「ブラジルで勉強したい」夢かなわず 名神多重事故

http://www.asahi.com/national/update/1113/OSK200511130013.html

高速道路における多重衝突事故というのは、このような悲惨な事故になりやすいですね。
昔、検察庁にいたときに公判立会したことがある事故(やはり高速道路での多重衝突事故でした)では、大学に入学したばかりのお子さんのところへ行った帰りの一家が、トラックに衝突されてお亡くなりになっていて、非常に痛ましかった記憶があります。

ラビン元首相の10周忌追悼記念式典、約20万人が参加

http://today.reuters.co.jp/news/NewsArticle.aspx?type=topNews&storyID=2005-11-13T205044Z_01_NOOTR_RTRJONC_0_JAPAN-193766-1.xml

クリントン米大統領は、「きょう彼がこの場にいたら、『もし私が良い人生を送ったと、私の死が尊い犠牲だったと本当に思うなら、後生だから、私の始めた仕事を完遂してほしい』と望むだろう」とスピーチした。

ローザ・パークスの葬儀で、クリントン前大統領がスピーチするのを韓国にいたときに観ましたが、心を打つスピーチで、日本の政治家との大きな違いを感じました。上記のスピーチも、おそらく心打つものだったのでしょう。
死後10年たって、20万人もが追悼式典に集まるラビン元首相の影響力にも目を見張るものがあります。

対日断交をと副大統領 ペルー、大使館に卵

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051113-00000045-kyodo-int

副大統領は、フジモリ元大統領に駐チリ日本大使館員が面会したことなどをあらためて強く非難、ペルーのマキャベロ駐日大使の召還だけでは日本に対する抗議姿勢として不十分だと主張した。

素朴な疑問として感じるのは、フジモリ元大統領は、日本国籍なのか、それともペルー国籍なのか、ということです。
御本人は、両者を巧みに使い分けながら現在に至っているようですが、現在の状況では、「ペルー人」として動いているようであり、そういう人に、日本大使館員がわざわざ面会に行く必要があったのか、疑問を感じます。
外国の政治家が政治的に日本という国を利用しようとしているという状況について、日本政府としても、よく考えて対応しないと、無用な反発を生むだけでしょう。そして、それは、ペルーにおける邦人や日系人に対する無用な攻撃、嫌がらせにもつながりかねません。

誤診の医師に禁固1年求刑 割りばし刺さり死亡の事故

http://www.asahi.com/national/update/1114/TKY200511140153.html

医師は刺さったままのはしに気づかないまま、頭部をCTスキャンで撮影したり、脳神経外科医に引き継いだりせずに、傷口に消毒薬を塗るなどしただけで帰宅させ、翌日、頭蓋内損傷で死亡させたとされる。

刑事上の過失の有無は証拠関係を見ていないのでわかりませんが、患者に刺さっている割り箸にも気づかず、消毒する程度で帰してしまうような医師に診てもらいたくはないですね。

六本木ヒルズクラブでの出来事

今日は、午前中、府中の警察大学校へ行って3時間弱の講義を行い、午後、六本木ヒルズへ戻ってきて、ランチでもしようと思い、1人で六本木ヒルズクラブへ行った。食事をして、コーヒーを飲みながら新聞をじっくり読んだ後、さあ仕事をしようと思い、チェックアウトしてエレベータホールでエレベータを待っていたところ、クラブ内からどやどやと出てきた数名の男性が、やってきたエレベータに乗り込んだ(後から聞いたところ、森ビルかどこかの御得意様だったようである)。
大事な客なのか、警備員が1人ついており、エレベータにまだ十分乗れそうな余裕があったため、私が乗ろうとしたところ、その警備員から、一緒のグループかと聞かれ、そうではないと答えると、別のエレベータに乗るよう言われ(どう見ても丁寧な言い方ではなく)、そのエレベータは下へ降りて行ってしまった。
1人取り残された私は、しばらく待った後(51階ともなると、なかなかエレベータが来ない)、下へ降りた。
その集団は、森ビルかどこかの上得意だったようであるが、一応、私もクラブ会員である。ホリエモンや三木谷氏などには及びもつかないが、実は、結構利用しており、クラブの売上に着実に貢献していると言っても過言ではないだろう。そういう客に対して、このあしらいは、やはり失礼と言える。今思い出しても不愉快である。
なぜ、このことを、ここで紹介するかと言うと、立腹して言い触らしてやろうと思ったわけではなく、この出来事の中に、自分自身も肝に銘じるべき教訓が含まれていると思ったからである。私自身、弁護士として、いろいろな方々から依頼を受けて仕事をしている。そういった方々は、それぞれ、私に報酬を支払って下さっている。受任している仕事には、大小もあれば、難しいもの、それほど難しくはないものなど、様々であり、いただく報酬の金額もいろいろである。
しかし、それぞれが、私にとっては大切な案件、依頼者であり、仕事の大小、報酬の多寡等で差別的な取り扱いはすべきではないと思っている。こういう精神は、どのようなビジネスにも通じるのではないかと思う。
上記の警備員は、所詮、警備員であり、上得意の集団を丁重に扱えと命じられていたのであろう。しかし、上得意の集団を丁重に扱う一方で、別の客を粗末に扱い、不愉快な思いをさせてしまった。これは、相手によっては致命的であり、取り返しがつかないことになりかねない。
また、エレベータホールには、気がきかない警備員しかおらず、六本木ヒルズクラブの接客係員の姿がなかった。これも失態と言える。特定の客を特に丁重に扱うことは、同時に、他の客を粗末に扱う(少なくともそういった印象を与える)危険性をはらんでおり、警備員まで配置するようなことをするのであれば、係員に見送らせて、そのあたりで失態がないようにするといった程度のことは、この種のクラブであれば必要であろう。
そういった係員がいれば、気がきかない警備員をうまくフォローして、私を巧みに誘導し、不快な思いをさせないまま、別のエレベータに乗せることができたはずである。ちょっとした気配り、心遣いが、他人の気持ちに与える影響に大きな差異を生むものであるが、上記の出来事から、そのことを改めて認識させられる。
日常の中での、ちょっとした出来事であるが、こういったところからも、自分自身にとっての教訓を見出すことができることを改めて感じた。