何か曲解されている気がする。

どの辺りが右翼的なのか理解できない朕だ。

○【日韓】「コードギアス」「ジパング」など日本の右翼アニメ・マンガが韓国で蔓延 …「かんしゃくおこるが見ずにはおれぬ」
1 名前:犇@犇φ ★ 投稿日:2007/09/06(木) 20:05:10 ID:???
■日本の右翼アニメ・マンガがインターネット占領
「日本が植民地になった」という仮定のもとに展開される日本アニメ「コードギアス」。谷口悟朗監督のこの作品は、最近インターネットを中心に我が国の青少年ネチズンの間で高い人気を集めている。掲示板ごとにファン用スレッドが作られ、P2Pサイト・動画サイトなどを通じて日々広まっている。
中国を「中華大帝国」、アメリカを「ブリタニア」という仮想の帝国で描写し、ブリタニアに占領された日本で謎の力「ギアス」を手に入れた少年が、ブリタニアや友人と対立して孤独な戦いを繰り広げるという内容だ。特に、帝国主義の犠牲になった日本の惨状と深刻な差別を受ける日本人、日本皇室称揚、日本独立運動家の活躍など、日帝強占期に我が民族のあった被害がそっくりそのまま盛られている。
日本の帝国主義熱望を美化したり日本を被害者だと歪曲する日本マンガ・アニメが青少年の間に浸透しているのだ。青少年たちが、作家の考えや思想が強く反映されたマンガ・アニメを濾過なしに受け入れることで、歪曲された歴史観を持つようになる可能性が高いということだ
漫画家かわぐちかいじのアニメ「ジパング」は、もっと露骨だ。最新式のイージス艦核兵器が時間を遡って第二次世界大戦当時に行き、日本軍を助けて米軍を撃破する内容だ。「核を保有して世界の平和を守る資格のある国は、その被害を直接経験した日本しかない。」「(日本は)故郷・家族を守るために戦ったんだ」などの極右的な内容が随所に現われる。実際、このマンガの作家かわぐちかいじは代表的な右翼漫画家で、日本の軍国主義復活を正当性したり自衛権解釈改訂を主張するなど、政治色の濃い漫画家として知られている。
また、国内ケーブルTVで放映されて子供たちの間で高い人気を集めた「蛙中士ケロロ(訳注:原題「ケロロ軍曹」)は太平洋戦争当時の日本軍の帽子と服装で論難を呼んだほか、多くの反響を起こした『嫌韓流』シリーズは第3編が先月28日に新たに出版された。
問題は、こうした軍国主義的性向の日本マンガが、ずば抜けた作品性で武装していることだ。
派手な作画とがっちりとしたストーリー構成、卓越な心理描写などのため、容易に夢中になるほかないのだ。漫画家になるのが夢という李某くん(16)は、「自分たちが被害者という内容にかんしゃくが起こる時もあるが、あまりに作品性が優れたマンガだから、見ずにはいられない」と語った。
これについて専門家らは、マンガの心理的な掌握力を勘案すれば右翼性向のマンガが青少年に及ぼす影響は思ったより深刻だ、と指摘している。マンガの場合、写真媒体よりも脳裏に深く刻印されて感情的に浸透しやすく、ややもすると未熟な青少年の歴史観を歪曲する可能性があるというのだ。
李ジェウン漫画研究所の李ジェウン所長は、「最近の青少年は政治・歴史的問題に鈍感だから、日本の論理に同化されやすい。青少年がこのようなマンガを自ら駆逐できるよう、学校やマスコミに討論の場を作るなどの対策を準備せねばならない」と語った。
▽ソース:毎日新聞(日本の毎日新聞とは無関係です)(韓国語)(2007/09/06 09:47)
http://www.imaeil.com/sub_news/sub_news_view.php?news_id=39351&yy=2007
http://news.naver.com/news/read.php?mode=LSD&office_id=088&article_id=0000075399§ion_id=102&menu_id=102

朕はかわぐちかいじ先生の『ジパング』の愛読者だ。今のところ、全巻持っている。朕はあまり漫画を見ないから、漫画の善し悪しの基準はほとんど無い。面白いか面白くないか…ただそれだけである。『ジパング』を今現在すべて持っているということは、要するに朕にとって面白い漫画…ということである。
引用記事の中で朕が見たことがあるものは、かわぐち先生の『ジパング』の他、『ケロロ軍曹』だけである。かわぐち先生の漫画は確かに政治的な部類のものが有名であるように思う*1。引用記事において、『ジパング』は「最新式のイージス艦核兵器が時間を遡って第二次世界大戦当時に行き、日本軍を助けて米軍を撃破する内容だ。」と指摘されているが、これは間違っている。正しくは「日本軍内で、早期かつ対等講和に持ち込もうと画策する男が、原爆を使うことを阻止しようとする」内容である。まぁ、確かに米軍と戦闘しているところはある。戦闘することを正当化…乃至、止むを得ないとするシーンもある。だが、そこは本筋ではない。だから、韓国では曲解されている…と言わざるを得ない。翻訳がまずいのか、読解力がないのかは分からない。翻訳云々を問題にするのであれば、引用記事も翻訳であるので、もしかしたら翻訳者の恣意性というものもあるかもしれないが…。
また、『ケロロ軍曹』は、テレビ版しか見ていないが、別に服装がそれっぽいだけで、これといって気になる部分はなかったように思う。ただ単にワラワラと笑ってみておったように記憶している。
韓国人たちが何をどう見て、引用記事のように考えているのか、少なくともオリジナルを見ている朕としては理解できない。おそらく、翻訳の過程で、何らかの曲解や恣意的な翻訳がなされているのではなかろうか?

*1:例えば、『沈黙の艦隊』はまさに。しかし、野球漫画の他、マージャン漫画も描いていらしたと思う。