Campaign_Otaku RSSフィード Twitter

2014-09-17

女性用下着ラインの新機軸

f:id:y_sequi:20140917044636j:image

この女性用下着広告に登場する6人の女性はプロのモデルではない。Tech系ベンチャーの女性CEO(または創業者)だ。これはアパレルブランド"Dear Kate"の下着ライン"Ada Collection"の広告であり、"Ada"とはアルゴリズムを発明した"Ada Lovelace"に因んだネーミングである。よってTech系の女性CEOをモデルとして起用した訳だ。

"Dear Kate"の創業者であるJulie Sygielは"彼女たちの知性によって、それが下着のように見えない"と語っている。それは、この広告のもう1つの主張であり、何ら搾取的なイメージ無しに女性の強さや女性らしさを描くことで、性差別への強い抵抗を表現している。

各々のCEOをフィーチャーした広告には、"女性が世の中をより良くする"という自信に満ち溢れた彼女たちの信念の言葉が記されている。

f:id:y_sequi:20140917045044j:image

f:id:y_sequi:20140917045424j:image

f:id:y_sequi:20140917045707j:image

f:id:y_sequi:20140917045706j:image

f:id:y_sequi:20140917045705j:image

f:id:y_sequi:20140917045704j:image

この広告に対し、ソーシャルメディアでは賛否が分かれている。

"性差別への戦い方はこうではない。逆よ"

f:id:y_sequi:20140917050538p:image

"こうやって服を脱がない限り、あなたたちに何らチカラは与えられない"

f:id:y_sequi:20140917050537p:image

"大好きよ、この広告。むしろこの広告は強い女性の中にある女らしさを引き出している"

f:id:y_sequi:20140917050536p:image

"この広告、好き。大胆で、力強くて、美しい女性たち"

f:id:y_sequi:20140917050535p:image

下着とアルゴリズムという不思議な組み合わせ、女性CEOの起用、性差別への抵抗...これでもかという程に話題の種を詰め込み、大胆に独自ポジショニングを築いた感じ。賛否はあるけどそんなに悪い種類の論争でもないし、存在感獲得という面では良い方向に向いているのではないか。

2014-09-16

赤信号ガイが踊り出せば、交通事故は減少する

f:id:y_sequi:20140916154604j:image

忙しい現代人にとって赤信号とは待ちきれない類いのものであり、それ故に交通事故も起こりやすい。"Dancing Traffic Light"はそんな問題に対する解決策の1つであり、赤信号の待ち時間にFUNを提供しようという趣向だ。

信号機の人型が赤信号になると激しく踊り出すんだけど、近くにダンシングブースがあって、そこで人が踊ると、その踊りがリアルタイムで反映されるという仕組みになっている。

D

仕掛けたのは"Smart"(コンパクトカー)。赤信号での横断が81%改善されたそうだ。この企画終了後、人々の習慣が変わっているかどうか、見物ですね。

2014-09-14

犬だって長距離ドライブで苦しんでいる

f:id:y_sequi:20140914111031p:image

これだけ犬を飼っている人が増えると、あちらこちらに出かける際に犬を連れて行くことも多くなるし、米国などでは特に長距離ドライブに犬を付き合わせることも多いだろう。

ということでこのCITROENのTVCM。

D

CITROEN C3 e-HDiは燃費が良く、満タンでノンストップなら1500km以上走行できるとのことを示唆すべく、犬がストレッチしている訳だ。

犬の出演に痣とさを感じる一方で...やっぱかわいい。

2014-09-11

自販機の住人が語りかける

f:id:y_sequi:20140910145358j:image

Tweetすると無料で商品がもらえる...といった自販機企画はかなり安売り状態になっているけど、このWalkers Crisps(スナックブランド)のケースは一工夫されている。

舞台はバス停にある自販機を模したDigital Billboard。スクリーンには1986年のFIFA WORLD CUP得点王に輝いたGary Linekerが写っている。自販機の中の狭い空間に佇み、そこで生活しているようなイメージだ。

Linekerは、その場でサンドウィッチを食べたり、バス停利用者に筆談を仕掛ける。また、Tweetすると無料でWalkers Crispsをあげるよ!と呼びかけたり、時にはリプライもする。

D

とても簡単なトリックなのですが、面白いです。求人サービス"JOBSINTOWN.de"のOOHシリーズ企画にインスパイアされたかも知れない。

f:id:y_sequi:20140911230855j:image

重要な製品発表会で、AppleはOK Goのアイデアをパクったのか?

f:id:y_sequi:20140911025415p:image

"Perspective"(見方)と題されたAppleのフィルム。火曜日にカリフォルニアで行われた新製品発表会の冒頭に公開されたフィルムであり、トリックアート手法を使った演出が印象的だ。

D

ここで語られているメッセージの一部を抜粋すると...

