入手した本 4月 その11 (附 3月分の補遺)
- 吉田孝『大系日本の歴史3 古代国家の歩み』(小学館ライブラリー、1992年)
大系 日本の歴史〈3〉古代国家の歩み (小学館ライブラリー)
- 作者: 吉田孝
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1992/09
- メディア: 新書
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- 『岩波講座 日本歴史22 現代1』(岩波書店、1977年)
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1977/04
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- 『岩波講座 日本歴史24 別巻1 戦後史学の展開』(岩波書店、1977年)
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1977/03
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- 戸田山和久『論文の教室』(NHKブックス 日本放送出版協会、2002年)
- 作者: 戸田山和久
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/05/06
- メディア: 単行本
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- 『高見順日記 第二巻ノ下』(勁草書房、1966年)
- 作者: 高見順
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1966
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- 『高見順日記 第三巻』(勁草書房、1964年)
- 作者: 高見順
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1964
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- みずしな孝之『ササキ様に願いを 6』(竹書房、2000年)
- 作者: みずしな孝之
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2000/04
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- 歴史学研究会編集『現代歴史学の成果と課題1 歴史理論 科学運動』(青木書店、1974年)
現代歴史学の成果と課題〈1〉歴史理論・科学運動 (1974年)
- 作者: 歴史学研究会
- 出版社/メーカー: 青木書店
- 発売日: 1974
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- 有賀弘・阿部斉・斎藤眞『政治[第2版] 個人と統合』(東京大学出版会、1994年)
- 作者: 有賀弘,阿部斉,斎藤真
- 出版社/メーカー: 東京大学出版会
- 発売日: 1994/04/15
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- ロジェ・マルタン・デュ・ガール(山内義雄訳)『チボー家の人々9 一九一四年夏2』(白水Uブックス、1984年)
- 作者: ロジェ・マルタン・デュ・ガール,山内義雄
- 出版社/メーカー: 白水社
- 発売日: 1984/01/01
- メディア: 新書
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3月分
- 竹宮恵子『竹宮恵子SF短篇集2 オルフェの遺言』(中公文庫コミック版、1996年)
オルフェの遺言 (中公文庫コミック版 竹宮恵子SF短篇集 2)
- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/09/18
- メディア: 文庫
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- 竹宮恵子『竹宮恵子SF短篇集3 殺意の底』(中公文庫コミック版、1996年)
- 作者: 竹宮惠子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1996/09/18
- メディア: 文庫
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- 里中満智子『里中満智子作品集1 積乱雲』(中公文庫コミック版、1995年)
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/09
- メディア: 文庫
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- 里中満智子『里中満智子作品集2 わが愛の記録』(中公文庫コミック版、1995年)
里中満智子作品集 (2) わが愛の記録 (中公文庫―コミック版)
- 作者: 里中満智子
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/09
- メディア: 文庫
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連休に入ってから読んだ本
- 上橋菜穂子『精霊の守り人』(偕成社、1996年)
- 作者: 上橋菜穂子,二木真希子
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1996/07/11
- メディア: 単行本
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寝る前に読み始めて、半分程読んだところでいい加減に寝ようと寝支度をするうちに続きが気になって、「少しだけ」のつもりで読むのを再開したら、寝ずに読み終えてしまった。P.127を読んで、作者の伏線にあまりにも簡単にはめられていたのに気付いた時は苦笑させられた。推理小説を読む時にもたまに感じさせられることだが、普段如何に常識的な思い込みに基づいて物を読んでいるかを感じさせられたといったところ。
古代史や古代社会に興味の在る人は一読すると面白いのではないかと思う。異世界と現実世界の違いを軽視しない方が良いのかもしれないけれど、少なくとも私は古代の社会や国家について連想させられた。作者が文化人類学のプロパーであるだけあって、神話・歴史・権力・政治・民俗・都市などの描写と世界観はファンタジーという枠に留まっていない。優れた古代史の研究者や教育者ならば、本書の世界観や様々な描写を取っ掛かりに古代社会について色々なことを語ることが出来るのだろう。
展開が読めなくて驚きの連続、という作品ではなく、或る程度予想された筋を丹念に描き切っていてどこか安心しながら読める、そんな作品だと思った。そういう点では(全然違う気もするが敢えて挙げると)ケストナーの『エーミールと探偵たち』のような印象。主人公以外の登場人物たちも良いのも含めて。
ちなみに二木真希子が挿絵を担当している。スタジオジブリのアニメーターで、アニメに詳しい方はクレジットで彼女の名前を観た覚えがあるのではないだろうか。
- 文庫版はこちら
- 作者: 上橋菜穂子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2007/03/28
- メディア: 文庫
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- 松木武彦『全集 日本の歴史 第1巻 列島創世記』(小学館、2007年)
旧石器・縄文・弥生・古墳時代 列島創世記 (全集 日本の歴史 1)
- 作者: 松木武彦
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/11/09
- メディア: ハードカバー
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こちらは現実に日本列島に国家が形成されていくまでの段階についての通史。余りこの時期を扱った本は読んでいないので、知識不足は如何ともしがたく、連休前から読みだしてようやく読み切った格好。
各地の発掘調査などを踏まえて、「日本列島」と一概に語れないくらい、北海道・東北・関東・近畿・中国四国・北部九州・南西諸島などのそれぞれの地域で様々な特色を持った文化や社会が展開していったことがしっかりと述べられているのだとは思う。けれども、そういった多様性を踏まえた上で時代の流れなどが描かれているだろうかという点に何となく疑問を感じてしまった。地域史の成果と時代区分論などはどう結びついていくのか、という辺りが余りはっきりとしなかった印象。