愛・地球博行ってきましたよー

7時半に出たのですが、もちろんもう混んでました。

多治見から高蔵寺駅経由で万博八草駅でリニモに乗り換えです。ホームに向かうエスカレーターも既に列。
そして到着したときにはまだ先発電車が出るまで3分あったのですが、すでにぎゅうぎゅうで次の電車を待つことになりました。
車内の路線図に不思議な図形が。これが万博委員会にとっては“未来的”なんだろうか。


とはいえ、浮上することは期待していなかったのに、滑らかに動き出して「リニアモーターカー」に乗った気分で喜ばしいものでした。



そして入り口に並ぶのですが、ちょうど前の週の木曜日にロンドンでテロがあった関係でしょう、荷物検査が厳重らしくなかなか列が進みません。


ようやく入ったときには、開園の9時を30分回っていました。そしてその間に・・・・・・既にトヨタ館の午前中の分の整理券の列は締め切られていました。大ショック! 妻は列に果敢に何度もアタックしていましたが。


ひとしきりストレスを発散した後(?)気を取り直して観覧開始です。さすがの大雨、しかも火曜日とあって企業パビリオン以外はガラガラです。修学旅行生の姿が目立ちますね。


さて、1番最初に訪れたのは長久手日本館。40分待ちでしたが25分くらいの待ち時間でした。

中の360度スタジアムはなかなか面白かったのですが、画素が荒かったのが残念。で、水中の映像よりも最後の星の方がやっぱりよかった。
別番組だともっとプラネタリウムっぽいのかな?(上映が2種類あるようだったので。)
その後のZone3のボールサーカスにしばし見とれてしまった。なかなか面白い趣向だった



続いてエジプト館へ。ややすごそうなものはすべてレプリカ。しかもなんだかイマイチのレプリカの出来でありがたみがほとんどなかった。
そういうこともあってか、高校生とかがベタベタベタベタ触ってた。それもまたありがたみのなさに拍車をかける。まあでもエジプトへの親近感を沸かせるという意味ではアリなのか?


さらに、「パピルスにあなたの名前を古代文字で書きます。500円」というサービス。しかしバイトの人なのか?なんかカンニングしている気がするんですけど・・・まあ絵はうまかったですけど。


親近感あふれる(?)エジプト館
パピルスに名前で500円




さてエジプト館を見終わったところで昼食。さあ、万博値段ーーーーー、期待に違わず高い高い。ま、でもせっかくだからシシカバブも食べましょう、ということでアフリカプレートC:1500円を選択です。



内容は

  • 牛と豆のケニア風シチュー
  • アフリカ風コロッケ
  • サモサ(えび入り)
  • 牛のシシカバブ
  • きゅうりとヨーグルトのサラダ
  • コーンパン


でした。でも期待よりは意外においしかったですよ。まあいかにもその場では揚げただけ、というような味でしたが。
まあ少なくとも企業パビリオンの近くできしめん800円を2杯食べるよりはいいかと。ただ・・・・アフリカ館の中のレストランの方がおいしいそうだったのは事実といえば事実ですorz



さてそんなアフリカ館の中。やっぱり考え方のギャップに驚く。特に最初にびっくりしたのがこれ、「維持可能な産業」として「自動車産業」が紹介。そうかあ、鉱業に頼っているアフリカ的には「工業」というのはそれだけで「維持可能な産業」なんだなあって。



太鼓を叩く妻。さりげにスタンプラリーをしていることにも注目。なかなか万博を楽しむのが上手です。


それから女性の像が結構出展されてました。しかしそれの中で異色だったのがこれ。なんでこんなに実物大より大きく作っているんでしょうね。


こういう抜き絵、あんまりなかったですねー。



ここからはエチオピアコーナー。アフリカ館の中でも特にオススメのコーナーです。
初期人類の化石が展示。エジプト館よりかなりありがたみが。ここに説明を掲載しますけど、実物で大きさを見るほうがずっといいですよー。





ホモ・ハビリス(200万年前):(説明文書き写し)
私たちも皆その一員であるホモ属の系統に入る最初の種のこの頭骨は、ケニアトゥルカナ湖東岸のクービ・フォラで発見されました。200万年前頃と考えられるこの化石人類は、短くて狭い顔面と小さな歯を持っていました。ホモ・ハビリスは初期の石器とともに発見され、ゆえに“ハビリス(器用な人)”と名付けられました。パラントロプスなども含む、より初期の化石人類よりも大きな脳を持っていました





