アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜概略〜
今年のGWは結構長めの休みを取ったので、豪華客船でアジアクルーズ旅行へ。
本当はコタキナバルにゴルフ旅行をする予定だったのだが、震災の影響で飛行機がキャンセルになったため、急遽探したのがアジアクルーズ。
なんでも、本当は日本発だったクルーズが震災(というか原発)の影響でシンガポール発に変更になり、出発が近いために大バーゲンセールになっていたそうだ。
部屋もかなり空いていたので、スイート客室を予約。
シンガポール⇒マレーシア(ポートクラン)⇒プーケット⇒シンガポールの旅程。
今回乗るのは、ロイヤルカリビアンという会社のレジェンド・オブ・ザ・シーズという船で、7万トン。
この会社の船としては最も小さいらしいが、それでもアジアをめぐる船としては最大らしい。
タイタニックが4.6万トン、日本で最大の飛鳥IIでも5万トンだから、結構デカい。
初クルーズとしてはちょうど良い感じかな。
アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜シンガポール〜
初日はシンガポールに前泊。
最初は3本タワーの上にサーフボードみたいなのが乗ってるのでおなじみのマリーナ・ベイ・サンズに泊まろうかと思ったが、エクスペディアの評価がイマイチだったので変更。
嫁が内装をいたく気に入ったので、セントレジスに宿泊。
部屋も豪華だが、風呂が秀逸。
写真にはないが、シャワーもすごい。
レインシャワー、ハンドシャワーに加え、体洗い用のシャワーが3つ体の高さについている。
これ自宅にもつけたかったなあ。
このホテルはバトラーサービスが名物なのだが、結局紅茶を入れてもらうために呼んだほかは使わなかった。
こういうのってどう使えば良いんだろう。
初日は早朝着で疲れたので、ちょっと散策して、ホテルで昼寝。
本場のチキンライスは安くて美味しい。
あとは、夕方からナイトサファリに行く。
夜だけ開いている動物園で、ほとんど柵を使っていないので、ライオンとか虎とか象とかが近くで見られる。
なかなかの迫力。トラムで一周40分くらいかかるスケールの大きさで、これは今まで見た動物園でべスト。
思わずトラムで2周してしまい、動物園を出たのが12時過ぎになってしまった。。
(暗くて写真がうまく撮れず、写真はなし)
これは非常に良かったので、おススメ。来年はリバーサファリもできるらしいので、それも良いものだと思う。
あと、翌朝の朝食時に隣のテーブルにどこかの王子(といっても4歳くらいの子供。多分タイだと思う)がいた。
お付の人が取り囲んで必死に機嫌を取っていたが、機嫌はイマイチな感じ。
なかなか大変やなあ。
で、ホテルの入り口までレッドカーペットが敷かれてあり、黒塗りのデカイ車が5台くらい並んでいた。
おかげで出入りが面倒だったが、珍しいものが見られたので良しとしよう。
以下、気付き等
アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜乗船〜
いよいよ乗船。
部屋はジュニアスイート。
バルコニーも広くて、居心地良さそう。
食事は普通2回制なのだが、今回は空いているので好きな時間に行って良いらしい。
テーブルは指定されているので、同じテーブル、同じウェイターとなる。
他の2組の方(テーブルメイトというらしい)も航海中は同じ組み合わせ。
で、食事はコース料理を好きなだけ。
全部含まれてて無料ってのは気が楽でよい。
太らないようにしないと。
で、食事を食べると毎晩ショーがあるので、見に行く。
一日目はマジックショー。
かなり本格的なイリュージョンショーで嫁も大喜び。
撮影禁止なのに、ポルトガル人のおっちゃんが必死でアシスタントのお姉さんを撮影しまくってたのは面白かった。
で、部屋に戻ると名物のタオルアート。
本日は白鳥でハート。
これには嫁も大喜び。
良かった良かった。
気付き等
- 約900人の乗客の主な内訳は以下の通り。
日本人 263名
シンガポール 219名
インドネシア 126名
中国 74名
フィリピン 51名
インド 47名
オーストラリア 30名
マレーシア 23名
- GWということを差し引いても日本人がメインのはずだが、乗客の10%にも満たない中国への気のつかいようは半端でない。ショーの説明も英語と中国語(日本語はない)、案内板も英語と中国語、などなど。
- 今後中国客が伸びるだろうということなんだろうけど、日本客へのケア度の低さは国力の低下を感じさせるものがある。日本人客は人数が多くてもおとなしい感じはあるので、それがさらに存在感を低下させているのかもしれない。あらゆる面でもっと強く主張すべきなのだと思う。
