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2016-08-04 夏っぽい日。

Kindle Unlimited で何が起こるのか?

16:54 |

Kindle Unlimited

2016年8月、ついに日本でもKindle Unlimitedが開始されました。Kindle Unlimited は月額980円でKindleストアで販売されている本の一部が読み放題になるプランです。このプランの登場により、本とそれを取りまく環境がどのように変化する可能性があるのでしょうか。

本の価値が変わり、webページと同じになる。

Kindle Unlimited一般的に普及すると、本の価値そのものが変化する可能性があります

本というのは、インターネット上にあるwebページと異なり、一般的に購入して読むものであるため、読者はあくまでその本に強い拘りや関心がある人に限られますしかし、Kindle Unlimitedでは、購入というプロセスが無いため、そこまで強い興味がない人であっても、本の内容を目にする新たな可能性が生まれます

極論を言ってしまうと、この新たな可能性は本がwebページと等価になると言えます

その結果、どういうことが起こるのでしょか?

書籍ネットによってバズる可能性が高まる。それも異常なまでに。

インターネットでは、バズが発生すると、そのページのPVは劇的にアップします。例えば、このサイトPV記事が何も更新されていないときで、1日200〜500PV程度ですが、記事バズる10PVほどまで高まり、その差は500倍ほどになります

本の場合ネットでバズればもちろん売り上げがアップしますが、あくまで強い興味がなければ購入に至りません。それは、バズの元ネタを知るだけでなく、その本の内容そのものに興味がなければ、購入してもあまり得を感じられないためです。そのため、webページほどのインプレッションは生まれませんでした。

しかし、Kindle Unlimited が本格的に普及すると、本の内容そのものに強い興味がない人であっても、とりあえず、バズの元となった箇所だけを拾い読みできるようになります

そのため、これまで購入に至らなかった層、つまりwebサイトで言うところのURLが流れてきたからたまたま記事を目にするようなライトな層からインプレッションを得られるようになるというわけです。

本の販売戦略が変わる。

こうして、本の購入層(正確に言えば購入していない)が変化するということは、その販売戦略も変化する可能性があります

Kindle Unlimited はページの閲覧数に応じて報酬が支払われる仕組みになっていますweb業界にいる人であれば、ピンとくるかと思いますが、この報酬の仕組みはサイト広告に似ています

すなわち、あくまPVを得られさえすれば、報酬を獲得できるようになるわけですから、実行すべき販売戦略は、一般的webマーケティング手法にのっとり、ネットでバズをおこし十分な認知を作ってからネット広告でしっかりと刈り取りを行うことに他なりません。そして、PVを恒久的に獲得するために、広告を打ち続けることが大事になります

まとめ。

昨年ごろから米国では電子書籍販売が減少傾向にあるというニュースがあり、日本Kindle Unlimitedが開始されたとしても、それが一般層まで普及するには遠い道のりのように思えます

そのため、上記で述べたように、本の価値販売戦略の変化が一般的となり、十分な市場規模となるにはまだまだ時間がかかるでしょう。個人的には電子書籍可能性や利便性は感じていますが、複数プラットフォームが乱立している現状に購入意欲を削がれているのが現状です。

Kindle UnlimitedあくまAmazon一社による取り組みであるため、市場規模は小ぶりと言わざろう得ません。しかし、これまでと異なる新たな本の可能性が生まれたことには違いありません。

コンテンツ制作者は、この可能性を十分に理解した上で、制作を行っていく必要があるでしょう。

2016-07-22 天気悪い日。

rubocop-auto-correct パッケージが .rubocop.yml をサポートしました。

| 17:20 |

Rubocop を利用して自動的コード修正してくれる rubocop-auto-correct@rfocosi さんの PR によって .rubocop.yml ファイルをサポートしました。

例えば、このような感じで最初文字列リテラルシングルクオートが優先されますが、

.rubocop.yml に EnforcedStyle: double_quotes をセットしてあげてファイルを保存すると、

.rubocop.yml の設定が有効になり、シングルクオートがダブルクオートに修正されます

.rubocop.yml を設定していて修正され過ぎて辛かった人も、これで大丈夫かと思います

Atom について詳しく学びたい方は好評発売中のAtom実践入門をご覧ください。

2016-07-16 涼しい日。

本を書きたい人に贈る、Atom実践入門を出版するまでの経緯。

| 20:52 |

7月14日に発売されたAtom実践入門ですが、お陰様で発売初日Amazon総合ランキングで133位まで到達することができました。これは、以前出版したEmacs実践入門の最高位を上まわる結果で、幸先の良い滑り出しとなりました。まずは、ここで御礼申し上げます。

今日は、たまに質問される「どうやったら書籍出版できるんですか?」という質問に回答すべく、この書籍出版されるまでの経緯を紹介したいと思います。なお、Emacs実践入門のときの出版の経緯過去に書いています。

最初企画は個人の電子出版

この本を書きはじめたきっかけは、2014年の夏頃、Atomに触れてみたとき面白いと思ったので、どうせ調べるのであれば、本でも書こうかと思ったのがきっかけです。僕は以前から、どうせ何を学ぶのであれば、せっかくなら本を書けるくらいまで詳しくなることを目指しており、そのメソッドに従いました。

ただ、本を書けるようになるまでと言っても実際に紙の本を出版するまでは考えていませんでした。そこで、いまの時代電子による個人出版可能なので、せっかくなのでそれを試してみようと思いました。

本は既に書いたことがあるため、その経験を使って、まずはターゲットを決め、アウトライン作成し、そして自分Atomを触って勉強しながらとりあえず1章を書いてみました。

