6月に読んだ本まとめ

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3743ページ
ナイス数:22ナイス

メジャーリーグスタジアム巡礼メジャーリーグスタジアム巡礼感想
メジャーの全30球団のホームスタジアムを写真、注目選手、注目試合などとともに紹介しています。球場の歴史、周辺のスポット、グルメ、アクセス、治安なども紹介しているので旅行の際の参考にもなります。写真は全体を俯瞰したものも含め寄せ集めたものですが、どれも美しくグラビア本としても価値があります。なるべく日本人びいきにならないような配慮も見受けられます。が、テキサスレンジャーズの注目選手がダルビッシュになっていたのは、TEXの生え抜き選手不足を感じました。いつかはメジャーを観戦したくなる一冊。
読了日:6月26日 著者:AKI猪瀬
GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)GitHub実践入門 ~Pull Requestによる開発の変革 (WEB+DB PRESS plus)感想
GitHub使って開発している会社に置いてもいい本かなとは思いました。個人的にはプルリクで見られる差分はテキストだけでなく画像や地図なども可能だというのが発見でした。しかし、CVSSVNと触ってきた身としては分散バージョン管理なのでコミットメッセージも粒度が細かくし易い(コミット毎にサーバーと通信しない)とか、ローカルブランチ・リモートブランチ等々の概念に触れていないのが残念です。とりあえず次はLearnGitBranchingやろうかと思います。
読了日:6月25日 著者:大塚弘記
声優Premium[プレミアム] (綜合ムック)声優Premium[プレミアム] (綜合ムック)感想
宮村優子インタビューでエヴァの企画が最初はOVAで、宮村→レイ、林原→ミサト、三石→アスカという配役でオーディションを受けた裏話や、近々引退すると宣言してるキングレコード大月のインタビューが面白かった。昔話だから、今だから言えるって話がもっとあってもよかった…と思ってたのだが十分裏話に感じる人も結構いるみたいなので驚き。
読了日:6月23日 著者:
大解剖 日本の銀行―メガバンクから地銀・信金・信組まで (平凡社新書)大解剖 日本の銀行―メガバンクから地銀・信金・信組まで (平凡社新書)感想
銀行に批判的な目から見た銀行入門といった趣の本。自著をそこらで参照させたりとやや我田引水的な印象はあるものの、周りの銀行員から聞いた話とそんなに遜色ない内容に思える。今は国債の利回りがマイナスになってきたので、この本に書かれている前提が大きく崩れているのだが、これから銀行、信用金庫、信用組合がどうするのか注目していく必要があると感じました。
読了日:6月20日 著者:津田倫男
自閉症とラノベの社会学自閉症とラノベの社会学感想
いろんな学術雑誌に掲載した文章を集めているせいもあるだろうが、著者が「自閉症」をどう定義しているのかわからないまま読み終わってしまった。どうも「内向的で言葉を額面どおり受け取ってしまう空気の読めない人」程度を「自閉症」と呼ぶならば言い過ぎなのではと思った。タイトルを刺激的にするために敢えて「自閉症」という言葉を使ってるのかと思いきや東田直樹氏に触れているあたり、著者は自閉症の論じ方が乱暴すぎなのではと感じた。ラノベについては涼宮ハルヒ以降あまり詳しくない人の感想でした。
読了日:6月19日 著者:竹中均
ニュルンベルク裁判 (中公新書)ニュルンベルク裁判 (中公新書)感想
東京裁判を直に扱った本だとどうしてもイデオロギー色が強くなりがちだと思うので、戦後裁判のモデルケースとなったこの本を読んでみた。ニュルンベルク裁判でも判決は「勝者の理論」じゃないか、という批判はあったそうだが、一方的な断罪、全部赦す、裁判をするという3つの選択の中では裁判をするのが最も世論を納得させるにはよかったとの話。国際裁判といえども当時の世界情勢や、戦勝国の思惑が大きく働くというのがよくわかる一冊でした。ただ入門書なので深く知りたいなら別の本も必要。
