昨年、8月の終わり頃庭のイジヂクに来る虫を載せましたが今年は7月初めから猫の額ほどの庭にどんな虫が来るのか観察してみました。環境は何十軒かの家が立ち並んでいる住宅地ですが距離として1キロ以内に小さいながら雑木林が幾つかあり、この雑木林でコクワガタ、ノコギリクワガタ、カブトムシが発生している事は確認しています。カナブンの幼虫が育つ様な環境は近くに見つけられません。以前庭にあった金柑が不手際で枯れてしまいアゲハの類は来なくなってしまいました。
7月初めイチジクの実にハナムグリとたぶんコガタノスズメバチ。
アリも群がる。ハナムグリは熟れた実があればほぼ毎日4~5頭来ていて甲虫では最も多い。
カナブンは7月中頃から見られたが8月前には全く来なくなってしまった。
7月はじめにカブトムシが来ているのを発見、小型オス。
カブト雌
地面(コンクリート)に熟れて落ちたイチジクに来ていたカブトムシ、立派な角を持った大型個体。メスも2頭来て8月中頃まで計4頭を見たが、どの個体も翌日にはいなくなっていた。
葉を食べるだけでなく実にも齧りついているのがいた。
キボシカミキリは7月からイチジクに複数匹、お食事、交尾、産卵。この写真はiPhoneで撮ったもので枝の間からは隣接した隣の家の壁が映るはずなのだが何故か遠くにどこかの山々が見えているように映っているのが面白い。
8月の初め関東は毎日猛暑日だったが、よくイチジクで見たスズメバチが朝から庭のバケツの水に来ていた。たぶん巣に運ぶのか観察していると4~5分おきに同じ個体が来ている様子で複数匹が一緒に来る事はないが蜂も暑いと大変そうだ。コガタノスズメバチかコガタスズメバチの様でどちらが正しい日本名なのか? 2.5~3.0センチぐらいで、おとなしい蜂でいきなり攻撃してくるなんてことは今まで皆無。
15年前くらい前に植えた桃の木の根元近くのミョウガの葉で羽化したセミの抜け殻を二つ発見、セミの種類は分からないが桃ノ木の根で育った事は間違いなく地上に出た穴も確認、抜け殻を見つけたのは今年が初めて。蝉はイチジクには来ない、まだ !
その桃の木の地上3mほどの枝にアシナガバチの巣を発見。アシナガバチの巣は久しぶりに見たが今まで見た中で一番でかい。セグロアシナガバチ。
サトキマダラヒカゲ
アカホシゴマダラ
2023.08.16
家の地域では今まで見たことがなかったクロカナブンが2頭イチジクに来ていた。
コアオハナムグリ
花に来ているのを見た事しかなかったが偶にはイチジクなどにも来るようだ。
9月が近づいてくるとおそらく昨年と同じくコクワガタが集まって来ると思います。ノコギリクワガタはまだ来た事はありません。家の近所の雑木林にいけばそこそこ見る事が出来ますが発生数は少ないようです。オスズメバチやキイロスズメバチも秋口になりクヌギなどの樹液の出が悪くなるとイチジクに来ると思います。
追加〜
8.23日今年初めて来ていたコクワガタ。
ハナムグリはまだ多数飛んで来るが風が強い日は少ない。中脚を前脚にくっつけてチョキにして飛ぶ。
アシナガバチがバケツの水によく来るようになった。
ルリタテハ
ノコギリが来るとしたらもっと早い時期だと思っていたが8月24日朝、初めてノコギリクワガタがペアで来ていた。小型個体だがお初でなんとなく嬉しくなった(笑)
さらに小さいノコギリが来た。