The Opening Day

studio_unicorn20050806

 オープニングの日なので、アップルストア渋谷Apple Store, Shibuyaの様子を見てきた。
 午後3時ごろに公園通りを上ってゆくと、メタルグレイの壁におなじみ白いりんごのマークが見える。銀座店がオープンしたときはものすごい行列ができていたので、やや覚悟していたのだが、行列は思ったほどでもなく、ちょっと待っただけですぐに入れた。入り口でスクラッチカードをもらったが、妻も私も「iTunes Music Store1曲無料ダウンロード権」だった……(涙)。
 店内のインテリアはほぼ銀座店と似ているシンプル&モダンだが、敷地が狭い&2フロアのみということで、かなりコンパクトに詰め込まれた感じ。正直、銀座店のほうがゆったりしている印象を受けた。店内奥のクリアな螺旋階段が、銀座店にはない要素だった。
 やっぱりオープン日なので、ただでさえ狭めな店内が大勢の人でごった返しており、とてもゆっくりと商品をいじれる環境ではなかった。またほとぼりが冷めたら来ようと思い、早々に退散してしまった。おかげでMac miniMighty Mouseも勢いで買うことなく済んだが(笑)。

「姑獲鳥の夏」

姑獲鳥の夏 (講談社ノベルス)
 アップルストア渋谷店のあとは、渋谷東急で映画「姑獲鳥の夏」を観る。うむむむむ。原作を読んだ身(しかも原作を高く評価している身)としては、分かっちゃいるけれどどうしたって原作と比べてしまうのは仕方ない。それでも、百歩譲って他の部分は許しても、あのクライマックスの妙に淡々とした演出だけは納得がいかない。あそこは、原作どおり怒濤の進行で行かないと意味がないのに……。詳しい感想は私のホームページSTUDIO UNICORNレビューに書きました。
 しかし、映画を観たおかげで、久々に原作を読み返せたのは良かった。やっぱり「姑獲鳥の夏」は名作だ。京極夏彦氏のこのシリーズは今までに出た全ての作品を読んでいるが、「姑獲鳥の夏」はいまだにベスト1である。ちなみに次の「魍魎の匣」は、(世間の評価は高いが)その陰惨さ&後味の悪さゆえに私のワースト1なので、もしこれが映画化されても、観に行くかどうか微妙なところ。
 参考までに、私の、この"妖怪シリーズ"のベスト順位は以下の通り。

  1. 姑獲鳥の夏
  2. 鉄鼠の檻
  3. 絡新婦の理
  4. 塗仏の宴
  5. 陰摩羅鬼の瑕(私のホームページSTUDIO UNICORNレビューあり)
  6. 狂骨の夢
  7. 魍魎の匣

……そういえば、次作はいつ出るのだろうか。楽しみにしているのだが。