an-pon雑記帳

表現者と勝負師が好きです。

古本まつりとか

          毎年恒例、秋の古本まつりの収穫をば。 

      


◆『リテレール(1992夏号)書評の快楽』◆
「安原顕 独断編集!」を銘打ったリテレールは全部持っているつもりだったが、これを見落としていたようだ。不覚。
武田百合子『日々雑記』の書評を金井美恵子が書いてるよ!

◆『中谷宇吉郎随筆集』(文庫)◆
・・・やっぱり寺田寅彦の次はこの方でしょう。

徳川夢声夢声戦争日記 抄 −敗戦の記−』(文庫)◆
名高い「夢声日記」より昭和20年4月から8月までの日録を集めたもの。
「敗けるということ、時には大必要である。」という文も見え、こりゃそうとう辛口の記録が期待できそうだな。

赤瀬川原平『日本にある世界の名画入門』(文庫)◆
すでに読了しました。
赤瀬川さんの絵画解説は具体的でわかりやすく、ユニークな比喩が多くていつも楽しめる。シャガールの絵を「家庭で揚げる天麩羅」といってみたり、「白い牛乳がたっぷり混じったポタージュスープみたいな海」の絵が登場したり。サブタイトルのとおり、「美術館がもっと楽しくなる」!

はい、このとおり今年も勝ちだよ、勝ち!


(2011年11月14日記)