バリシニコフとグレゴリー・ハインズのバレー・ダンス・バトルが売りの「ホワイトナイツ/白夜」
1985年製作、1986年(昭和61年)日本公開の米国映画です。
人気バレエダンサーのミハイル・バリシニコフとタップダンスの名手、グレゴリー・ハインズが共演した「ホワイトナイツ/白夜」です。ページを開きますと...
白夜というタイトルからも想像がつくように、舞台はロシア。当時はソ連でした。続きまして解説...
右ページにあるように、レニングラードのバレエの殿堂、キーロフ劇場が登場します。ペレストロイカを推進したゴルバチョフ書記長の就任が1985年。この映画がソ連でロケできたのも、そうした時代背景があってのことかもしれません。
そして主演のふたりのご紹介。まず...
バレエ界の大スター。ミハイル・バリシニコフ。この人自身が、この映画の役と同じく亡命ロシア人ダンサーでした。バレエの枠に収まらないカリスマ性を持ったスターでした。そして...
グレゴリー・ハインズ。フランシス・コッポラ監督の「コットンダンス」にも出ていたタップダンスの名手です。クラシックバレエの第一人者とタップダンスの名手が真っ向勝負のダンスバトルの映画でもあったわけです。ですから、ふたりとも見開きで、ご紹介です。
ヒロインは...
イザベラ・ロッセリーニ。イングリッド・バーグマンとイタリアの監督、ロベルト・ロッセリーニの間に生まれた知的な美女です。
監督もまた見開きで、ご紹介です。
「愛と青春の旅だち」や「カリブの熱い夜」など音楽の使い方が上手いといいますか、主題歌が大ヒットする映画を作ったテイラー・ハックフォードです。MTV時代の監督と言ってもいいかもしれません。
で、「ホワイトナイツ」のキャスト・スタッフのコメント...
この映画、主演陣だけではなくて、脇役陣も豪華でした。
ここでは何といっても、ヘレン・ミレンでしょう。この映画から30年近くたった今も「REDリターンズ」に出たり、バリバリ主役クラスです。
ハックフォードをMTV時代の監督といいましたが、この映画の時代はMTVの全盛期でした。そんなわけで音楽もてんこ盛りです。
左下に使われた楽曲のリストがありますが、右ページに登場するライオネル・リッチーが歌った「セイ・ユー・セイ・ミー」は大ヒットしましたし、ほかにも、フィル・コリンズやら、ロバート・プラントやら、ロバータ・フラックやら、チャカ・カーンやら、どんだけアーティストを並べるのかといった感じです。
スタッフ・キャストの詳細も。
ソ連ロケにバレエ・ダンスの2大スター共演。そして当時の人気アーティストの音楽と、もう、これでもか、これでもか、という仕掛けです。
そして裏表紙...
主題歌「セイ・ユー・セイ・ミー」の訳詞入りです。もう、コテコテです。
バリシニコフのダンスを堪能できる映画ですし、最近もWOWOWあたりで放映されたりしているようですから、当然、DVDもあります。
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White Nights: Original Motion Picture Soundtrack
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