
ビタミンB1は疲労回復に良いといわれていますので、豚しゃぶサラダなどは清涼感があって食も進みます。
ところで、豚肉をできるだけ柔らかくしゃぶしゃぶにするコツ、ご存知ですか。
熱湯でしないで70度のお湯でしゃぶしゃぶすると、固くならずに肉の旨みをギュッと閉じ込めることができるんです。これだと冷水にさらす必要もないんですね。
70度のお湯は、いちいち温度計で測るのは面倒です。1リットルの熱湯に200ccの水を加えると70度になりますので、この割合を覚えておけばどんな分量でもOK。
夏は調理時間も手早く済ませたいですよね。
今、東京で流行しているもの
今、東京で流行っているものといえば何かわかりますか。
ファッションやヘアスタイルでもなく、タブレット型端末の話でもありません。
実は、麻疹(はしか)が流行っているようなのです。
この2週間で例年の4倍に患者が急増しています。
症状としては、38〜9度の発熱と共に、体中に発疹ができるのが特徴で、1割くらいは肺炎を併発して死亡に至るケースすらあります。
麻疹といっても罹る(かかる)のは子供だけではなく、免疫がなければ大人でも罹ります。
かつてはワクチン接種が一回でよいとされた時期がありましたので、そんな方は時間と共に免疫力がダウンしています。
なので、油断をしていると麻疹を発症してしまうのです。
大人になってからの麻疹はキツイので、小さいうちにワクチンを注射してもらいましょう。
但し、2回打つ必要がありますから、その点はご注意を。
震災で明らかになる日本の実力
日本の長きに渡る低迷が、”失われた10年”とも”失われた20年”とも言われているが、
日本の技術力が衰退してしまったわけではないようだ。
日本からの部品調達が途絶えたことでもたらされる影響が、広範囲に及んでいるのだ。
半導体の回路を焼き付けるステッパー、携帯やパソコンに使用されるBTレンジといわれる樹脂、
コンピュータのチップの元となるシリコンウェハー。これらは日本のシェアがとりわけ高いため、世界の企業が慌てている。
これ以外にも小型マイクやゴルフボールなどの高性能・高品質の製品や、LCDスクリーン、
炭素繊維、メッキ素材、フラッシュメモリなどは、様々な形で生活に組み込まれ、世界中の人々の暮らしを支えている。
日本の技術力が、世界に信任されていることを再認識できた。