電子竹林:Blog

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2017-07-14

[]2017年上期 外国映画ベスト5

2017年上期に劇場で観たのは全部で111本、うち外国映画63本。アカデミー関係をはじめ面白い作品がかなり多かった印象

1) 「メッセージ」(id:zom-1:20170527#p1) ファーストコンタクトものの傑作

2) 「ラ・ラ・ランド」(id:zom-1:20170225#p1) ラストの1カットまで素晴らしく繊細

3)「20センチュリー・ウーマン」(id:zom-1:20170605#p1) 風景、人々、文化、音楽が心に響く

4)「スウィート17モンスター」(id:zom-1:20170423#p2)家族の描き方が大胆で繊細

5)「キングコング 髑髏島の巨神」 (id:zom-1:20170402#p1) ケレン味ある映像

次点)「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(id:zom-1:20170518#p1) 繊細なドラマ

次点)「LION ライオン 25年目のただいま」(id:zom-1:20170408#p1) 親子、兄弟の対比が上手い

次点) 「はじまりへの旅」(id:zom-1:20170423#p1)子役がみんないい味

[]2017年上期 外国映画ワースト3

1)「ボヤージュ・オブ・タイム」(id:zom-1:20170318#p3) 自己満足映画、内容も映像も面白みナシ

2)「素晴らしきかな、人生」(id:zom-1:20170305#p2) キャプラの名作への侮辱か

3) なし

[]2017年上期 日本映画ベスト5

2017年上期に劇場で観たのは全部で111本、日本映画48本、小粒なのばかり

1)「愚行録」(id:zom-1:20170219#p1) 目が離せないラストへの展開

2) 「光」(id:zom-1:20170602#p1) 視覚、聴覚、そして生きる事の表現

3) 「夜は短し歩けよ乙女」(id:zom-1:20170409#p1) 原作以上に面白い映像化

4)「帝一の國」(id:zom-1:20170517#p1) 日本政財界の縮図として、エンタメとして面白い

5) 「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」(id:zom-1:20170603#p1) 詩を上手く物語にしている

[]2017年上期 日本映画ワースト3

1)「昼顔」(id:zom-1:20170623#p2) 予想通りの最悪、特にラスト

2)「新宿スワンII」(id:zom-1:20170204#p2) 最悪の前作よりさらにツマラナイ

3)「ラストコップ THE MOVIE」(id:zom-1:20170505#p1) 安っぽい、子供向け

2017-07-09

[]「ハーフネルソン」-Half Nelson-

ライアン・フレック監督。NYブルックリン、中学校の歴史教師ダン(ライアン・ゴズリング)は人気もあり、女子バスケットボール・チームのコーチもしながらもドラッグ中毒に悩む日々。ある時、ダンは教え子ドレイ(シャリーカ・エップス)に麻薬をやっているのを見つかってしまうが、ドレイの兄もドラッグ販売で刑務所に入っていた…。2006年の映画、ライアン・ゴズリングアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたっての、日本でずっと公開されてなかった作品。「ラ・ラ・ランド」(id:zom-1:20170225#p1))のおかげかもしれないが、「彩プロ30周年記念特集上映」とかで初公開。地味だけど、細かい心理描写が心にしみる。悪役も善人も境界がなく、終わりも見えない映画ではあるけど、いい映画ではある。

2017-07-08

[]「ライフ」-LIFE-

ダニエル・エスピノーサ監督。国際宇宙ステーションISSの医師のジョーダン(ジェイク・ギレンホール)、検疫官ミランダ(レベッカ・ファーガソン)、航空エンジニアのローリ(ライアン・レイノルズ)、システムエンジニアのショウ(真田広之)、司令官キャット(オルガ・ディホヴィチナヤ)は、火星からのサンプルの検疫を行うミッションが与えられていた。そのサンプルの生命体はやがて成長していくが…。エイリアン的な話であるがISSという密室、閉塞感が上手く出ていて息苦しいほど。ハードSF的に見ても「隔離」の面白さが上手く出ている。無重力感を出す映像の作り方もよい。最後がなあ、という残念感があるものの個人的には楽しめた。