ホモ・エレクトゥス(156万年前):首部(説明文書き写し)
前世紀の最も重要な発見の一つは、このホモ・エレクトスの骨格でした。これは今まで世界各地で見つかったこの種のものとしてはもっとも完全な個体です。156万年前のこの骨格は、ケニアトゥルカナ湖の西部にあるナリオコトメで、リチャード・リーキー博士に率いられた調査隊により、1980年代に数年間の発掘を通じて収集されました。一般には「トゥルカナ・ボーイ」の名で知られており、体格の特徴は現代人に非常に良く似ています。「トゥルカナ・ボーイ」の詳細な研究から、死んだときに約12歳だったと考えられます。驚くべきことに、若い個体だったにもかかわらず推定身長は1メートル65センチもあり、したがって成人したらおそらく1メートル85センチほどにも達したことでしょう。
ホモ・エレクトゥスは火を使っていたかも知れず、アフリカを離れて世界のほかの地域に進出したのは彼らだったと考えられています



パラントロプス・エチオピクス(250万年前):(説明文書き写し)
この古代人類の頭骨は、ケニアトゥルカナ湖西岸のロメクウィ(Lomekwi)で発見されました。小頑丈な頭骨を持ったパラントロプス属の最初の種です。この種は、タンザニアの有名なパラントロプス・ポイセイ(いわゆる「ジンジャントロプス」)より50万年以上も前に生息しており、のちの人類よりも小さな脳を持っていました。頬歯は残っていませんが、歯根をみると、おそらく種子や果実などを食べるのに適した大きくて厚いエナメル質歯を持っていたことがうかがえます。パラントロプスはまさしく初期人類の一員ですが、側頭筋(咀嚼のための筋肉)が付着する矢状稜が著しく発達しているといった類人猿的な特徴も併せ持っています。



アウストラロピテクス・アナメンシス(410万年前):(説明文書き写し)
これはケニアトゥルカナ湖西岸のカナポイで発見され、今のところ最も古いアウストラロピテクス類です。410万年前のアナメンシス猿人は、脛骨(膝から下の骨)の形態から見て、直立二足歩行をしていました。全体的に言えば、他の体肢骨(首から下の体の骨)の特徴から木登りもしていたと思われますが、この初期の人類の祖先は、400万年前には既に二足歩行が行われていたことをはっきり示しています


ケニアが全国土の1.7%しか緑地ないのかぁ。


キッコロゴンドラ、南駅からは空いていました。万博への往復切符で200円引きの400円になりました。
南駅周辺の各国館のあたりはかなり空いています。やっぱり歩くと30分くらいかかりますからねえ。


ゴンドラからの風景です。1回は乗ると全景が見えていいですよ。途中にある「自然体験コース」が単なる森にしか見えないのも面白いです。
(左)1つの万博で観覧車が2つかぶっているのはいかがなものか。片方はパビリオンですが
(中)冷凍マンモス館(行列の先)も昼間はそれなりに列になっていました。
(右)遠目に千羽鶴かと思っていたら短冊でした。7月ですもんね


北駅が近づいてきました。
(左)北駅周辺の企業パビリオン、やっぱり混みあってますね
(中)となるとやはり北駅からの乗り込みは混んでましたね
(右)混むといえば日立館。朝イチで5時間待ちって書いてあり、このときも3時間待ち。ホントなの??


12時半、事前予約で取れてた電力館へ。事前予約なことを告げると、手元の端末で入場券番号をチェック。なんだか特別なエレベーターに載せてもらってなんか嬉しい気分。
待ち時間無しだと、内容のメッセージ性が不明でも乗り物乗れただけでなんか満足です。展示はなんか一昔前の感じでしたが、乗り物が「万博〜」という感じで、良かった。これまで歩きの展示ばっかりだったもので。


といったところで12時50分なので、1時間前には並んだ方がいいといわれていたトヨタ館の午後分の整理券配布の列に並ぶ。
予想はしていたけどものすごい列。ただ、10分前までは代表者を残せば列から離れても大丈夫なので、結構昼食を買ってきて食べている人が居ました。というわけで、1時間以上待たされても特に文句ない感じでした。ずっと座ってられるのもよし。実際、睡眠時間が足りていなかった僕は30分ほどここで眠り、「どこでも寝られていいねぇ」と妻からうらやまれたりもしました。


なお、この日は13時15分過ぎかな、列がざわざわざわざわ。どうやらこの配布開始45分前のタイミングで締め切られたようです。係員の人によれば、やはり今日は空いている方とのこと。日によっては2時間以上前の12時来ても締め切られていることがあるそう。


