B型肝炎訴訟で議員要請

 2月23日・24日とB型肝炎訴訟問題で、国会議員要請に参加した。「『発症後20年』以上を経過した慢性肝炎患者を含めたB型肝炎被害者の『全員救済』を求める国会議員賛同署名」に協力してもらうためである。
 全国各地の原告団弁護団と協力して、手分けして賛同署名を集める行動をしている。23日には、大阪原告団副代表の小池さん、弁護団の長野弁護士・中村弁護士と、前日から要請行動をしていた久永共同代表と私が参加した。九州・東京の原告団も要請行動を行っていた。
 他県の原告たちと最初に訪問したのは鴨下一郎自民党政調会長代理(自民党本部で)。国が、20年以上経過した被害者の切り捨てをしようとしているので、議員立法を含めて政治の力で解決して欲しいと要請した。
 鴨下議員は、民主党はかつてはこんなこと(20年以上の被害者を救済しない)は言っていなかった。政府になってから変わった。自民党として何ができるか考えさせてもらう。案ができたら、谷垣総裁にもあってもらう。今日は、谷垣総裁の指示で皆さんと会った。実務的には田村議員が対応すると、私たちが求める議員立法について、力強い励ましの言葉を頂いた。
 私は、事前に徳島の国会議員に、訪問の電話を入れておいた(他の原告も同じであるが)。その後は2班に分かれて(時々一緒に 九州の原告一人も加えて)行動した。私が記憶している議員(不在の場合は秘書)は以下のとおり。
 末松信介(自民党・参)・梅村聡(民主党・参)・中谷智司(民主党・参)・中西祐介(自民党・参)・高市早苗自民党・衆)・福岡たかまろ(自民党・参)・白浜一良公明党・参)・山口俊一自民党・衆)・仁木博文民主党・衆)・高井美穂民主党・衆)・仙石由人(民主党・衆)・室井秀子民主党・衆)・田中康雄国民新党・衆)・吉井英勝(共産党。衆)・大谷啓民主党・衆)・野田聖子自民党・衆)。前日の久永さんの行動と合わせて、25名に面会した。今回の行動で、賛同署名に協力してもらった議員は8名。とにかく、議員に面会するのは、言葉づかいも常日頃と違って丁寧にするので疲れます。
 翌日は、みんなの党が所属議員全員(16名)が署名してくれるというので参加した。面会場所は参議院内のみんなの党の部屋。渡辺喜美代表をはじめ全議員が参加している場で署名を頂いた。この署名には川田龍平議員の大きな後押しがあった。この動きが、他党派への働きかけに大きくつながると思う。参加者は、岡田さん(東京代表)と久永さん・有川、菅弁護士(すが かんではない)。


 大阪原告団では、引き続き3月1日・4日・10日・11日にも議員要請行動を計画している。年度末までの基本合意の成立のため、全国の原告団が全力を挙げている。
 24日には札幌地裁で和解協議があった。そこでの国の対応は全く非人道的なものであった。詳しくはブログ「弁護士武藤糾明の日記」をご覧ください。

 今回読んだのロバート・ファン・ヒューリックの作品は「紅楼の悪夢」
 彼の名前は、中国語訳では「高羅佩」
 前回東京に行った時に読んだのは「観月の宴」

紅楼の悪夢 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

紅楼の悪夢 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)



 上の写真は宮内フサ(1985年102歳で死去)作品 奉公さん 91歳


俚謡 (湯朝竹山人 辰文館 大正2年刊 1913年)から
  ●花は折りたし 梢は高し 詠(なが)め暮すや 木の下(もと)に
  ●情けないぞや 今朝立つ霧は かへる姿を 見せもせん
  ●蝶よ胡蝶よ 菜の葉に留まれ 留まりや名が立つ 浮名立つ