黄金レベルII。
- http://www.princehotels.co.jp/shinagawa/cinema/minfo.html#imax
- イノセンス鑑賞@品川アイマックスシアター*1。
- http://d.hatena.ne.jp/tmx/20040328#p2
- っとか言ってたのに、二回目。
- わざわざGWにイノセンスを見に来る人なんて他にいないかと思いきや、それなりに混雑してました。*2
- 3D CGについて。違和感が残る部分*3の一点は解決(?)しました。
- あれは確かに意図的に違和感を入れた演出だと分かりました。納得。
- しかしながら、例えばOPにしても。他のシーンにしても、これ見よがしに3D CGを使いまくってるし。
- 3D CGについて。押井守はもう十分イケるって判断したのだと解釈しました。
- でもなー、そーするとなんか、世界はやっぱりデジタル化の方向に向かっていて*4、押井守の映画でさえ、ムーアの法則の下でのプロセスルールの微細化がもたらす、プロセッサパワーの向上とメモリ空間の広大化が生み出す映像表現の可能性に規定されているのかと思うとちょっとイヤンな感じ。(意味不明)
- いやもっと噛み砕いて言うとですね。劇パト1の時は、ま〜こんくらいのクオリティなら、HOSの起動画面*5と政府公報CMと暴走のシミュレーション画面と方舟のCGくらいでいっか。って感じで。
- 劇パト2の時は、レイバーのコクピット画面とか。F16の画像解析シーンとか。埋め立て地突入のシミュレーション画面とかだった気がしますが。*6このレベルならこんくらいだろ、みたいな、CGと適切な距離を取ったスタンスが素敵だったのですが。
- う〜ん、今回なんかベッタリと3D CGで攻められると、確かにクオリティは高くて文句なくスゴイのだけど、なんか違和感を感じるんですよねー
- ま〜、その違和感こそが演出の意図したものだ。とか言われちゃいそうだけど、そんなん言ってるだけちゃうんかい!? って言いたくなってくるし...
- ま〜、なんなんでしょ。今回、押井守は3D CG解禁! Dominoも大好き! 使える技術はじゃんじゃん使うってなっちゃって、それに個人的にイマイチ納得がいかない、ってことなんでしょうかねー>ワシ
- いやむしろ、Dominoを使いたがるってのは分かるんですけどねー、3D CGがなー、うーん。
- ま〜い〜や。DVD買います。早く出ないかな〜、別に早く出なくてもいいな〜
- で、見終わったあとは、アンミラでハンバーガー。*7
- 食後にアイスクリームをトッピングしたダークチェリーパイ。
- コーヒーおかわり三杯でも〜腹一杯。
- その後、品川駅で植草一秀氏の犯行現場をしみじみと現場検証しつつ帰宅。
「萌え・萌え」「十人十萌え」の不思議語。
「萌え」はもはやワレワレ*1にとっては日本語だと思う。
専門用語でも業界用語でもなくて、一部の文化圏(?)でしか使ってない(知られてない)言葉(概念)が明らかに存在していて、それが一般的にもいよいよ無視できない存在*2になってきて、少しずつ一般にも知られつつあるのが、今の状況かな、っと思う。
よくある流行語と決定的に違うのは、概念の方が先にあって、言葉の誕生はむしろ後だったのではないかと思う点。
例として挙げるのも恥ずかしい*3けど、かつて80年代に流行った*4「新人類」という言葉は、これまでの常識では理解できない、主に若者を指して使われた言葉だった*5と思うけれども、その概念と言葉の登場は同時だったと思う。
でも、「萌え」の場合、みんな「萌え」という言葉が生まれる前の80年代から、萌えてたんだけど、その状態をうまく表現する言葉がなかったがゆえに歯がゆい思いをしていたのではないかと。例えば80年代において、二十歳を過ぎた男性が「ミンキーモモが好き」なんて口走ろうものなら、世間的には■リコンの一言で決着されようものを、90年代を経て、21世紀を迎えた現在ならば、いざ我らが聖地秋葉原において胸を張り拳を天高く突き上げ深く深呼吸し、「ヘンリエッタ、萌え!」と腹の底から叫べるではないかと。*6
...結局のところ、特に二次元のキャラクターに対して抱く恋愛感情には、常に背徳感がつきまとうわけであり*7、「萌え」という言葉には、その背徳感を拭うだけの免罪符としての効用もあるように感じるのだった。
80年代に「萌え」があったら、きっと自分は萌え萌え言ってたと思うな〜