いつも異なる角度で物事を見る人たちを讃えよう。

物事に新しい意味を与えることの大切さ。

常にもう1つの見方、より良い見方、より大きな物事の見方があることを信じよう。

これらの言葉はジョブズの伝説的キャンペーン"Think Different"に集約される。大切な新製品の発表を前にAppleのポリシーを再度強調した訳だけど、Appleは"Think Different"などと言う資格は無いと言っている人たちがいる。OK Goだ。なぜなら彼らが6月中旬にリリースし、YouTubeで1,000万視聴を突破した"The Writing's On the Wall"のMVに"Perspective"が酷似しているからだ。

D

OK Goの方がカラフルではあるが、確かに似ている。実は4月の段階でAppleOK Goはビデオ・コラボレーションを検討しており、OK Goからトリックアートを使ったアイデアを提案していたが、最終的にはAppleコラボレーションを断った。しかし、Appleはその後、OK Goのビデオを制作したプロダクション"1stAveMachine"及びディレクターと契約し、この"Perspective"を制作した。

Appleのこのような騒動は実は初めてではない。あの印象的なiPodのシルエット広告(2005)がLugz(シューズブランド)の広告と似過ぎているという問題があった。

D

D

その翌年のMac with IntelのTVCMがThe Postal ServiceMV"Such Great Heights"に酷似しているという騒動もあった。

D

OK Go訴訟を検討しているようだ。Appleにとっては"Think Different"が浸透している今、ブランドイメージとしてはかなりの打撃を蒙るかも知れないが、以前同様大事に至らず切り抜けるかも知れない。また、これまで散々パクリのレッテルを貼られてきたサムスンの逆襲があるかも知れない。

(via Bloomberg Businessweek)

2014-09-10

Coca-Colaが人間の骨を溶かすというりは本当か?

f:id:y_sequi:20140910232029p:image

"Coca-Colaは骨を溶かす""Coca-Colaはコンクリートも溶かす"...この類いの噂は誰もが耳にしたことがある筈だ。そして、それは少なくともコスタリカでは同じ状況のようだ。

Coca-Cola Costa Ricaがリリースしたこの物語の舞台は処刑直前の薄暗い部屋。処刑人がエプロンと手袋を身に付け、大ばさみやノコギリ、電気ドリルの状況を確認する。と、そこで発見したCoca-Colaを手に取り、処刑台の男の頭の上からぶっかける。男はCoca-Colaが皮膚を溶かすと信じているのだ。しかし、何もおこらない。

何人かの人はCoca-Colaが肉を溶かすと信じていますが、Coca-Colaが細胞組織を溶かす可能性は全くありません。

D

僕もCoca-Colaが体内を破壊していると信じていました(言いながら時々飲みますが)。でも、このフィルムの主張を鵜呑みにすることはできません。

テレビ、映画、音楽に続き、アートのストリーミング配信サービスが始まる

f:id:y_sequi:20140910224535j:image

TVからNetflix, huluへ、iTunesからSpotifyへ、テレビや映画、音楽がストリーミングへと移行する中、家やオフィス、ビルに飾る額縁アートもストリーミングになるようだ。"Curater"なるアートストリーミングサービスは広告プロダクション"Acne"によって企画されたサービスで2015年にローンチする模様だけど、当初はインビテーションを受け取った500ユーザーからスタートする予定。

"Curater"は中村勇吾氏(tha ltd)が企画開発した美しく且つ高価なディスプレイ"FRAMED"とは異なり、アート配信+ディスプレイレンタルの月額定額制の仕組みで導入する。

