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中年女のひとりごと RSSフィード

March 15(Tue), 2016

ゴミ出し

娘たちが台北に住んでいた頃はゴミ収集については、「乙女の祈り」の音楽が聞こえてくると、あ、ゴミ収集車が通ってるな、ぐらいの認識だった。
というのも、住んでいたマンションでは、住人がゴミ出し係りのおばさんを雇っていたからだ。
ところが、台中に住むようになってからはゴミ収集車はとても身近な存在になった。

1週間に5日、決まった時間に音楽を流しながら家の前を通る。
「乙女の祈り」が聞こえてくると住民たちはゴミ袋を手に家の前に並ぶ。
正確にはゴミ収集車と資源回収車が2台でやって来る。
住民は2種類にゴミを仕分け、ゆっくり通り過ぎる2台のトラックにそれぞれ投げ入れる。

孫が今、最も興味関心があるのが車である。
車に乗れば後部座席のチャイルドシートから運転席をジッと見つめ、運転の真似。
絵本も子ども向け自動車図鑑が一番好き。
おもちゃも車以外に興味はない様子。
ということで、ゴミ収集車も大好きだ。

午後2時過ぎ、「乙女の祈り」が聞こえてくると、娘をせかして家を出る。
運転手さんとも仲良しだ。
「ハーイ」と挨拶し、「バイバイ」と言って別れる。
運転手さんも毎度のことながら嬉しそう。
それが終わると、お昼寝タイム。

燐家の息子さん一家は実家を出て、歩いて5,6分の所にあるマンションに住んでいる。
そして、彼はいつも2時ごろ実家に車でやって来る。
ゴミを捨てるために。
彼の住むマンションの前は9時ごろ通るのでゴミ出しに間に合わないそうだ。
ニュージーランドで恋に落ちた大陸出身の妻はゴミ出しは夫任せらしい。
それで、黒のポルシェ・カイエンを運転してやってくる。
両手にゴミ袋を提げ、よれよれのスウェットシャツにジャージのパンツ、サンダル姿で降りてくる。

「息子さん、何してる人?」と訊くと「働いてないらしいよ」と娘。
「じゃ、なんでポルシェなんよ」と言うと「大金持ちなんよ、不動産がたくさんあって」との返事。
あ、そう。
彼も「南の人」なのだ。
まあゴミ出しなんだから、ポルシェからジャージにサンダルで降りてきても別にかまわないんだけど。

March 12(Sat), 2016

バスの理由

前回のブログで、桃園国際空港から台中へ行くのに何故バスなんだ?と思われた方もあるかもしれない。
新幹線があるというのに、と。

実は、わたしも迷ったのだ。
何しろ、桃園国際空港から台中へ行くのは初めてのこと。
これまで台北から台中へ行く時はいつも婿殿の車だった。
台中から台北へ戻る時は新幹線を利用したこともある。
50分くらいしかかからず、あっという間だ。

長距離バスで行くべきか、新幹線にすべきか。
新幹線なら時間は節約できる。
しかし、新幹線に乗るのに高速鉄道の桃園駅まで行かなければならない。
つまり、一度は乗り換えが必要ということだ。
長距離バスなら空港から出ているから乗り換える手間が省ける。
時間はかかるものの、別に急ぐ旅ではない。
20キロのスーツケースを携えて移動するのは大変だろうと思った。

結果的にはバスで正解だった。
一度乗り込めば、娘から降りるように指示されていた朝馬駅までノンストップ。
高速道路を下りる時に少し渋滞した程度で、スイスイとバスは走行。
1時間50分は窓から景色を眺めているうちに、眠りに落ちる間もなく過ぎていった。

帰りは、たまたま沖縄へ行く婿殿と同じ時間帯の便だったので、彼の車に便乗して桃園国際空港へ。
のんびり屋の婿殿は、たとえ飛行機の旅でも余裕を持って出発するということがない。
ぎりぎりの時間に家を出る。
しかも、出発後ガソリンスタンドへ寄り、タイヤに空気を入れる。
ついでに給油も。
(わたしなら空気入れも給油も前日に済ませておく)
途中でトイレにも寄る。
(ま、生理現象だからしかたないか)
その分、飛ばす、飛ばす。
速度メーターは常に120キロ超。
すきあらば車線変更。
怖くて暢気に寝てるどころじゃなかった。

これからは婿殿とスケジュールが重なりませぬように。

March 10(Thu), 2016

中国人観光客激増の余波

去年の4月に台湾へ行ったときも入国審査に長蛇の列ができていたのを記憶している。
並んでいるのは日本よりも大陸からの観光客の方がはるかに多かったことも。
でも、この度の混雑ぶりは尋常ではなかった。
土曜日だったことと、到着時刻が2時半と、利用客の多い時間帯だったせいもあるのだろうか。

