2013-05-20
スーパーでカートを押せば、付近にある食材を使ったレシピをカートが教えてくれる
スーパーのレジにレシピ提案のソフトウェアをインストールし、Hellmannのマヨネーズを購入した人だけを対象に、他に購入した食材を含めて、どんな料理を作ることができるかを瞬時にレシートにプリントするというサービス“HELLMANN’S RECIPE RECEIPT”が昨年実施されたけど、その第二弾が同じくブラジルのスーパーで実施された。
“Hellmann’s Recipe Cart”と題された今回の企画ではデジタル端末が搭載された特殊なショッピングカートが主役。このカートが幾つかの食材売場付近を通過すると、その食材とマヨネーズを使った料理のレシピ映像が流れる仕組みで、そのレシピ情報をメール送信することもできる。
導入後の初月で45,000人が利用し、レシピのメール送信が数千件、売上は68%上昇した。
スーパーが1つのブランドをここまで優遇するとは驚きですが、マヨネーズという調味料の応用範囲やブラジルでマヨネーズが重宝されていることを考えれば、スーパーにとって合理的な販促策かも知れません。
“404 Not Found”活用法
Volkswagen Tiguan(ブラジル)がオフロードを楽しむクルマであることをアピールする為にユニークな試みをしている。
“404 Not Found”...探しているWebSiteが見つからずがっかりするページだけど、Tiguanはこのページをうまく使っている。Tiguanを検索すると辿り着くページがこれ。
“The Tigan cannot be found”(Tiguanは見つかりません)
更に詳しく見てみると...
The car you are searching for has been removed out of its own accord. Like any other good off-road, it is somewhere far away enjoying its life.(探しているクルマは誘われるようにこのページを飛び出しました。オフロードのような、どこか遠くで毎日を楽しんでいるでしょう)
Please try the following:
- You have not typed in the wrong address. No need to check the spelling.(アドレスは間違っていません。スペルチェックはしなくてよいです)
- Instead of opening the webpage, open your mind. Stop looking for things in a link and go search for things to do outside.(WebPageを開かずに、心を開いて外で何をやるかを探しましょう)
- Do not click on the “back” button to try a new link. Life moves forward, pal.(ブラウザのバックボタンはクリックせず、新しいことを試してください。人生は前進です)
- Click on search to see what Tiguan’s doing outside the internet.(ここをクリックしてTiguanがネットの外で何をしているか見て下さい)
- If you want to enjoy life with it, click here.(あなたがTiguanと人生を楽しみたいならクリックして下さい)
そして、このリンクを辿るとTiguanのPinterest検索結果ページに誘導される。
“The Tigan cannot be found”のページに出会った時点で“404 Not Found”と勘違いして反射的にページを離れそうな気がしますが...。でもコストもかからないし、実験的試みとして面白いですね。
2013-05-17
DVDがピザに大変身!
Pizzaと映画の相性がこの上なく良いことは既に証明済みであり、Pizza店はレンタルDVD店やストリーミング映画配信サービスとの様々なタイアップ企画を展開してきたが、この展開は想像を超えている。
DVDが円盤形であることに目を付けたDomino Pizzaはアカデミー賞作品賞を受賞した“ARGO”のDVDの表面を特殊なインクで加工し、DVDレコーダーで再生するとその熱でPizzaの絵柄が円盤上に浮かび上がる仕掛けを実施した。
Pizzaはできれば映画を観ながら食べたいので、映画を観終わった後に表示されるというのが少し残念。しかし、複数枚レンタルしていて、運良く最初に再生されれば効果を発揮するかもしれません。
CEOの不適切発言が引き金となり、アバクロをホームレスに着せようキャンペーン勃発
私達の服はルックスの良い人だけに着て欲しい。というのもルックスの良い人は他のルックスの良い人を魅了するからだ。だから私達の服はクールでルックスの良い人を対象にしているし、それ以外の人には着て欲しくない。私達の服はお腹に贅肉の無い人にしか合わない...。
日本でも人気のブランドであるAbercrombie & FitchのCEO Mike Jeffriesが7年前に語ったこの言葉が、最近あるコラムで取り上げられ、波紋を呼んでいる。そして、今Mike Jeffriesは「アパレル界の最低人間」としてネットで大炎上している。
また、女性に対して特に態度が悪いことも炎上に拍車をかけた。「特に太った女性には私達の服は着て欲しくない」との考えから、メンズはXXLを製造しているのに、レディスはLまでしか製造しておらず、45kgの大規模ダイエットを敢行したKirstie Alley(女優)も「そんな服、絶対に買わない!」とTVで発言した。
