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2014-04-20

2,500のバーナーの炎がダンス!

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2,500個のブンセンバーナー(ガスの流れにより無加圧の一次空気を吸引させる構造のガスバーナー)によって造られたパイロボードとDubstepの激しいリズムをシンクロさせるというデンマークのサイエンスデモンストレーター"Fysikshow"によるインスタレーション

炎を使って音波による気圧の変化を目に見える形で表現している。

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Intel"Creators Project"でビデオが公開されている。

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ガス会社がこんなインスタレーションするなんてことはあるだろうか?

2014-04-19

世界で一番酷い就職「面接」

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今週、"World’s Toughest Job"(世界で一番酷い仕事)なるビデオが公開され、瞬く間に1200万視聴を超える大ヒットとなった。無給で週135時間以上働き、立ちっぱなしで、寝る間も無く...という世にもおぞましい就労条件がビデオチャットによる面接で伝えられ、最後にその仕事とは「ママ」。だからママの無償の愛に感謝して"cardstore.com"で母の日カードを買って贈りなさい...というオチだった。

こういう大ヒットビデオが出ると、可及的速やかにパロディが登場するのは世の常だけど、中でも見逃せないのが1本あった。

Bud Lightが仕掛けた"World's Toughest Job Interview"(世界で一番酷い就職面接)だ。その面接内容は驚くほどにふざけている。

・仕事中は眠ってはいけない。でも、あなたがしたい時に目を休めていい。

・ユーモアが必要だけど、それは面白くなくていい。

・時代遅れのポップカルチャーばかり話したがることをどう思う?

・ウェストポーチについてどう思う?...etc

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その仕事とは"Dad"(パパ)。そして、そんなパパと一緒にビール(Bud Light)でも飲んであげよう...というオチ。確かに、仕事中寝て、つまらないジョークを言って、昔のポップカルチャーを懐かしそうに語って、週末はウェストポーチしているパパは多いかも知れない...。

このママとパパ、男と女の比較って、昨年大ヒットした"Real Beauty Sketches"とそのパロディのノリと同じ。男は基本的にオチに使われる定めにあるようです。

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The World's Best GIF〜GIF No.1決定戦

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Saatchi Art, Saatchi Gallery, Google+が主催する"The Motion Photography Competition"(所謂"The Best GIFs Online")の結果が発表された。

Landscape, Lifestyle, Action, Night, People, Urban...の6部門での募集・選考を経て、各部門トップによる最終選考で選ばれたウィナーは...

(Urban)New York Hustles Hard by Christina Rinaldi

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その他5部門のウィナーは以下の通り。

(Lifestyle)Jukebox by Kostas Agiannitis

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(Night)Karl by Matthew Clarke

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(People)Boxer by Emma Critchley

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(Action)Untitled by Micaël Reynaud

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(Landscape)Untitled by Stefanie Schneider

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受賞を逃したけど好きな作品

Qi Wei Fong

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Damon Scheleur

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Gerardo Juarez

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ロンドンのSaatchi Galleryでは、作品1つ1つが個別にディスプレイされており、絵画作品を展示するようなイメージでGIF作品が展示されている。

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最近ではオールタイムGIFのNo.1を決める"The .GIFYS"てっいうコンペティションもあったし、ショートクリップ人気と共にGIFが再び注目を集めてるようです。

2014-04-18

ミラノサローネと巨大ピンボールとHeineken

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Heinekenのオリジナル生ビールサーバー"SUB"。この"SUB"が置かれた普通のリビング空間が巨大ピンボールの舞台になり、"SUB"がレバーとなって大活躍。

これはミラノサローネにタイミングを合わせたHeinekenによる仕掛けだ。"SUB"があれば毎日楽しいよ!...と底抜けに明るく伝える施策だと思いますが、渋く、アーティスティックな作品に唸り続けた来場者の心を解放...みたいな意味合いでもあるのでしょうか。ミラノサローネには参加したことありませんが、想像では少し毛色の違うアプローチのように思います。

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"BIGGEST XXX"は本来、人を驚かせる手段ですが、今や定番化。複雑ですね。

高さ112m、320度、ガスタンクの曲面に3Dプロジェクションマッピング

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自動車など比較的小さなオブジェクトを対象とする場合は別として、大きな建造物に対してプロジェクションする場合は、建物に対してある程度フラットな位置から観ることを前提としているように思うけど、ブレーメンのアーティスト集団"URBANSCREEN"が手掛けた3Dプロジェクションマッピングは320度の曲面を対象としている。更にその曲面は112mの高さ、20,000平米の広さと広大であり、21機のプロジェクターを使ってプロジェクションを試みた。

今は役目を終えたガスタンク"Gasometer Oberhausen"(ドイツ)で4月11日より開催中の展覧会"The Appearance of Beauty"の一環として、この試みは行われている。

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Intel"The Creators Project"でメイキングが公開されている。

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プロの方々にとって興味深いテクニカル・セットアップビデオも公開されています。