入国審査のフロアに入ると、外国人用の入国審査スペースは人で埋まっていた。
30分ぐらい並んでやっと審査官の見える位置までたどり着く。
ここからはどの窓口に並ぶかで差が出る。
運悪く、わたしが並んだ列に大陸の観光客が居た。
彼は窓口周辺の写真をスマホで撮っており、注意を受けていた。
その女性審査官が彼を叱責し、スマホを取り上げ、画像を削除するのに無駄に時間をとられた。

やっと入国審査を抜け、手荷物受取レーンを表示する掲示板の前に立つ。
ところが、そこにわたしの乗った便が見当たらない。
わたしの乗った便より後に到着した便が表示されている。
取りあえず、受取レーンのある一階まで降り、トイレに行く。
戻って一階の掲示板を確認すると、第1レーンであるのがわかり、一番端の第1レーンへ急ぐ。
ところが、その第1レーンの掲示板に、わたしの乗った便名が表示されていない。
いつもなら数便の便名が表示されているだけで空欄があるのに、空欄は皆無。
一度では表示しきれないほどの便数の荷物が回っているのだ。
しばらく掲示板を見ていると、表示が変わった時やっとわたしの便名が目に入った。
このレーンにあるのを確信し、荷物を待つ。
既に到着から1時間以上経っているのだから、まだ荷物が出て来ないなどあり得ない。
ふとレーンのほとりを見てみると、荷物の塊が目に入った。
もしや、その中に、、、
でも、その塊にわたしのスーツケースはない。
近くに居た係りの人に訊くと、彼は便名を確認し、レーンからずっと離れた場所の荷物の塊を指差した。
次々新しい便の荷物が出てくるので、なかなか受け取りがないものは彼が他所へ移動していたようだ。
こんな経験は初めてだった。

長距離バスの切符売り場までやって来た時は、既に到着から1時間15分が過ぎていた。
15分遅れで台中行きのバスが出発したのが、4時20分ごろ。
なんと2時間余りを空港内で過ごしたことになる。
到着後、こんなに長時間、桃園国際空港に居たのは初めてだ。

大陸からの観光客が激増したせいだけではあるまいが、本当にまいった。
次回の台湾訪問は土曜日、2時半着は避けなければならないと思った。
ちゃんと覚えていますように。

March 08(Tue), 2016

臭臭鍋

台湾の屋台街を歩いたことのある方なら、一度はあの強烈な臭いに遭遇されたことがあると思う。
悪臭の正体は「臭豆腐」。
名前の通り、まことに臭い。
これをテイクアウトしてバスに乗り込む人が居る。
偶々そのバスに乗っていたら最悪である。
20年前に台北に住んでいた頃は、何度かそんな不運に見舞われた。
最近では公共交通機関に食べ物を持ち込むことが禁止されたらしく、今では懐かしい思い出である。

実は、わたしも一度だけ臭豆腐を口にしたことがある。
台湾の人に臭いに反して美味しいからと強く勧められ、断れないわたしは意を決した。(大袈裟な!)
臭いを嗅がないように息を止めて一気に食べた。
不味くはなかったが、再度、食べてみようという気にはなれず、今日に至っている。

そして、今回の台中訪問で、初めて見たのがこの看板。
「臭臭鍋」。

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それも、100メートルも歩かないうちに2つ目が目に入った。

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臭臭鍋は流行っているのだろうか。
鍋の中には一体何が入っているのだろうか。
娘に訊いても、娘も食べに行ったことがないからわからないと言う。

大体、臭豆腐もそうだが、名前を見ただけで食欲がなくなるではないか。
もう少し考えて命名すればよさそうなものを、、、
と思うのは日本人のわたしだけで、「臭」と聞いただけで食欲が喚起される国民もいるということだろう。

March 06(Sun), 2016

タダの威力

台湾土産と言えばパイナップルケーキ。
カラスミ、烏龍茶も有名だが、何しろ高い。
ケチなわたしにはなかなか手が出ない。
そこで、パイナップルケーキとなる。
しかし、これも年々高級なのが出回るようになり、パイナップルケーキと言えどもピンキリである。
最近では、「微熱山丘」のパイナップルケーキが高級品として知られている。

パイナップルの生産地は中南部である。
「微熱山丘」の会社の発祥地は中部の南投縣。
南投縣もパイナップルの大生産地のひとつである。

日曜日、婿殿の運転でここを訪れた。
「微熱山丘」(Sunny Hills)の案内板が目に入って来る。

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車から降りて目的地に着くまでの間にも果物や野菜の屋台が延々と続く。
ここではパイナップルも安い。

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鳳梨がパイナップルの中国語である。
(大陸では違う言葉が使われているようだ)
一堆というのは一山の意味で写真では5個ある。
5個で100元(約350円)だから、市場やスーパーよりかなり安い。

そして、この長蛇の列。
果てしなく長い行列が続いていた。

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これは、「微熱山丘」のパイナップルケーキ一個と烏龍茶一杯を無料で貰うための行列。
まさにタダの威力。
さすがのわたしもここに並ぶ勇気はなかった。