そんな中、一般生活者の手により「手持ちのAbercrombie & Fitchの服をホームレスにプレゼントしよう!(あるいはホームレス施設に寄付しよう!)」というキャンペーンが立ち上がっている。
「ホームレスの人=クールじゃ無い」という設定が好きでは無いですが...。
このビデオの冒頭部分でMike JeffriesとBack to the FutureのBiffが老いた姿が並べて表示されている。「お前のルックスこそ醜い! お前が言うな!」ということでしょうか。
ちなみにこのビデオ、あっという間に570万視聴を突破。ソーシャルメディア恐るべしです。常に見られていることを意識した行動と発言が必要です。
バナー広告に表示されるゲームをスマートフォンで操作
以前紹介したOld Spiceの“Mr. Wolfdog”キャンペーンの一環としてハンガリー界隈でスマートフォンとバナー広告を連携したユニークな試みがされていたようだ。
バナー広告に表示されるQR CODEをスキャンすると、スマートフォンをコントローラーにして、バナー広告に表示される「狼にまたがったOld Spice Manのロデオゲーム」を楽しめるという仕掛け。
バナー広告上にゲームを表示するだけなら過去にもあったような気がするけど、スマートフォンをコントローラにするのはお初に観ました。バナー広告はインプレッションや誘導など様々な狙いがあるわけですが、エンゲージメントを向上させることにも期待できそうです。
2013-05-16
ウォータースクリーンで交通事故減少
噴水で水のスクリーンを造り、その表面に映像を投影するウォータースクリーン(本プロジェクトで使用されているシステムはLaservisionと呼ばれている)は、イベント界ではお馴染みの技術だけど、それが公共交通システムにも役立てられているというのが意外。
“Sydney Harbor Tunnel”(豪州・地下トンネル)では自動車が停止サインを無視して通行し、事故が多発するという問題に悩まされていたが、Laservisionを活用することによって解決したようだ。
'STOP'の表示面積が大きく、ドライバーの注意を惹くと共に、万が一ブレーキが間に合わなかったとしても水なので事故にならないというのがポイント。理にかなってますね。
蚊を自然に引き寄せ、殺虫剤の強力な能力を伝えるアドボード
“Orphea”なる殺虫剤の強力な殺傷能力を印象づけるOOH。スプレーの噴射型に粘着剤を塗りつけ、周囲の蚊をスプレーの噴射型に付着させるというアイデア。
うまいアイデア!
身の回りの見過ごしてしまっている所にコンテンツがある
米国のエージェンシー“Campbell Ewald”の自社ビルの屋上にこの春、2羽の隼が飛来した。2004年以来、何度か隼が飛来しているが、2つの卵を産んだ今回はLiveCamを仕込み、その子供が生まれる瞬間を映像配信した。
そして、5月14日に最初の子供が誕生し、翌日に2羽目が誕生した。
一旦生まれた子供を卵の殻に押し込もうとする可愛い映像も公開されている。
中継映像を含め、隼情報はTumblrにアーカイブされている。
この情報は、いくつかのメディアにも取り上げられており、“Campbell Ewald”は機転が効くなぁ、という感じ。自分の身の回りにも見過ごしてしまっているコンテンツがありそうです。
2013-05-15
不規則なようで規則的な動き
“The Clockmakers”by Renaud Hallée。ホイル、トライアングル、トランポリン、直線が融合した不思議なメカニズムを持つ世界。一見不規則でありながら規則性があり、それが何とも心地よいです。
2013-05-14
自分自身の個人データ売ります。
私達が毎日ネットサーフィンしている間、GoogleやFacebookは私達から吸い上げたデータを活用して莫大な利益を上げている。一方で、ネットサーフィンしている私達の手元には一銭も入らない。
試しに私達が普段利用するWebSiteのポリシーをチェックすると、私達はきっちりとデータの利用を許可していることになっている。
これを理不尽であると考えたFederico Zannierは、自分のポリシーに背いて、自分のデータを販売しようと、2月以降、自分の行動データを蓄積した。
データの総量は7GB 44,964Files。2,800,855行のテキスト(本1500冊分)、2Miles 261Yardsに及ぶマウスポインターの動き、21,124枚のWebCam写真、19,920枚(1.7GB)のスクリーンショット、19,468Milesに及ぶ移動情報などが含まれている。
そして、彼が公開しているデータのVisualizationが非常に美しい。
- 彼が訪問したWebSiteのキューブが空から落ちてくる。
- 日毎のデータを集約し、クライアントがどの日のデータを買うべきか検討するのに役立つ情報
- キーボードのプレス情報
- ポインターのトラッキング情報
- 行動情報
詳しくは、myprivacy.infoで。
Federicoはこれらのデータ1日分(彼が訪問した70WebSites、500スクリーンショット、500WebCamイメージ、位置情報、ポインターの動き情報)をKickskaterで$2で販売している。現在、売上は$1,246(客数110人)に達している(Kickskaterは事業資金等を募る場なので売上という言い方は不自然だけど)。
Federico Zannierは現在はニューヨーク大学大学院の学生だけど以前はアクセンチュアやシリコンバレー等の会社で働くかなりのスキルワーカーであったようです。
データで儲けるというよりも、Data Visualizationのスキルを売り込むなど、セルフプロモーションのきっかけとして考えているのではないでしょうか。それでもプライバシーを販売するのはかなり勇気が必要だとは思いますが。




