- また、存在感という意味では、やはり年齢層も大いに関係がある。人数が少なくても、若い人が多いインドあたりは存在感が高い。いろんなイベントに積極的に参加したり、目立つのはやはり若年層だ。そういう意味でも、老人が多い日本は存在感が低下していくのだろう。どうしてもクルーズ船における存在感と国の存在感をリンクして考えてしまう。
アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜マレーシア(ポートクラン)〜
クアラルンプール観光をしようと思ったら、港からタクシーで片道1.5時間とのこと。
仕方ないので、ツアーに参加。
ペトロナスツインタワーに登れるはずが、ビンラディン氏の関連で警戒が強化され、写真のみ。
その他、ショッピングモールを見て回る。
ま、都会のショッピングモールは世界中どこでも似たようなもんになってきてるわな。
ただ、飯はやはり安くてうまい。
(写真はビリヤニ)
船に戻ると、今夜はフォーマルナイトということで、正装して船長主催のパーティーへ。
本当に皆正装するのかと疑っていたら、結構皆ちゃんとしていてびっくり。
スーツだと少し弱い感じで、タキシードとか蝶ネクタイがいっぱい。
女性もちゃんとドレスを着ている。
・・と思っていたら、後ろの方の席に陣取っている中国人の団体はTシャツ&短パンだった。
ま、そんなもんだわな。
で、本日のタオルアートは孔雀。
気付き等
- クアラルンプールの月収は大学新卒で8万円程度だが、生活には月12万円は必要とのこと。大変やな。
- クアラルンプールでの日本人求人は日本料理店を中心に結構あるらしい。
- 中国人のTPO系の弱さはやはりまだあるな。ここを押さえだしたら本当に最強の民族かもしれない。
- とはいえ、この旅行中、中国人客に不快な目に合わされたことは一度もなかった。クルーズ旅行に来るような中国人は品が良いということなのか?
- また、中国人は船内イベント等でもさほど存在感はなかった。意外と恥ずかしがりなのだろうか?
アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜プーケット〜
朝食を食べていたら、隣に米軍空母のロナルドレーガンが。
なんでも、トモダチ作戦を終えた後、プーケットで休暇を取っているんだそうな。
プーケットでは希望していたオプショナルツアーが人数が集まらずに中止になってしまったので、急遽自前で手配。
割高にはなってしまったが、スピードボートを2名でチャーターして、コーラル島でシュノーケリング。
普通のツアー客と時間がずれていたので、ほとんど島を貸切状態。
遠くて分かりづらいけど、レジェンド・オブ・ザ・シーズとロナルドレーガンが並んでいる図。空母と大きさが同じくらいに見えるが、実際は空母の方が1.5倍くらい大きい。
干潮で水位が低くなってきた中を遊んでいたら、嫁がうにのとげを足のうらに少し刺してしまった。
一応応急処置をして、医務室にも行ったが問題ないとのことなので一安心。
なお、本日のショーはピアニストのリンダ・ジェンティル。
中国でのコンサート開催数一位だとかで、中国人が大熱狂。中国では有名らしい。
アジア各国の曲を原語で弾き語り、MCも各国語でこなすなど、アジア(特に中国)に対するものすごい情熱を感じた。
ちなみに今日のタオルアートはカンガルー。
気付き等
- テーブルメイトの方が、近所に住んでいて、結婚日も1日違いだったことが判明。こういう出会いもクルーズの楽しみかも。他の同席のおじさん達からも面白いクルーズ船の情報をいろいろもらったし。
アジアクルーズ旅行(レジェンドオブザシーズ)〜終日クルーズ〜
今日は終日クルーズということで、船内の設備で楽しむ。
ロッククライミングなんかもあるのでやってみた。
見た目より大分怖い。
今日は早めのタオルアート。
サルがぶら下がってた。
最終日のディナーの途中から、スタッフが急に出てきて、各国の歌を合唱。
なぜか、「日本のラブソング」として歌ってくれたのは、「おくる言葉」。
最後のショーも、ラストにスタッフが大集合。
なんかこういうのは分かっていてもぐっとくるものがある。
気付き等
- 毎日違う場所に着くし、夜も毎晩違うショーが開催されるので、全く退屈せずに楽しめた。我々夫婦は酒やギャンブルに全く興味がないので、カジノやバー、クラブなんかはほとんど使わなかったが、そういう意味ではいろんな趣味の人が楽しめるのだと思う。
- クルーズというと老人の楽しみ、というイメージもあるが、若い層だとより楽しめると思う。特に子連れだと最高かも。荷物も持ち運ばないでよいし、子供向けの施設もたくさんある。
- テーブルメイトの人達などと話をしてまた次も他のクルーズに行きたくなった