そして列が進んでいく間に、やはりというか、「14時って書いてあるから来たのに!!」みたいなかんじで係員に食って掛かっている集団が入れ替わり立ち代わり現れていました。まぁ気持ちは分かるけど・・・。係員さんお疲れ様です。
それにしても列が進んでいくとますますその長さを感じる。ものすごい人数だ


(左)12時50分、そしてトヨタ館の整理券待ちへ。14時の配布待ちまで1時間以上あるのにこの列!相当後ろの方ですが先見えません
(中)14時になり、動き出してようやく先が見えたところ。右端に橋になっているところあたりまで列あります
(右)ようやく列の終わりが見えてきました。列の外では「14時に来たのに!」と食って掛かるグループがいくつも。係員さんお疲れ様です



無事にトヨタ館の整理券を受け取り、その後、グローバルハウスのブルー16:20からの整理券をもらい、それまでまだ時間があるので欧州コーナーへ。待ち時間を見ると我がドイツだけがダントツの待ち時間。残念!
スペイン館が10分待ちなのに25分くらい待たされた。でもなかなか祭りの映像は面白かった。というわけでスペイン館を見ただけで終了。

(左)フランス館・・・の前ですがこれみんなドイツ館への列。ここだけ120分待ち。どうやら乗り物系なんですね
(中)スペイン館行列にて。次のエキスポは2008年。一体何年周期なの?
(右)スペイン館内部にて。ムール貝の生産量が世界の半分以上らしい



で、ちょっとグローバルハウスまで時間があるのでよった各国屋台。そこのトルコアイスどんどるまん」で妻を待っていたものは〜〜


というわけで、久々にJavaScriptスライドショーを作りました。良かったらどうぞー。いやはや、個人的には一番のアトラクションだったかも・・・



その後、妻は2度目の搾乳をしに行き(母乳で育てるのは大変ですね)、その後、パジャケバブを食べて腹ごしらえ。



そしてグローバルハウスで2005インチのSONYの映像を堪能し、とうとうトヨタ館へ。


感想:うーん、悪くは無かったけど、2時間以上並ぶほどのものではないかなあ・・・・・・動歩行の2足歩行ロボットを見たことあると、静歩行の2足歩行ロボットを見せられても正直全然“燃え”ない・・・・。まあ安全第一なんだろうけど。


あと、「惜しい!」のが、火の使い方。演出で炎が噴出すところがあるのだが、これ、1本だとちょうどいいのだけど、盛り上がってきて2本以上炎が上がると、その炎の明るさで投影されている映像が全部飛んでしまって、床の無機質な模様が丸見え・・・・興ざめ・・・・なんか構想どまりで実地でのテスト不足という感じ。


まあ少なくともオークションで大枚はたいて行くほどのものじゃないと思う。



さて、この妻の涙は・・・まさかトヨタ館??いえいえ実はその後に見た三井・東芝館なのです。これは確かにとてもよかった!
事前予約トヨタは取れなかったからこちらにしたのだけど、大正解なき分。


同行者が年配の方ですと多少シュールな面があることは否めませんが、なんというか、効果が「痒いところに手が届く」感じなんですよ、こうデータをスキャンしていく感じとか、アクセスとか、拡大の感じとか。シドミード、ガンダムにヒゲつけた時は(ターンA)どうかと思ったけど、これで許すー(ちなみに、話としてのターンAは大好きです。とかいって、最終回見逃しているので大声ではいえないのですが。有珠山噴火のばかやろー)
そしてラストの・・・これはネタバレしないでおきましょう。妻は本当に感動してました。


そして最後に冷凍マンモスを・・・・いやー、これもちょっと鳥肌立つものがありますね。化石よりずっと生々しくて。




と、日没より前に出たにしてはかなり満喫してまいりました。
実はこの間、すみれは叔母がずっとあずかっていてくれました。しかしいい子過ぎて、近所の奥さん方が「久々の赤ちゃんだわー」と見たときのリアクションが足りなかったらしい?
でも本当に預かってもらえて助かりました


そうそう、全写真のスライドショーはこちら
全写真の一覧はこちらになります。

帰り道・・・

その後、叔父に多治見駅まで迎えに来ていただき、カレーもごちそうになり(今まで食べた中で一番、実家のカレーに近い味。不思議な気分)出発。


まあ、いろいろいろいろあったのですが、割愛。妻が睡眠不足でしたので、僕が休憩をたっぷり取りながら帰りました。


ざっくり言って、夜9時に出て朝7時に到着。その10時間のうち、約半分の4時間半は休憩時間です。
ルートは、多治見→中央道路で→相模湖IC → 下道で帰宅 でした。
ひょっとしたら補足するかも。