龍神沼の自由帳

気が向いたら更新しますわ

蒼空の盾 内田弘樹 歴史群像新書:学研

  
 最近の著書のなかでは珍しく佐藤大輔風味が各所にでていました。良作です。最新鋭イージス艦1隻が敗色濃厚つか敗北完全折込み済みの昭和19年末に出現、日本の国土を守るために陸海軍と連携して奮戦するというお話です。零式弾を撃ちまくる防空戦艦長門が、龍神沼的にはクリティカルヒットでした。
 続巻がでるとしたら、硫黄島あたりで大和が夜間突入的な展開とかも有りそう。残念ながら信濃は、超大型復員艦ぐらいでしか出番はなさそうですね。それにしても新シリーズを次々と立ち上げるところにも佐藤大輔の影響が出ているのかなあとか、未完の帝王とか悪いところまで影響受けないで欲しい老婆心。