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WIRED VISIONブログ第25回公開

WIRED VISION ブログに「Hello, I am a Hatena stalker.」を公開。

とんでもないタイトルで、キチガイな感じではじまる文章だが、途中からまともにおさまっている。

その理由は、キチガイなまま押し通すとさすがに編集長に怒られてしまうのではないかという危惧と、端的に言ってたまたまこれを書いている間ひどい鬱状態だったので。

文中お断りしている通り、今回の文章に近藤さんから伺った話は一切含まれていないのでご注意いただきたい。

あとはてなスタッフの方々については、当方に悪感情をもっていてもおかしくない id:secondlife さんから、当方の過去の文章が secondlife さんの仕事を紹介していたことを教えていただきその優しさに感激したり、id:nagayama さんと東京オフィスをつなぐカメラ越しに四年ぶりの再会を果たせて嬉しかった。

ただ id:kiyohero さんには、「お前リア充だよな!」と難癖をつけたり飛び蹴りしたり頭からガソリンをかけて燃やしたりひどいことをしたし、HUG Kyoto の二次会では id:kotorikotoriko さんに会えて舞い上がり、「アナタどうしてあんなキチガイみたいに面白い文章が書けるんですか!」と訳の分からないことを口走ったりひどいものだった。申し訳なし。

ワタシはただチベットの人民の平安と正義を祈る

結果的に中国は紛れもなくチベットの近代化に貢献してきたし、ワタシ個人は他の人ほどダライ・ラマ14世を無批判に持ち上げる気にはさらさらなれないのだが、だからといって中国によるチベットの陵辱、虐待を許せるわけはない。

katolerのマーケティング言論経由で、先日中国公演のパフォーマンスが波紋を呼んだビョークが、自身のサイトにこの件についてステートメントを出しているのを知った。

i would like to wish all individuals and nations good luck in their battle for independence.

justice !

Statement

ワタシはただチベットの人民の平安と正義を祈る。

残念ながら写真撮影ができないのは日本の美術館だけではない

よくまとまっていて参考になるが、これを読んで思い出したのは、ワタシが『Make: Technology on Your Time』Vol.02 のために翻訳したコリィ・ドクトロウの「歴史への裏切り者」である。

かなり長くなるが引用させてもらう。

 現在グリニッジ天文台は、かつての名工たちの独創力の歴史を辿る素晴らしい博物館になっている。そこには最高に精巧な真鍮時計、数世紀前に亡くなった王立天文台長による判読が難しい手書きの業務日誌、あと手で磨かれた光学機械や木製の堂々たる望遠鏡がある。
 そしてそこで入り口のドアを通り抜けると最初に目にするのは、「撮影禁止」の張り紙である。赤字の円にバッテンが書かれたカメラの絵まで付いている。
 計測の殿堂が、計測をしてはいけないという。若い世代の科学者を鼓舞するために作られた博物館が、最も基本的な科学の道具――記録装置――はポケットにしまっておけというのだ。
 僕は館長のところに出向き、その理由を尋ねた。写真撮影時にフラッシュを焚くことで展示品が色あせするのを心配して撮影を禁じているのですか? それはない――どんなに正確に記録しようが、光子が古い真鍮を傷つけることはないのだ。館長曰く、グリニッジ天文台で写真撮影が許可されないのは、著作権のためだというのだ!
 著作権? なんだってそんなものが? 時計に著作権なんてものはない。数世紀前の業務日誌に著作権があるわけもない。事実は著作権保護されないし、それに著作権は数百年のうちにちゃんと切れる――しかも、業務日誌の1ページを撮影するのは、イギリスにおいてアメリカのフェアユースにあたるフェアディーリングの範疇に確実に入る。
 その通りだと館長は認めた。それ自体には確かに著作権はないが、我々は写真や絵はがきなどの独占的な供給者でありたいというのだ。さらに重要なことに、展示品の中には写真撮影の禁止を約束した上で第三者から借りているものもある。
 どうしてそんなことが言えるのだろう。展示品に対しこうした姿勢を取る博物館の館長は、歴史、文化遺産、そして科学に対する裏切り者である。博物館の存在理由は文化を広めることであって、取るに足らない絵はがきで商売するために文化を制約することではないのだ。(中略)
 しかし、館長のこの姿勢は急速に当たり前になりつつあり、決して例外ではない。

Make: Technology on Your Time Volume 02

Make: Technology on Your Time Volume 02

ホール&オーツのアリスタ時代のアルバムが安い

Ooh Yeah!

Ooh Yeah!

Change of Season

Change of Season

コアな洋楽ファンを称する人でホール&オーツを鼻で笑ったり、あからさまに軽く扱う人がいるが、ワタシにとって彼らは初期洋楽体験においてポップミュージックの規範となり、何よりソウルミュージックの素晴らしさを教えてくれた大切な存在で、今でも好きである。

彼らのアリスタ時代のアルバムが800円台で売られている。この時代彼らはスターダムから降りてしまうのだが、『Ooh Yeah!』(桑田佳祐も参加してますね)は特にA面が好きだし、『Change of Season』はタイトル曲など特にかつてはなかった慈愛を感じることができ、やはりバカにする気にはなれない。

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