1章を書いたとき、誰かに感想を聞いてみたと思った僕は、どうせなら以前お世話になった技術評論社担当編集さんから意見を貰ってみようと思ってコンタクトを取りました。

編集さんからの3つの提案

相談の内容は、「現在Atomに興味があり、個人で電子出版をしてみようかと思っているのですが、ご感想現在電子書籍市場についての意見をお聞かせいただけませんか?」という感じでした。

書き上げたゲラを事前にお渡しして、編集さんと再会して意見を聞いたところ「これは面白そうですね」という嬉しい意見を頂きました。そして、もし良ければ技術評論社出版しませんか?というオファーもいただきました。

そのとき提案は次の3つです。

  1. 技術評論社からいきなり書籍を出す
  2. 技術評論社WEB+DB PRESS特集を書き、その後、技術評論社から書籍を出す
  3. 技術評論社WEB+DB PRESS特集を書き、その後、個人の電子出版書籍を出す

編集さんのオススメはこの中の『2』と『3』で、いきなり書籍を出す前に、WEB+DB PRESS特集を書くことで市場評価を聞いてみるのはどうでしょうか?というものでした。

考えた結果『2』を選択したわけですが、その理由としては「WEB+DB PRESS plus シリーズが好きだから」であり、また「編集池田さんと一緒に仕事をすることで、より質の高い本を読者にお届けできる」からでした。

かくして、4年ぶりに書籍執筆という戦いが幕を開け、壮絶な戦いの結果、企画から約2年の歳月を経てようやく世に出すことができたというわけです。

まとめ

今回、結果として持ち込みという形になったわけですが、きっかけは『まずとりあえず書いてみる』というアクションがあったからに他なりません。とりあえずモノがあって、人から評価してもらえる状態にあったからこそ、話がスムーズに進んで出版に至ったわけです。

もし、技術評論社さんからのオファーがなくても、僕は電子による個人出版をしていたわけですから、いまの時代、とりあえず書いてみてもそれが無駄になることは決っしてありません。

なので、もし出版をしてみたいと思う人はぜひまずは何か書いてみることをオススメします。もし技術評論社さんから出版してみたいと思う人は僕でよければ編集さんにお伺いしてみることは可能ですので、いつでもご連絡ください。

それではまた。

2016-07-13 曇天の日。

Atom実践入門、それはエディタの使い方と同時にWeb技術の現在が学べるまったく新しいエディタの本。

| 18:23 |

2016年7月14日、私にとって『Emacs実践入門』以来4年ぶり2冊目となる書籍Atom実践入門』が発売されることとなりました。

去年、WEB+DB PRESS Vol.86にてAtom特集を書いたので、もしやと思った勘の鋭い方もおられたかもしれませんが、実はそのときから本書の執筆を行っており、この度ようやく上梓することができたというわけです。

本書は私にとって2冊目の書籍であると同時に、2冊目のエディタの本でもあります。またしてもエディタの本を書いてしまったわけで、これについては色々と思うところがあるのですが、それについてはまた今度詳しく書きたいと思います本日は、この本に込められた思いについて語っていきます

はじめてのエディタを使う人にとってベスト解説書を目指して。

エディタの本は、基本的プログラミングを書く人に向けた書籍です。Emacs実践入門のときは、Emacsという歴史があり、そして癖もある素敵なエディタを、どうすれば思い通りに使いこなせるようになるのかという課題と向き合い、自分体験を元にできる限り分かりやすく解説することに腐心しました。

しかし、メインの対象読者はあくまエディタを既に利用したことのある人であり、つまり、既にEmacsを利用したことのある人や、Emacsへの乗り換えを検討している人でした。そのため、エディタの使い方というよりは、Emacsの使い方を中心に解説を行っていました。

ですが、今回のAtom場合は、はじめてエディタを利用する人をメインの対象読者としました。そのため、エディタとはそもそもどんなソフトなのか、そして何ができるのか? そういったところから丁寧に解説を行いました。

ただ、それでけではただのエディタ解説書止まりです。私としては、読者の方がこの本を読むことで、エディタの使い方だけではなく、それ以上の価値を会得して欲しいという思いがありました。

そこで、AtomというWeb技術によって作られた現時点で最もモダンと言えるアーキテクチャを持つエディタ解説をすることにより、読者は現在Webエンジニアリングの主流やWeb開発についても学ぶことができ、本書を読み終えたときには、Web開発について一通りの知識を得ることができる本にすれば、エディタ解説書を越えた唯一無二の書籍を作ることができるのではないかと思い、そんな裏目的を持って執筆に取り組みました。

エディタテクニックだけでなく、Web技術の基礎知識も同時に学べる書籍にしたい。

目次を見てもらうと分かりますが、なんと6章は「Chrome Developer Toolsの使い方とAtomDOM」となっており、Web開発者にとって必須と言えるDevToolsの解説をしっかりと行なっています

個人的に、ここまで詳細なDevToolsの解説は、書籍として初めてなのでは?と思っており、これだけでも読む価値があると思っています

もちろん、これは名目上、Atomのパッケージ開発を行うために必須となるデバッグツールを使いこなせるようになるために解説を行ったわけですが、裏目的としては、Web開発にとって必ず役に立つという理由で詳細に解説を行なっています

まとめ。

このように本書では、Atomの使い方だけでなく、WEB技術についての解説も行いましたので、Web開発の教科書のような読み物として十分な面白さを盛り込めたのではないかと思っています

また、付録のコアパッケージリファレンスなど、ばりばりAtomを使っている人にとっても価値のある情報を収録できたかと思います

本書には、ここで打ち明けた目的以外にも、これまでに執筆経験を元に様々な工夫をこらしていますので、おいおい紹介していきたいと思います

というわけで、みなさん本書に興味を持たれましたら、ぜひご一読をお願いします

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