http://www.life-official.jp

[]「メアリと魔女の花

米林宏昌監督、メアリー・スチュアート原作「The Little Broomstick」。11歳の少女メアリ(声:杉咲花)は、田舎町の大叔母シャーロット(声:大竹しのぶ)の家に引っ越してくるが、12歳の少年ピーター(声:神木隆之介)の飼い猫ティブとギブを追ううちに偶然に森の中で魔法の国から赤毛の魔女により盗まれた花「夜間飛行」を見つけてしまう。メアリは魔法のホウキにより運ばれた魔法世界の最高学府・エンドア大学に入学することになり、校長マダム・マンブルチューク(声:天海祐希)とドクター・デイ(小日向文世)に出会うが…。元ジブリ米林宏昌と西村義明によるスタジオポノックの長編第1作。絵も色もキャラも光も動きもジブリそのもの。ジブリの遺産で出来ているという感じもするが、でも物語は宮崎駿より全体には上手く、テンポがよく納得性があり「千と千尋の神隠し」(id:zom-1:20011001#p7)以来の面白いジブリという気がする。そしてこれって原発の暗喩だよな、と思った。

http://www.maryflower.jp/

2017-07-07

[]「ジョン・ウィック チャプター2」-John Wick: Chapter 2-

チャド・スタエルスキ監督。引退した殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)がロシアン・マフィアのアブラム(ピーター・ストーメア)への復讐を遂げてから5日後、イタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)は血の契約を元に姉ジアナの殺しを依頼するがそれを拒絶。サンティーノはジョンの家を爆破、ジョンに700万ドルの懸賞金をかけるが…。前作(id:zom-1:20151016#p1)と同じ監督、同じ面白さ。ひたすら殺しまくりの話だけど、殺しの世界のルール、殺し屋たちが面白い。敵役のサンティーノ側近アレス(ルビー・ローズ)、ジアナのボディーガードのカシアン(コモン)などいい味だしている。美術館とか地下鉄とか、舞台の使い方も斬新。銃を使ったアクションはより激しくなっている。三角締めしながら頭撃ち抜くとか想像を超えてる。一番はエンピツ使った殺し方かな。血が嫌いな人には勧めないけど。

http://johnwick.jp/

2017-07-05

[]「兄に愛されすぎて困ってます

河合勇人監督、夜神里奈原作。モテ期到来の女子高生、橘せとか(土屋太鳳)に初恋の相手の研修医・芹川高嶺(千葉雄大)と美丘千秋(草川拓弥)が急接近。妹思いの兄・はるか(片寄涼太)はそれを見守るが、せとかとはるかは血の繋がりがなかった…。原作未読、ドラマも未見。予告編を観ても、どー考えてもダメな気がしたが、監督が「俺物語!!」(id:zom-1:20151101) 」の河合勇人というトコだけに期待したが、結果的に全くダメだった。イイとこがほとんど無し。あらゆる関係性がキモチ悪いとしか言いようがない。土屋太鳳はいいにしても、男優陣がみなキモイ、キモイ。美丘千雪役の大野いとは活かされてなくて勿体無いな。

http://anikoma-movie.jp/

2017-07-02

[]「忍びの国

中村義洋監督、和田竜原作。"虎狼の族"と呼ばれる人でなしの伊賀の忍者衆、凄腕の無門(大野智)も女房・お国(石原さとみ)の尻に敷かれる生活。隣国の伊勢・北畠家では織田信長次男織田信雄(知念侑李)が日置大膳(伊勢谷友介)たちを従えていた。下山甲斐(でんでん)、音羽半六(きたろう)たち伊賀十二家評定衆は、織田信雄の動向を探るが下山平兵衛(鈴木亮平)は伊賀を裏切り伊勢へ向かうが…。天正伊賀の乱の話。忍びが人でなしたちであるって描き方から入る所が斬新、ちょっと方向性が分からなくなったが面白い展開。その忍びってモノの本質とか、心理戦は面白いし、アクションもいい味出てる。これで主演が大野智じゃなくて(「怪物くん」(id:zom-1:20111129#p1) と同じ演技か)、予算があったらかなり面白くなっただろうなあ、と思うと残念な映画。あ、「怪物くん」も中村義洋か。