ビジュアルがよくある派手な動きの展開ではなく、ジリジリと心揺さぶる感じ。ガスタンクのスケールと使われなくなったもの悲しさに合っているように思います。

スマートフォンに憑りつかれた現代人を嘲笑う鏡

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隙あらば"Selfie"する現代人を嘲笑うかのような鏡でできたiPhoneオブジェ、Gabe Ferreiraの作品"Screen Identity"。彼らが撮影しているのは病的に撮影する自分の姿。

また、こういった珍しいモノを見れば写真を撮り、料理を見れば写真を撮り、TwitterFacebookにポストする。そんなスマートフォンとSNSに憑りつかれ、機械に支配された哀れな現代人を映し出す鏡にも見えなくない。

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そんな現代人の習性を利用した企画をしている自分も、何か胸が苦しくなるミラーです。不謹慎にも大統領に"Selfie"を仕掛けたSamsungの本社前にオブジェとして寄贈するアイデアも悪くないと思います。(オバマ大統領もSamsungのマーケティング戦略の餌食に)

2014-04-17

建築新発想。フレキシブルな構造体のホテル

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ビルという巨大な構造物で"フレキシビリティ"と言えば精々、間仕切りが...とかいう程度だと思うんだけど、OVA studio(香港)が設計中のホテル"HIVE-INN"は、部屋そのものをフレキシブルに組み替えできるという画期的な仕組みだ。

構造がグリッドになっており、建造物のトップに設置されたクレーンでコンテナをスロットインするという斬新な発想。コンテナは中古で安上がり且つサステナブルという訳だ。

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コンテナの外観を広告媒体、内部ショールームに。ホテル+部屋貸し+広告で収益を上げるという考え方。コンテナという性質上、こんなに素敵なブランドが広告を出すとは思えませんが...。一見するとディスカウントストア的な外観です。

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堅牢性とか、不安な部分もありますが、発想が好き。是非宿泊してみたいという気がします。

ユダヤ人の悲劇の歴史を語る素敵なインターフェース

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19世紀〜20世紀にかけてのユダヤ人悲劇的な歴史をテーマとした"Jewish Museum"(ポーランド)には、その継承されるべき物語を語るに相応しいインターフェースがある。

panGeneratorによって開発されたこの"Macrofilm"なる展示装置がそれ。来館者はまず引き出しから、関心のあるテーマの札を選び、スリットに差し込む(RIFDで認識)。すると、目の前の巻物にも似たディスプレイに物語が現れ、手元のホイールを回すとディスプレイ上で物語が進行するという仕組み。

このフォルムに惹かれます。

2014-04-16

IBMが1ヶ月で62種類のTVCMを作ってマスターズのTV放送で各1本ずつ集中的にオンエアするという驚きのメディア展開

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Bubba Watsonの優勝に沸いた先週末の「マスターズ」に熱中していたゴルフ狂やエグゼクティブたちは、今、IBMがとても気になる存在かもしれない。IBMは6年前から実施している"Smarter Planet"キャンペーンを「マスターズ」を機に、次期フェーズ"Made with IBM"へと移行させた。

データ社会はもはやコンセプトではなく、実際に動いていることをリアルなストーリーを通じて実証的に語るというのがその内容なんだけど、そのやり方がとても力強い。IBMはこのキャンペーンの為に、30秒・60秒織り交ぜて、62種類の異なるTVCMを制作。何でも"1本のCMを50回オンエアするよりも50本作って1回ずつオンエアする方がいいよね..."という雑談をしたのが「マスターズ」の1ヶ月前。そこから、3つの撮影クルーを5大陸20カ国に派遣し、クライアントIBM社員、各産業分野のエキスパートなどにインタビューを行い、突貫で62本のTVCMを制作。そして、「マスターズ」で集中的にオンエアした。

なのでアメリカのゴルフ狂やエグゼクティブは今、IBMの残像が頭から消えないかも知れない。

例えば、東芝による教育現場のサポートの裏にはIBMが...という日本取材のTVCM。

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CM Play List

キャンペーンのコアになるメッセージ"より速く、より良く、より効果的に、クラウドで"というメッセージが集約されたのが、このレストランを舞台にしたIBM社員が語るCM。こんな目玉焼き1つにまで、生産・サプライチェーン・保存・調理などコンピューティング技術が隠されている。

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この"Nanostrage"はとてもリズミカルで良い感じ。ナノ技術を使ってデータストレージの新しい方法を開発している、という内容で昨年話題になった "A Boy and His Atom"(一酸化炭素の分子を1コマずつ動かしてコマ撮りした作品)の素材も使用されている。

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このプロジェクトを手掛けたのは、長年IBMのパートナーであるOgilvy & Mather。その舞台裏を語っている。

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62本作って1回ずつ1つの番組でオンエアするなんて、たとえ思いついてもできないですよね。

1つの角度では不十分です。

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"Perfect Timed Photo"というタイトルで、インターネットの至る所でこういった類の写真を見かけるけど、Volkswagenが新搭載される「360度カメラ」を訴求する為にこの手の写真をうまく広告表現に活用した。

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“One angle is not enough”(1つの角度では不十分です)。うまいこと言ったな。