iPhone 3GSとの1年間で感じたこと
(iPhone 3GSとSH001)
昨日5月4日は、私がiPhone 3GSを購入して1年の日でした。
1年間、iPhone 3GSを片手に過ごして感じたことなどを書いてみます。
iPhoneを「欲しい」と思った理由
初代iPhoneのKeynoteをご覧になった方はどのくらいでしょうか。
その中に、「Breakthrough Internet communicator」というものがありました。
私は、ケータイの閉鎖なインターネットはあまりつかっていません。
昔からコンピュータのインターネットを利用してきたので、その中に特に魅力的なものがあったわけではありませんでした。
むしろ、日本の携帯電話(フィーチャーフォン)が、(PCブラウザではなく通常のブラウザで)PCサイトをまともに表示できないことに不満を覚えていました。
また、au端末を利用していたということもあり、アプリの通信制限や使い勝手の悪さなどにも不満がありました。
iPod touchを利用していたこともあり、iPhone OS(現在はiOS)の使い勝手は分かっていました。
これ(iOS Device)が(SoftBankのエリア内なら)どこでも使えると思うと、とても魅力的だったのです。
PCサイトを閲覧でき、twitterやSkypeといったソーシャルコミュニケーションが容易に利用出来るだけで、様々な犠牲を払ってもフィーチャーフォンを圧倒的に上回ると思いました。
あとは金銭的な都合です。
パケット代・端末代を考えて、Android端末より安く維持できたからです。
ワンセグは必要?
私は基本的にテレビを見ません。
今住んでいる環境(学寮生活)ということもありますが、あまり面白い番組がない(お笑いとか割とくだらないと思っていて、好きなのはニュースやサスペンスとかなので)故だと思います。
ワンセグは確かに便利です。
3月11日の東日本大震災では、正確な情報を得るためにワンセグが役に立ったという話も聞きますし、素晴らしい物だとは思います。
しかし、その放送波は自宅では入りません(寮では入ります)。
ワンセグの放送波が入らない地方は山のようにあります。
都市部に住んでいる方には、その不便さは分からないかもしれません。
東日本大震災ではNHKがUstreamでの配信も行っていたことからわかるように、ワンセグは、インターネット(パケット通信)の範囲よりも狭い範囲でしか使えないものです。
「あると便利」、には違いありませんが、私にとって「ないと困る」物ではありませんでした。
おサイフケータイの便利と不便
(SH001のおサイフロゴとWAONカード)
個人的に、電子マネーはとても不便です。
先述のとおり、私は割と田舎に住んでいます。
なぜ電子マネーは不便なのか。
それは使えるところがないからです。
私の普段使うお店で電子マネーが使えるのは、AEONモールとコンビニ、自動販売機とYAMADA電機程度です。
しかし私はコンビニは基本使いませんし、買い物の多くはドラッグストアとJUSCOです。
一応、WAONカードは持っていますが、1000円単位のチャージしか出来ません。
学生の身分というのもありお小遣いが多いわけではなく、なにか欲しい時に必ずしもAEONモール内で買うとは限りません。
WAONカードを買って半年程度は、不便でもカードでピッとすることが楽しかったのですが、最近は不便すぎるのでほとんど現金払いに戻っています。
また、本州ではJRの乗車料も電子マネーで払えるみたいですが、JR四国の場合は現金かクレジットカードです。(自動改札機も高松駅と高知駅にしかありません)
確かに、財布を持ち出す必要がないのは一見便利です。
しかし、電子マネーの使えないお店が大半の環境下において、電子マネーをチャージし、使おうとすることは、自分のお金の使えるお店を絞ります。
財布を「持たない」のではなく、「持てない」状態になってしまいます。
おサイフケータイが必須なのは、一部の都会の人達だけではないのでしょうか。
バッテリが交換できない
これは非常に痛手です。
これは、ある日のiPhoneのバッテリーの残量変化を示したグラフです。
(横軸が少々正しくないですがご了承ください。また、1年間の使用で劣化しております。)
この日は電車/気動車を利用し、寮から実家へ帰省していました。
iPod機能で音楽を聞きつつ、TwitterのTimelineを眺めたりつぶやいたりしていました。
また、四国なのでトンネルが多く、電波は不安定な状態です。
この状態で、4時間程度は使うことが出来ていたことがわかります。
このときは、実家への帰省だったのでバッテリの切れる頃にはすでに家にいました。
なので、切れる直前に充電を開始することが出来たのですが、もし出先にいた場合はどうなっていたのでしょうか。
ここはやはり、「不便だなぁ」と感じます。