解決できない
この問題はすぐに解決できるものではなく、ゆっくりと時間をかけないと解決できないという点で非常に厄介です。なぜなら、東証1部上場銘柄と、新興市場銘柄とでは、かなり株価の動きが異なるからです。米国サブプライム問題の金融市場への圧迫が続いている。
確かに、内需株であっても、まだ株価が底値近辺にとどまっているものも多くあります。まずは、日経平均株価やTOPIXといった代表的な株価指数の動きが、必ずしも個別銘柄の値動きを忠実に反映しているのではないこと、特に新興市場の銘柄は、東証1部の銘柄とかなり値動きが異なることを知っておきましょう。また、景気、企業業績などを点検する場面も想定しておく必要があるだろうことも付け加えておきたい。そのため、特に輸出企業の業績悪化の懸念から、2007年夏以降は、「円高=日本株安」という図式が成り立っているといえます。