北野天満神社

一条真也です。
ブログ「関帝廟」で紹介したように三国志の英雄である関羽をお参りした後、神戸の北野方面に向かいました。ここは異人館が並んでいることで有名ですが、その中心部には神社があります。北野天満神社です。


北野天満神社の前で



同神社の公式HPには「由来」が以下のように紹介されています。
北野天満神社は、霊顕あらたかな学問の神様で親しまれている菅原道真公をお祀りする由緒ある神社です。治承4年(西暦1180年)の6月、平清盛公が、京都から神戸に都を移し、『福原の都』をつくるに当たって禁裡守護、鬼門鎮護の神として、京都北野天満宮勧請して祀られた古い歴史をもっています。
神社前の東西の道は、古くから北部の西国街道とあって旅人の往来も多く、歴史上の人物もこの道を歩いて幾多のロマンを残し、特に明治開港と共に、外国人がこの北野山麓に多く住み風光を賞で異国情緒豊かな異人館を残して、神戸の名所に数えられるようになりました」


風見鶏の館」を見下ろす高台にあります

境内からは神戸の街が一望できます



北野天満神社は、異人館街のシンボルである「風見鶏の館」を見下ろす高台にあります。急な勾配の石段を上りきると、境内から神戸の街の風景や神戸港を望むことができます。この石段を見て、わたしは一瞬嫌な気分になりました。それというのも、わたしは2011年5月21日に尾道で転んで足を骨折しました。その直前にブログ「御袖天満宮」で紹介した映画「転校生」に出てくる神社の長い石段を上から見下ろして、「ここから落ちたら大変だなあ」と思いました。そのとき、わたしは自分が石段を転落するシーンを映像としてイメージしたのです。
その石段は、非常に注意深く下りたので大丈夫でした。しかし、その30分後ぐらいに別の石段で足を踏み外し、転倒してしまいました。そうです、わたしは「石段を転落する」という思考を時間差で現実化したのです!


急な石段の下で・・・

急な石段の上で・・・



引き寄せの法則」は、思考の対象そのものを引き寄せるだけで、否定形かどうかは判断できないようです。いくら否定形の表現をしても、それを引き寄せてしまうのです。ですから、「この洋服に何もこぼしたくない」は「この洋服に何かをこぼしたい。もっと何かをこぼしたい」となり、「あの人に侮辱されたくない」は「あの人に侮辱されたい」になり、「風邪をひきたくない」は「風邪をひきたい」となります。「引き寄せの法則」は、その人が一番強く思い描いていることを実現してしまうわけです。ですから、けっして否定的なことを思ってはいけません。肯定的なこと、良いことだけを選ぶのです。それが「引き寄せの法則」のポイントです。
北野天満神社の石段を見上げながら、また見下ろしながら、わたしは自分が笑顔でスイスイ石段を幸せそうに上り下りする姿を強くイメージしました。もちろん転んだりしませんでしたし、その後も大丈夫でした。


北野天満神社の本殿

本殿についての説明

もちろん参拝しました



さて、北野天満神社の本殿は約260年前に造営されています。
その本殿は透塀、拝殿、鳥居、灯籠、石段とあわせ、昭和60年に神戸市の「伝統的建造物」として文化財に指定されています。願いが叶うという「かない鯉」とか、ヒンドゥー教を思わせる牛の神像などもあり、興味は尽きません。
エキゾチックな異人館がズラリと建ち並ぶ街の中心地にこんな神社があるなんて、面白いですね。なんだか、とても愉快な気分になってきました。


「かない鯉」がありました

ヒンドゥー教を思わせる牛の神像



*よろしければ、本名ブログ「佐久間庸和の天下布礼日記」もどうぞ。



2013年8月19日 一条真也