高裁 時効成立なのに有罪判決

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130828/k10014089811000.html

神奈川県の59歳の被告は平成20年に成田空港から中国にうなぎの稚魚を密輸しようとしたとして、4年後の去年12月、関税法で禁じられた無許可輸出の未遂罪で起訴されました。
この被告の裁判で2審の東京高等裁判所は今月6日、「稚魚を隠したケースを航空会社に預ける前だった」として、起訴された未遂罪ではなくより刑が軽い予備罪を適用して罰金50万円の有罪判決を言い渡しました。
しかし、検察によりますと時効までの期間が未遂罪が5年なのに対し予備罪は3年と短く、予備罪を適用する場合は、この被告は起訴された時点で時効が成立していることになるため有罪にはできず、本来は裁判の手続きを打ち切る「免訴」にしなければならなかったということです。

こういうことがないようにチェックするのも高裁の役目である上、ベテランの裁判官が3名そろっていてこれですから、人間、間違う時は間違うものだな、ということをしみじみと感じますね。
未遂から予備へ認定変えするにあたっては、事実が変わりますから、訴因変更手続を経ていたのではないかと思います(縮小認定といって、例えば、殺人の訴因のままで傷害致死を認定する、といったことがされる場合もありますが、未遂から予備では、それは難しいでしょう)。もし、そうだったとすると、公判に立ち会っていた高検の検事も時効の問題を見逃していた(見逃したまま訴因変更していた)ということになってしまいます。
犯行時から3年を過ぎて起訴する、されたような事件では、時効にかかっていないか必ず確認する、という程度のことをやっておかないとまずい、というを感じます。時効の問題は民事、刑事にまたがり常に問題になりますから、私もなお一層注意したいと思いました。

2013年08月27日のツイート

Samsung、子供向けAndroidタブレット「GALAXY Tab 3 Kids」発表

http://news.mynavi.jp/news/2013/08/28/014/

子供用に設計されたSamsung独自のソフトウエア・レイヤーが載せられている。子供がAndroidに直接触れることなく、プリインストールされた子供用アプリ(教育、ゲーム、エンターテインメント、電子書籍など)や子供用アプリストアを利用できる。保護者が端末を管理する機能も充実しており、アプリケーション・マネージャーを使って子供がアクセスできるアプリを設定したり、子供がタブレットを使える時間を設定することが可能。

既存のタブレットを子供用に使っている、という人は多いと思いますが、記事に添付されている画像を見ると、子供が喜びそうなデザインで、子供向けにカスタマイズされていて使いやすそうですね。子供がこういったタブレットから始めて徐々に操作に習熟するという、そういう時代になっているのだな、ということを感じます。
例えば、幼稚園、小学校低学年程度までで、まとめて購入し皆で使うなど、新たな需要が生み出される可能性もあって、こういった製品は、今後、一定の伸びを見せ存在感が出てきそうな気がします。
日本での発売可能性はどうでしょうか。

「ドコモiPhone」今度こそ本当か 副社長「いつ出すかが問題だ」

http://www.j-cast.com/2013/08/27182327.html?p=all

「売れないメーカー」を淘汰し、代わりにiPhoneをラインアップに加える――。つまりツートップはiPhone発売への地ならしだったか、との質問に坪内副社長は「ドコモ側の態勢は整った。いつ出すかが問題だ」と口にした。

アップルにとっては、2012年発売の「iPhone5」が、過去の端末と比べると爆発的ヒットとまではいかなかったと指摘されている。新型モデル投入で再度大きな飛躍を遂げるため、販路拡大に動いても不思議ではない。

9月11日に、ドコモの都内にある施設が謎の(?)臨時休業をする、ということで、一部に、遂にiPhone発売か、という憶測が出ているようですが、9月発売、という可能性は低いような気がします。ただ、ドコモはiPhoneという強力な武器を欠くため他のキャリアに客を奪われ、また、アップルも、サムスンなどandroid陣営に攻めまくられてかつての勢いはなくなっていて、相互に歩み寄る環境はかなり整っている、ということは言えると思います。他のキャリアから遅れて年内中、あるいは来年早々に発売する、といった可能性は、ありそうな気がします(単なる印象ですが)。
iPhone発売後、10月から11月にかけて、新iPadの発表、発売が予想されていますが、まずはタブレットからドコモで取り扱いを始める、ということも、可能性としては想定しておく必要があるでしょう。「その時」が、正にそこまで来ている、というのが今だと思います。