自民党筋によれば、農相が辞任すれば、小泉政権への打撃が避けられないことから、農相は辞任を拒否する方針を貫く構えなのだという。
これに対し、野党側は衆参両院で宮内氏や現金を渡したとされる会社役員の参考人招致を求める方針を決定した。
さらに、発売されたばかりの週刊文春は、宮内氏に「口利き料」を直接手渡したとする会社役員の新たな証言やメモのコピーなどを掲載。
これを受け、自民党内には「金銭授受の日時など細部にわたる報道もあり、疑惑を晴らすのは難しい。これは決定打になりそうだ」（閣僚経験者）などと、悲観的な声が広がっている。
「スキャンダル国会」と呼ばれた先の国会で自民党国対委員長を務めていた農相は、鈴木宗男被告の問題で「議員には秘書の監督責任がある」と宗男氏に議員辞職を迫ったこともあった。果たして、自身の責任は取らないつもりか？
山崎氏は名誉回復と告示日の１５日、自らの強い希望で荒巻氏の出陣式に出席。「若い情熱に期待したい」と応援演説を行った。
だが、その後は街頭に立つこともなく、肝心の業界団体への応援要請にしても、古賀氏や麻生太郎政調会長、野中氏らに任せきり。この辺りの事情について自民党議員秘書の１人はこう話す。
「久留米周辺は中選挙区時代に地盤とした古賀誠氏の影響力が強い。業界団体としても小泉政権が終われば過去の人になる山崎氏よりも、古賀氏や麻生氏らの新実力者に近寄っているから山崎氏の出るまくはない」
「まして荒巻候補は女性下着メーカーのワコール出身でしょ。山崎氏には例の変態騒動もあっただけに、街頭に立ってもらうわけにもいかないといった状況でしょう」
高輪議員宿舎に住む国会議員が主催する「高輪まつり」が２３日夜、都内のホテルで開かれ、ビンゴゲームなどで大いに盛り上がった。こんなご時世、「センセイも一緒に浮かれて大丈夫？」との声も聞こえてきそうだ。
地元民への感謝を目的とした「まつり」には、同宿舎に住む代議士や秘書、地元町内会関係者ら約３５０人が参加。会場内には寿司やパスタ、ケーキなどがズラリと並び、酒もビールやワイン、ウイスキー、樽酒が…。ヨーヨー釣りの露店まで登場し、お祭り気分一色となった。
カラオケ大会ではセンセイ方が美声を披露。カメラなど豪華賞品が多数用意されたビンゴゲームも行われ、大いに盛り上がった。<<