D

ディスプレイはRaspberry または Banana Piを使用したWi-Fi内蔵HD極薄LEDを活用し、スマートフォンやタブレットでコントロールする。

"Acne"は多数のアーティストや作品群と提携している模様で、その中には米国の有名写真家"Weegee"の"Piggy Marilyn"(1960)などが含まれており、年間6-8回程度の異なる展覧会を開催する予定だ。

f:id:y_sequi:20140910224557j:image

ディスプレイ・レンタル込みの月額設定になると思いますが、いくらぐらいなのだろうか?家庭は勿論、企業のロビーフロアとか色々需要ありそうです。

広告はリアルタイムへ

f:id:y_sequi:20140910214103j:image

以前は多かった街角での配布。ジュースやお菓子、時にお酒まで何でも配る時代があったけど、最近は少なくなったような気がする。そして、その現代的なやり方がこの"Evian Bottle Service"ではないか。あなたが8月19日〜21日までマンハッタンに居たとして、居場所に#Evianbottleserviceを添えてTweetすれば、5-7分でEvian Bottleを届けてくれる。

また、このリアルタイムの仕掛けは郵便番号を使ってより広域でも実施している。(郵便番号毎に時間を限定してTweetを受けつけ)

D

Evianによると、この施策で日毎のメンションが3.5倍に増え、Twitterで280万インプレッション、75,000エンゲージメントを記録したとのこと。

ソーシャルでのブランドに関わる会話にリアルタイムで対応していくと語ったCoca-Cola。TVCMを中心としたキャンペーンをカルチャーのスピード(企画〜オンエアまで数日)でやってしまうBeats。オンライン広告もAI使ってリアルタイムになっていくという話を聴いたことがあります。広告はリアルタイムの方向へ動いているということでしょうか。

超放任主義のサーカス

f:id:y_sequi:20140910201445j:image

サーカス演出効果の操作スタッフとしてデビューした若い男。簡単なレクチャーを受けてトライしたものの、1つのミスを引き金に、焦ってミスを連鎖させ酷いことに...。

Next time label it(次からはちゃんとラベリングしようね)

D

単純で楽しく害の無い"brother"のTVCMだと思うのですが、"Captive Animals Protection Society"なる動物保護団体が虎が暴れる場面について噛みついているようで、"brother"はオンエアを一旦停止しているとのこと。視聴者を基準にTVCMをつくるのでは無く、過敏に反応する一部の人たちを基準にしなければならないなんて、窮屈な世の中です。最近日本でもこの手の事件は多いですが、英国でも同じようです。

喋る水

f:id:y_sequi:20140910192816p:image

Coca-Colaを筆頭に清涼飲料水が肥満の大きな要因であると考えられている米国。人々にもっと水を飲んで貰うべく非営利団体"Partnership for a Healthier America"が仕掛けたのが"Drink Up Fountain"。

一見、公園にある普通のウォータークーラーだけど、人々がタンクから飛び出す水に口をつけた瞬間、水が"フレッシュだろ!"とか"君の1兆個の細胞に喜ぶぜ!"とか水の魅力を喋り出すという仕掛けだ。(口を水から離すと喋らない)

D

酒屋店頭のビール6本セットが客と会話するという企画はあったけど、水という液体が喋るって...インパクトあるなぁ。

Nikeはアスリートをサポートするために専用の飛行機を開発

f:id:y_sequi:20140910173713j:image

スポーツブランドのミッションがアスリートが最高のパフォーマンスを発揮できるようサポートすること...であれば、Nikeがアスリートの移動用飛行機を開発していることも頷ける。

デザインコンサルティング会社"Teague"とのコラボレーションでデザインされたこの飛行機は、次の試合開催地までの移動条件が悪いアスリートや特に重要な試合を控えるアスリートをサポートすることを意図している。次の試合でアドバンテージを握るための4つのコンセプト...回復・現状分析・睡眠・思考...で構成されており、試合後のバイオメトリクス分析、栄養補給、ハイテクを活用したヒーリングなど、従来の飛行機に実装されていない機能が装備されている。

f:id:y_sequi:20140910173746j:image

f:id:y_sequi:20140910173745j:image

f:id:y_sequi:20140910173744j:image

f:id:y_sequi:20140910173743j:image

f:id:y_sequi:20140910173742j:image

勝利を追求するブランド...という感じがします。プロモーションにも契約にも役立ちそうです。