ハチロク世代、跳躍す-イケダハヤト氏に学ぶ


↑マンガ『頭文字D』でおなじみ、トヨタ往年の名車AE86(通称ハチロク



・「ハチロク世代」がやってくる
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/cs/index/index_200904.html

・新入社員「ハチロク世代」に秘められた、ゼロ成長時代の未来とは?
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0905/11/news082.html



トヨタが今回のアウォードで求めている"若い才能"の象徴として、ハチロク世代が挙げられるかもしれません(もっと若い世代だったりして)。
上記のとおり、トヨタのスポーツカー(=若さの象徴)の代名詞ともいえる車がハチロク
さらにそのハチロクFT-86(下掲)として生まれ変わる日が近いというのも、どこか示唆的です。




引用元によると、(ナナロク世代に対比して)ハチロク世代とは・・・


「ナナロク世代」とは1976年前後に生まれたWeb系企業の起業家や技術者で、mixi笠原健治氏、はてな近藤淳也氏、GREEの田中良和氏、paperboy&co.の家入一真氏、DeNA川崎修平氏、Six Apart宮川達彦氏、ニワンゴひろゆき西村博之)氏などがそれに当たるという。

ハチロク世代」とは、それから10年後の1986年前後に生まれた世代を指す。小学校の前半には「Windows 95」が発売され、「Yahoo! Japan」がスタートする。インターネットの普及とともに自我を目覚めさせて行った世代なのである。

 中学校に入学に合わせてNTTドコモの「iモード」がスタートし、携帯電話の文化が本格的に花開く。そして中学〜高校生時代には、2ちゃんねるGoogleAmazonWinnyなど、インターネットの清濁併せのむ文化に「ハマった」者たちをこの世代は内包する。

 そして大学生になる(2005年以降)と、いわゆる「Web2.0」の時代を迎える。「mixi」や「GREE」といったSNS、「YouTube」などの動画共有サイトなどを、大学生である彼らは享受してきたことになる


・・・という世代のこと。



ちなみに僕は1985年生まれの25歳なので、まさにハチロク世代です。
上の説明通りの半生を送ってきました。


さて、そんなハチロク世代ですが、ナナロク世代のように名実ともに備わっているかというと、まだまだあやしい。
(時代背景やタイミングの要素も大きいですが)特に起業家輩出(の質と量)に限れば、明らかに見劣りします。


そんななかで、今回のアウォードの「トヨタ×ソーシャルアプリ」というテーマを考えるうえで大いに参考になるのが、ハチロク世代ソーシャルメディア専門家、イケダハヤト氏のブログやその著書です。
彼は(ブログやSNSに代表される)ソーシャルメディア時代のマーケティングのあり方を鋭く提示してくれるとともに、自身のパーソナルブランディング(執筆や転職・独立など)によってその精神を見事に体現してもいます。


映画『ソーシャルネットワーク』を見てからfacebook関連の書籍を一気に読んだのですが、その中で手に取ったのが彼の『フェイスブック 私たちの生き方とビジネスはこう変わる』でした。


加えて僕が個人的に大いに引っかかったのは、イケダ氏の経歴。
彼は1986年生まれのドンピシャのハチロク世代であり、なんと僕と卒業大学が(学部まで)同じだったのです。


(おそらく)自分の1つ下の学年にいた彼が、卒業後所属した2つの会社でソーシャルメディアマーケティングに従事し、その傍らでブログ執筆を続け、それがきっかけとなって書籍を出し、さらにこの4月からは独立までしている。


知識や視点を大いに学ばせていただくと同時に、数年前まで同じ場所で同じ空気を吸っていた人物がいわば"先生"として立ち現れてきたことに大いに驚き、自分も負けてはいられないと強く感じています(ちなみに僕の同級生には宮崎をどげんかしたあの人もいました)。


彼の本やブログはソーシャルアプリやクルマ、あるいはアイデア発想について詳細に扱っているわけではないので、アウォードへの応募を考えている皆さんに即効かつ直接的に役立つ情報は多くはないかもしれません。

しかし、広く"ソーシャルメディア"やそれを活用したマーケティング、あるいは消費者の動向などなど、アイデア考案のバックグラウンドとなりうる情報に、とにかく溢れています。
繰り返しますが、それを発信しているのがハチロク世代/現在24歳のイケダハヤト氏であるところがミソなのです。
是非皆さんも参考にしてみてください。



・SMM事例研究:Ford Fiesta Movement
http://www.ikedahayato.com/wp-trackback.php?p=404

↑例えばこの記事はクルマ×ソーシャルメディアマーケティング策の事例として参考になります。
2009年の12月、イケダ氏が社会人1年目(というか9カ月目)に書いたもの。
ハチロク世代、ペーペーであっても括目して見よ!」です(笑)。


・イケダハヤト氏のブログ『NPOマーケティングの力を!』TOP
http://www.ikedahayato.com/

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・・・ちなみに我らが学び舎であった3号館は今月末にも解体工事が始まり、すでに研究室や学読などは引っ越しを済ませているそうです。
地震がきたらヤバそうだとは当時から思っていましたが、どこか寂しさを感じます。


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・まとめ(初めての方や過去記事を参照したい方はコチラ)
http://d.hatena.ne.jp/toyota_social/20110409/1302331445


TOYOTA SOCIAL APP AWARD最優秀賞で東北復興に50万円寄付!
http://justgiving.jp/c/3226



TOYOTA SOCIAL APP AWARDに挑む僕の本棚−参考文献リスト
http://booklog.jp/users/toyotasocial