読了日:6月18日 著者:アンネッテ・ヴァインケ
はじめてのLisp関数型プログラミング――ラムダ計算からリファクタリングまで一気にわかる (Software Design plus)はじめてのLisp関数型プログラミング――ラムダ計算からリファクタリングまで一気にわかる (Software Design plus)感想
オブジェクト指向言語(OOP)プログラマに向けた関数型言語プログラムのススメ。OOPと関数型って教義みたいなもので、著者はなるべくフェアになるようにそれぞれの長所短所を比較している本なのだが、現在の主要な言語はOOPと関数型のいいとこ取りしている物が多いので(map,reduce,closure等々)、あえて純関数型言語使おうという気にはなれなかったかな。関数型言語そのもののわかりやすさで言えば「プログラミングの基礎 (Computer Science Library)」の方がよかったです。
読了日:6月14日 著者:五味弘
うらおもて人生録 (新潮文庫)うらおもて人生録 (新潮文庫)感想
読書メータでお気に入りの人のレビューでこの本を読み始めましたが、この本に出会えて本当によかったと思える内容でした。劣等生に向けた本とのことですが、学業だけでなく就職、仕事等々で挫折した人に是非読んでほしい本です。ヘタな自己啓発本よりも胸にすっと入ってくる内容でした。
読了日:6月11日 著者:色川武大
メジャーの流儀 ~イチローのヒット1本が615万円もする理由~メジャーの流儀 ~イチローのヒット1本が615万円もする理由~感想
想像を絶する肩透かしの本。特にP39で和田毅に「わだたけし」とルビを振ってるのは、この本全体の信ぴょう性が疑われるレベルの誤植。副題を見て「なぜMLB不良債権化するリスクをおかしてまで高額複数年契約を結ぶのか」というのを読みたかったのだが、そのようなことはまったく書いていない。というか副題の答えも書いてない。全体的にフルカウントとかのコラムの焼き直しが並べてあるだけで、ここ3年ほどMLB見てる人なら知ってることばかり。あと日米野球摩擦の章で「田澤ルール」に触れてないのは大きな手落ちと言わざるを得ない。
読了日:6月9日 著者:古内義明
ウォール街のアルゴリズム戦争ウォール街のアルゴリズム戦争感想
「フラッシュボーイズ」よりも扱ってる歴史は広いのだが、読み物としてはあっちの方が面白い印象。巻末の解説1でも書いてある通り、フラッシュボーイズより書いてあることは正確なんだろうけど、出てくる単語の範囲が幅広いのでやや難解。人工知能分野では最近シンギュラリティって曖昧な単語が使われますが、この単語を生み出したレイ・カーツワイルは金融市場に人工知能を持ち込むチャレンジをした人だそうで。そりゃ金融市場に限ってはもう人間はコンピュータに追いつけないと思います。
読了日:6月7日 著者:スコット・パターソン(ScottPatterson)
自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心感想
何を言っても陳腐になるので感想は書かない
読了日:6月4日 著者:東田直樹
跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること感想
書いてあることを読むと自分のことも書いてあるようで、自閉症というのは程度問題なんじゃないかと思うようになりました。
読了日:6月4日 著者:東田直樹
竹熊の野望 インターネット前夜、パソコン通信で世界征服の実現を目論む男の物語 (立東舎)竹熊の野望 インターネット前夜、パソコン通信で世界征服の実現を目論む男の物語 (立東舎)感想
1993-96年のEYECOMに連載されていたものを単行本化。この本の連載がされていた頃はちょうどパソコンに触れてなかった時期なのですが、古きよきアスキーの企画って感じでいいですね。ラストのストーリーは随分と強引な終わり方だなと思ったら1回目でちゃんと伏線張ってたのには感心しました。
読了日:6月2日 著者:竹熊健太郎

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