♪ beautiful tomorrow / blue six

表象のアイルランド地震と社会〈上〉「阪神大震災」記地震と社会〈下〉

1957年10月4日、ソヴィエト連邦はカザフ共和国にあるバイコヌール宇宙基地から世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げた。
直径58センチ、重さ83.6kg、地球を96分12秒で一周した。
翌月3日にはライカ犬を乗せたスプートニク2号の打ち上げにも成功。
宇宙空間に出た最初の動物となるが、衛星は回収されず、宇宙における生物研究の犠牲となった。
村上春樹スプートニクの恋人

このライカ犬のことが頭に張り付いて離れない。
何色の犬だったのだろう。
どうしてこんな任務に選ばれてしまったのだろう。
どんな格好で宇宙へ飛んでいったのだろう。
四肢を硬直させて?
=○=
ある人とメールをしていたら「紛らわす」という表現が不意に出てきて。
濫読をはじめたのも、アキバに通いつめるようになったのも、御茶ノ水の教会でハリストスのことを教えてもらうようになったのも、全部そういうことなのだろう。
孤独、無聊、暗、対幻想の破綻、共同幻想の崩壊・・・
自分の抱えている「物語」を全て切り裂いてしまい、より普遍的な問題圏へ向かって「打ち上げ」てしまうこと。
オブセッションスプートニクのように。
日々の行動に意味と秩序を与えてくれるような信仰を得たい。
一方で、超越的な存在による究極的な救済を求めている。

=○=

6月になったらあれもこれもはじまる。
そして夏には、試験勉強とインターン、それから出来れば東欧一人旅。
さらに賭金を積み増して、もう後には引かれない。