http://www.shinobinokuni.jp/

2017-07-01

[]「パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊」-Pirates of the Caribbean: Dead Men Tell No Tales-

ヨアヒム・ローニング監督。海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)の旧友ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)の息子ヘンリー(ブレントン・スウェイツ)は、魔の三角海域でジャックに恨みを持つサラザール(ハビエル・バルデム)と出会い、秘宝ポセイドンの槍を探す事になる。ジャック、ヘンリーは天文学者カリーナ(カヤ・スコデラーリオ)と出会うが…。2作目(id:zom-1:20060814#p1)、3作目(id:zom-1:20070624#p1)はまるでダメで4作目(id:zom-1:20110611#p1)で監督代わってマシになって、今回5作目。「コン・ティキ」(id:zom-1:20130703#p1) の監督に交代になって随分とマシになった感じ。と言っても、まあ娯楽作でディティールはかなり雑。前にも観たような、同じような展開で1作目(id:zom-1:20031003#p1)のセルフ・リメイクしているような印象はかなり残っている。ポール・マッカートニーの登場はまるで気づかなかった。

http://www.disney.jp/pirates/

[]「結婚」

西谷真一監督、井上荒野原作「結婚詐欺」。古海健児(ディーン・フジオカ)は、妻・初音(貫地谷しほり)を持ちながら千石るり子(柊子)を相棒にする結婚詐欺師。ターゲットの家具店店員・工藤麻美(中村映里子)、元編集者の吉岡真奈(松本若菜)を狙うが、被害者・穂原鳩子(安藤玉恵)は探偵・矢島(古舘寛治)の元を尋ねる…。ディーン・フジオカの古い香港映画の二枚目っぽさはなかなか味があっていい。物語も単純な結婚詐欺ものではなく、意外に深みがあって複雑で面白い。これは原作の力かもしれない、原作は面白そう。ただ演出的にイマイチ切れがない、ぎこちなさを感じるのが残念なところだけど。

http://kekkon-movie.jp/

[]「いつまた、君と 何日君再来

深川栄洋監督。理の祖母・朋子(野際陽子)が倒れ、理は朋子の手記を見つける。そこには、朋子(尾野真千子)が夫の吾郎(向井理)と南京に渡り、やがて敗戦により引き上げ、愛媛の朋子の父・忠(イッセー尾形)の元に身を寄せ、そして中古トラックを買い大阪で運送業を始めるなど半生が書かれていたが…。向井理の祖母で半生記らしいけど、なんでこれを映画にするのかまったく理解不能。自費出版でやめておけばいいのに。それぞれに感情移入出来ないし、エピソードも平凡で細部に面白みがない。例えば時代で言えば「この世界の片隅に」(id:zom-1:20161113#p1)と比べると、物語の背景の作りの薄さを感じてしまう。野際陽子の遺作がこれになるとは残念…。

