公務員叩きのもたらすものは— とある地方大学教職員組合のたたかい

[お話]結城剛志さん:1977年生。埼玉大学経済学部准教授、同大学教職員組合特別執行委員、前書記長。著作に『労働証券論の歴史的位相:貨幣と市場をめぐるヴィジョン』(日本評論社、2013年)、「もっと自由で、もっと平等な:ユートピア社会主義入門」(『現代思想』2009年8月号、青土社)他多数。

[日時]3月24日(日) 14時〜16時

[場所]つくば市立春日交流センター 大会議室

     (つくば市春日2-36-1 駐車場あり/つくば駅よりバスで「メディカルセンター前」下車、徒歩8分)

[資料代]500円

茨城反貧困メーデーのプレ企画、今年は公務員バッシングに焦点を当てます。●たとえば、昨年成立した臨時特例法は、大震災を理由に(口実に?)国家公務員の給与を強引に引き下げましたが、本来該当しないはずの国立大学法人独立行政法人にまでこれが押しつけられてしまいました。●国の都合で法人化されたのに、こんな時だけ役人扱い。今年は地方公務員にまで削減の手が伸びているのに、自衛隊だけは「被災地で支援したから」特別扱い!働いたのは自衛隊だけ?? ●そんな翻弄され続ける一角の、一大学教職員組合の現場からの報告です。●「貨幣」と「市場」をめぐる19世紀の論争と実践を踏査しつつ、未踏の21世紀<ユートピア社会主義>を探索する理論経済学者は、私たちの目の前にある現実をどう受けとめ、分析し、見通そうとするのか?●不安定労働者のメーデーが国家公務員を云々するなんて、スッポンの月見のようだけれど、ほんとはそうじゃありません。●叩いているのはだれ?役所も研究所もいまや1/3は非正規なのに。叩かせているのはだれ?次々めぐらされるにせの分断と対立の壁を穿ち、互いに手をのばしあうために。— われわれの本当の敵はどこだ!?

[主催]茨城反貧困メーデー実行委員会

[お問い合せ]ibarakiantipoverty@yahoo.co.jp/080-5459-9576(鈴木)