METAMORPHOSE 07

「足ないしなぁ・・・」と思って断念しかけてたけど、最近立ち上がりかけてはまた転ぶわたしを見かねた友だちが、「楽しく飲んで踊って遊ぶのがいいさ!」と言い、「踊り子・ビール・駅弁!!」と唱えるので、急きょ初参戦が決定しました。虫よけスプレーなどを買い出しているときいきなり、「そういえば泊まりがけの野外フェスなんていつぶりか!?」と実感がわいて、一気にテンションが上がり、はしゃぎ疲れ。



前夜
たまたまメタモ06経験者から電話があり、持ち物について相談してみる。いろいろ注意をうけるものの、彼はきちょうめんでわたしはがさつなので、「まー1日だしなんとかなるっしょ」と軽装決定。<タオル・懐中電灯・虫よけスプレー・かゆみどめ・メイクしたままさっぱりシート・目薬・リップクリーム・ビニール袋・長そでパーカー>をちいさいバッグにぎゅうづめにする。最後に「遠いつながりでもいいから、行きそうなひとにはとにかく参加表明しときな」とダメ押しされ、それは守る。わくわくでねむれない。



■13:53 踊り子
横浜で待ち合わせて、ライドオン!連れは開口一番「荷物それだけ・・・?」「でも虫よけスプレーもかゆみどめも懐中電灯も持ってるよ」「そのちっちゃいバッグのどこに・・・?」この会話は後々何回もすることに。。。
そごうのデパ地下で梅林の焼あなご寿司と梅かに寿司を買っておいたので、ビールとごいっしょに。すっごくおいしかったので、ものすごくごきげんがよくなる。やっぱりわくわくでねむれない。
あっというまに修善寺に到着。踊り子の中でも修善寺でもメタモ参戦者が目につく。服装がフェス仕様なのもあるけど、みんな一様に重装備なのです。アレアレ?キャリー引いてるひとはゴロゴロいるし、そうでなくても ごついリュックを装備してる。やな予感。



会場
直通バスに乗ってサイクルスポーツセンターへ。



入口まで難民風に並ぶ。ここでも前後に並んでたひとたちに軽装を指摘されてしまう。



中に入って、場所とり。



連れがしっかりわたしの分のしきものも持ってきてくれてました。感動!ていうかいきなり準備不足を露呈。



18:00〜 Special Others(@ SOLAR STAGE)
メインのステージで演奏が始まる。出店をひやかしながらふらふら参加。哀愁系でよかったです。ちょうどだんだん日が落ちてくるころで。



そんなわけはないんだけど、このひとたちどっかで見てるような気がするんだよなあ。



■19:50〜 ROVO (@ SOLAR STAGE)
千葉県民ならNOBUさんに行かねばなのだけど、もうすぐFTあるしね。なにしろROVOを見るのが久しぶりすぎでうれしい!大学生の頃はちょくちょく見てただけに。結果やっぱりかっこよかったです。ほんと野外が映えるよなあ。天に召されそうになりました。聞いたこともない奇声が自分の口から飛び出しました。まずツインドラムな時点でおもしろいし、きもちよすぎる。あとなんといっても勝井さんのバイオリンの弾きっぷりがエロい。なんだかくるりの岸田さんに通じるエロさがあります。こんなにとばしたらあとが続かないと思いつつもガン踊り。おしりが筋肉痛の予感を訴えます。



21:40〜 MODEL 500 (@ SOLAR STAGE)
テキーラ祭りにまきこまれ、けっこうへなへなになりつつ。「デトロイト・テクノとはホアン・アトキンスである」バーイ デリック・メイ!!!ってことでホアンたん初体験です。ちょうストイックでした。ちょう漢。ホアンたんはほとんど動かず淡々とプレイしているのだけど、たまにゆっくり両手をあげて、「We love you」とおっしゃるその姿はまさに教祖。つられてオーディエンスは信者さながら、両手を上げて歓声。連れは「教祖さまがわたしたちのことを愛しているとおっしゃって・・・」などと感動していました。自分に宗教にハマる要素はあんまりナイと思っていたけど、まーふつうにアリましたね。



途中からピッチがあがり、ものすごい多幸感に包まれる。また奇声 from my mouth。隣で踊ってた男子は「ホアン最高だよー」と涙目になりつつ、「ホアーン!ホアーン!!」と野太い声で連呼。当たり前なんだけど、周りもノリがFTっぽかったな。もうこのへんで「あッ限界」と思ったけどガン踊り。またピッチが戻り、ストイックな雰囲気に戻りつつも、最後はYMOの「FIRECRACKER」で一旦フィニッシュ。鳴り止まない拍手に、ホアンは「時間がないんだ」と困りつつも、結局アンコールに応えてくれました。正直音は好みってわけではないんだけど、存在に圧倒されたひとときでした。足が鉛のようだ。。。



■0:00〜 EYE (@ PLANET STAGE)
ちょっと仮眠してやや回復。山中のPLANET STAGEへ。



ここのステージは照明とかもハッピーなかんじで、野外フェスの醍醐味が味わえるかんじ。レッドブルに頼って、一瞬翼を授かる。かたときもテンションの下がらないEYEちゃんのハッピーDJにええじゃないか状態に・・・。わっしょいわっしょい踊りまくる。しかし1時間で翼が消え、あえなく早退。



■テントのすばらしさ
いったん基地に戻って、倒れこむ。かなり寒い。汗が急速に冷えていくのと夜露とで、からだじゅうが湿り気100%。疲れに負けて熟睡するも、数時間後寒さのあまり飛び起きる。時間もわからないまま、とりあえず本能にまかせて博多ラーメンを食し、暖を取ろうとするわたし。連れも蚕のようになっていて、しんじゃうよ・・・わたしたち・・・と思ったところに、救いの電話が!!!急きょメタモ参戦することになった知り合いからでした。



仕事してから来たからまだ元気で、これからダレン・エマーソンだって言う。しかもテント持参!!!よかったよ〜、参戦表明しといて。状況を話すと「テントで寝ときなよ」と言ってくれたので、速攻移動。友だちから「神の思念体」だと聞いてたのしみにしてたジョー・クラウゼルの時間だけど、ふぁ〜もーだめだ〜って倒れこむ。ここでも軽装を指摘されるものの、もう陰気な笑みしか出てこない。ふふ・・・、かゆみどめ結局1回も使わなかったよ。。。「テントってすばらしいね・・・」といううわごとと自分のいびきが遠くに聞こえる。



知恵がついたので、次回はもうちょっとうまいこと参加できそうです。メタモは規模もちょうどよかったし、また行きたいな。外はやっぱりたのしい!!!今年はお盆休みなかったけど、海にも行ったし、なかなかどうして行楽を満喫できました☆