http://itsukimi.jp/

2017-06-29

[]「TAP THE LAST SHOW」

水谷豊監督。怪我により表舞台から遠ざかったいたタップダンサー渡新二郎(水谷豊)の元に、劇場支配人・毛利喜一郎(岸部一徳)から最後のショーの演出依頼が来る。渡は才能あるMAKOTO(清水夏生)、ホストクラブで働くRYUICHI(HAMACHI)、お嬢様育ちのMIKA(太田彩乃)、太り気味のYOKO(佐藤瑞希)、さらにJUN(西川大貴)を加えレッスンを始めるが…。水谷豊が初監督作品、っていうだけで不安感しかないのだけど、ドラマ部分は全くダメ。それぞれのキャラや背景に新鮮味もなくステレオタイプばかりで面白くない。演出も悪く、なんか間が抜けた感じがする。タップダンスはまあそれなりに見せてくれるし、迫力あるのだけど、足元を撮さないシーンのごまかしとか気になるな。八王子のジンジャーが劇場で踊ってたシーンとか、床がカーペットみたいだし。怪我の原因もなんかムチャな設定、「蒲田行進曲」の時代みたいだ。MAKOTOの恋人役の森華(北乃きい)なんかも存在意義薄い。

http://www.tap-movie.jp/

2017-06-25

[]「ハクソー・リッジ」-Hacksaw Ridge-

メル・ギブソン監督。ヴァージニア州の田舎町、デズモンド・ドス(アンドリュー・ガーフィールド)は第一次世界大戦のためアル中になった父トム(ヒューゴ・ウィービング)、母バーサ、弟の家庭で育つ。デズモンドは、看護婦ドロシー(テリーサ・パーマー)と出会い婚約するが、第2次世界大戦の戦況は激化し入隊を決意。そしてグローバー大尉(サム・ワーシントン)、ハウエル軍曹(ビンス・ボーン)の部隊に配属され訓練が始まるが、良心的兵役拒否により武器を持たずに衛生兵として従軍する事を希望する…。入隊まで20分、訓練30分、沖縄・前田高地戦1時間強の時間配分も上手くテンポがいい。テーマも明快で、ギブソンらしくキリスト教を背景としたCO=良心的兵役拒否というモノを上手く描いている。予告編では沖縄線である事を隠しているようで違和感あったが、そんな事も気にならず、好戦映画に偏らずにバランスがいいヒューマンドラマになっている。制作意図がまったく分からないギブソンの前作「アポカリプト」(id:zom-1:20070705#p1)よりはずっといい。

http://hacksawridge.jp/

[]「こどもつかい

清水崇監督。新聞記者の江崎駿也(有岡大貴)は取材中に、行方不明から戻ってきた子どもと遭遇した大人が3日後に謎の死を遂げるという噂を知る。また、駿也の恋人で保育士の原田尚美(門脇麦)は、園児が虐待されている事を知り、謎の男・こどもつかい(滝沢秀明)と出会うが…。設定は面白いし「リング」っぽく謎を追求していく展開も悪くないと思う。不気味な歌の使い方とかもいい。でも3日の期限とか、あまりに「リング」ぽい所はイマイチ。しかし全体になんか演出が冴えない。清水崇の強烈なホラー的な怖さもないな。観客は若い女子多数だったが反応は悪かった。滝沢秀明はなんかパっとしない。門脇麦も今回は冴えない。

http://kodomo-tsukai.jp/

2017-06-24

[]「ジーサンズ はじめての強盗」-Going in Style-

ザック・ブラフ監督。離れて暮らす孫娘の成長を楽しみにするウィリー(モーガン・フリーマン)と元ミュージシャンのアル(アラン・アーキン)は同居、その向かいに住むジョー(マイケル・ケイン)は離婚した娘と孫娘ブルックリン(ジョーイ・キング)と暮らしていた。3人は40年以上勤めていたウェクスラー社の合併により年金が打ち切られ、ジョーは家も失いそうになり銀行を訪ねるがそこで銀行強盗に会い、自分たちも銀行強盗をする事を思いつく…。設定的には新しさもなく、全体には想定通りな展開で安心して観られるジイさん映画って感じ。悪くもないけどそれほど勧めもしない映画かな。ただ、銀行強盗ってのが古臭く感じるのは「シルバー・ギャング」1979年(未見)のリメイクだからだろうか。年金の年間平均4万5千ドルとさらって言ってたけど、意外に多いな。

https://warnerbros.co.jp/movie/g3z/

 
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