2012極私的ベスト(その他篇)

新年おめでとうございます。
書籍以外の2012年ベスト3を座興でまとめてみます(順位はなし)。
すべて新しく体験したもの・ことから選び、
既存のもの・ことは外してあります。
今年もお暇な折りには
「デジタルノート」に遊びに来てください。



旅のベスト3


日赤医療センター(広尾)


8月ホーチミンに出張した最後の晩、
なじみの鈍痛が久しぶりに背中と腰にやってきた。
胆石が身体のどこかで詰まっているのだ。
一晩我慢してなんとか帰国。
社の健康医療センターで診察してもらう。
その日のうちに日赤医療センターで検査、即入院が決まった。
7年半前に大骨折で人生初の入院をして以来二度目の入院。
病気で入るのは初めてだ。



診察と出術、二度に渡って入院。
8月末に胆嚢摘出手術を受ける。
それにしても早朝から深夜まで
看護士たち(ほぼ女性)の働くこと働くこと。
入院患者たちのひがみ、わがまま、気まぐれを
淡々と忍耐強くさばいていく姿に感謝以上の気持ちが起きた。
2012年、僕にとってもっとも異色の旅だった。


ホーチミンベトナム



ベトナムには一度行ってみたかった。
出張で実現した。
ジャカルタと同じく
街はオートバイ、オートバイ、オートバイ。
食文化の豊かさは予想通りだった。


●ムンバイ(インド)


9年前に訪れたデリー、ジャイプールの印象と比べて
経済発展の効果が空港、街並みにも現れていた。



アラビア海に沈む夕陽。
向こうはまだ見ぬ中東だ。
宿泊したホテルのインド料理が美味で
二日続けて通ってしまった。


店のベスト3


●マルモ食堂(会津若松



創業100年の会津若松駅前食堂。
電車の待ち時間の合間に
こういう店でグダグダ飲んでるのが僕は好きだなぁ。
しょっちゅう通えないのが難点。


●エルベ(東銀座)


とっくに店を閉めたと思い込んでいたら
インターネットの検索に引っ掛かった。
前の店からわずか数百メートル引っ越ししただけで
ちゃんと居続けてくれたんですね。



僕はここのビーフシチューは
老舗「銀之塔」より上だと勝手に思ってます。


●椿(新橋)


ご主人はもともと築地市場で魚を仕入れていた人。
それだけに自分の店ではランチメニューも決して手を抜かない。



小鉢、デザートの果物が付いて800円。
納豆を追加してプラス100円。
ご飯、味噌汁お代わり自由。
年配のお客さんが多い。
写真はランチ定食の青森天然寒ブリ刺身。
うまかった!


道具のベスト4(改訂版)


●くじらナイフと専用クラリーノケース


ブロガーTOSHIの鏡さんに教えてもらった。
さっそく取り寄せ、主に宅配便を開けるときに使っている。



くじらのデザインが可愛らしく
同居人、副会長、同僚Kさんにもプレゼントした。
もちろん鉛筆を削るのに使うのもいい。


●enchant.js


田中諒が20歳のときプログラマー清水亮の問いかけで開発。
スマートフォンのゲームプログラミングに役立つコードである。



僕も清水亮セッションでenchant.jsを使って、
アニメーションを使ったゲームに挑戦した。
素人にも覚えやすく使いやすいのが
enchant.jsの素晴らしいところ。
未知の領域、プログラミングの世界を探索する際の
心強い道具である。


●浅草犬印鞄製作所/帽子、ボストンバッグ、キャリーバッグ


数年前から帽子を愛用。
2012年、一気に使用アイテムが増えた。



以前愛用していた京都・一澤帆布の店を訪れても
ある時期からなぜか勢いがなくなり欠品ばかりとなった。
いま思えばお家騒動をしていた時期だった。
その顛末を材料に池井戸潤が『かばん屋の相続』を書いている。
商いは客を忘れたらおしまいである。
僕も一澤から浅草犬印に河岸を変えた。
鞄、ボストンバッグ、キャリーバッグ、
すべて名前を入れた。長く愛用する考えだ。


●アクションプランナー2012(追加)


ベスト3のはずだったががもう一点、
あまりに身近過ぎて忘れていた。追加しておく。
さとなお(佐藤尚之)さん推薦、佐々木かおりさん考案の
スケジュールノート。
使い始めたら手放せなくなるほど使いやすい。



自分の持ち時間が一目で見渡せる。
ミーティングの調整のときには
同僚にコピーを渡せばいちいち空き時間を伝える必要がない。



革製カバーを同時に買った。10,500円。
いつも手元に持つのでこの感触はお値打ち。
リフィル2,980円が高いか、安いか。
自分がどれだけ使いこなすかによるかもしれない。



2013年がみなさんにとって
日本にとって地球にとって
物質的にだけでなく豊かな年になりますように。