電子竹林:Blog

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2015-02-19

[]「ミュータント・タートルズ」-Teenage Mutant Ninja Turtles-

ジョナサン・リーベスマン監督。ニューヨーク、チャンネル6のレポーターのエイプリル(ミーガン・フォックス)はフット団を追っていた。また、市はエイプリルの亡き父が働いていたサックス社による犯罪防止策を進めていた。ある時、エイプリルはフット団を追い、偶然に人間の言葉を話すミュータントのカメ、レオナルド、ラファエロミケランジェロ、ドナテロを目撃してしまうが…。アニメ版などは未見、1990年の劇場版は見ているがひたすらにつまらなかった印象しか残っていない。なんでこれをリメイクしようと思ったのか分からないなあ。大枠の設定は同じで「スパイダーマン」的な味付けを加えて、出だしはそれなりに良かったけど中盤からはバタバタしすぎで、いかにもマイケル・ベイ製作映画。ゴールデンラズベリー賞では、作品・監督・脚本・助演女優(ミーガン・フォックス)・前日譚/リメイク/盗作/続編賞の5部門にノミネートされたという散々な反応。まあ、それが十分に納得できる映画ではある。

http://www.turtles-movie.jp/

2015-02-14

[]「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」-Fifty Shades of Grey-

サム・テイラー=ジョンソン監督、ケリー・マーセル脚本、E.L.ジェイムズ原作。女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は友人の代理で、巨大企業CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)に学生新聞のインタビューで出会う、そして二人は惹かれあい合うが…。シンデレラの王子さまがSM嗜好だったみたいな話だけど、この原作ホントに売れたの?全然面白くなかったけど。元々は、「トワイライト」シリーズのファン・フィクションとして主婦が女性向けポルノ小説=マミーポルノで書いたものらしい。そう考えると、面白いわけないか。登場人物少なく、人物像も薄い上にその心理描写が浅すぎる。演出もなんとも上っ面。続編もあって、映画化もされるらしいが止めて欲しいなあ。あと日本版は無理にR-15にしないでボカシ少なめでR-18にして欲しい。一部R-18で公開している所もあるらしいが。

http://fiftyshadesmovie.jp/

[]「悼む人」

堤幸彦監督、大森寿美男脚本、天童荒太原作。死者の追悼のために全国の旅を続けている坂築静人(高良健吾)、過去に夫(井浦新)を殺した倖世(石田ゆり子)、自分を捨てた父を今だに恨む雑誌記者の蒔野(椎名桔平)は静人と出会い興味を持つが…。原作は結構好き、まあ素直にそのままの良さは出ている。堤幸彦は素直に映像化している感じ。素直すぎて面白みはちょっと少ないかもしれないけど、抑えた色調の映像も悪くない。登場人物も多い割には綺麗に整理されている。堤幸彦にはがっかりする事は多いけど、今回は面白いというよりは悪くなくてホっとした。

http://www.itamu.jp/

2015-02-11

[]「マエストロ!

小林聖太郎監督、奥寺佐渡子脚本、さそうあきら原作。不況で解散したオーケストラの再結成、コンサートマスターで第一ヴァイオリン香坂(松坂桃李)たち古参メンバーと、新人のフルートあまね(miwa)たちが集まったのは空き工場。そして怪しげな天道(西田敏行)が指揮者として現れるが…。原作、そのままな感性でいい所出している。脇役は原作とはかなり違う印象だけど、キャラの多様性でオーケストラの構成をうまく表現している。細かいオーケストラの裏話はちょっと面白い。最後はそれなりに感動的にまとめているし、概ね満足か。

http://maestro-movie.com/

[]「神は死んだのか」-God's Not Dead-

ハロルド・クロンク監督。強烈な無神論者のラディソン教授(ケヴィン・ソーボ)の哲学の授業では、最初に"God is Dead"の署名を提出させるが、新入生のジョシュ(シェーン・ハーパー)はそれを拒否。授業中に神の存在を証明する事になるが…。コレは酷い映画。全く宗教の害しか感じられない映画で、恐ろしささえ感じる。幸福の科学映画なんてはるかにまともに感じてしまう。他宗教は無視で神=キリストでしかないし、出てくるムスリムの家庭の描き方など極めて差別的。ラストに至っては脅しでしかない。もうちょっと知的なやり取りがあるのかと思ったら、まったく違うし。ラディソン教授自身が哲学教授と思えない思考の浅さに驚く。こんな映画にタイトルを使われるニーチェも悲劇だ。今年のワースト映画候補。

http://www.godsnotdead.jp/

2015-02-10

[]「ワイルドカード」- Wild Card -

サイモン・ウェスト監督、ウィリアム・ゴールドマン原作脚本。ラスベガスの裏社金で生きるニック(ジェイソン・ステイサム)は、親友のドリス(ソフィア・ベルガラ)がマフィアに重症を負わされた事を知る。また、謎の青年サイラス(マイケル・アンガラノ)はニックに用心棒を頼みにくるが…。ステイサムのいつもの映画みたいに、ムチャ強い主人公がバッタバッタと敵をなぎ倒していくのとはかなり違う。予告編はそういう無敵用心棒モノな雰囲気だったけど。かなりヒネリが効いていて、心の深い所を描こうとしている。90分の速い展開もいい。サイラスとの関係もちょっと面白い。もっと面白く出来そうな印象はあるけど、平凡に終わらなかったのはウィリアム・ゴールドマンの原作脚本のおかげだろうか。原作は書籍化されてないと思うのだが。

http://wildcard-movie.com

2015-02-08

[]「KANO〜1931海の向こうの甲子園」

マー・ジーシアン/馬志翔監督。1929年、日本統治下の台湾中南部。かつて松山商業学校を甲子園に導いた近藤(永瀬正敏)は今は会計士、弱小チームの嘉義農林野球部の監督となり、投手の呉(曹佑寧)たちに猛訓練により甲子園を目指すが…。実話ベース、台湾映画。3時間は長いけど、純粋なドラマとして面白いし、時代背景を上手く使っている。歴史に埋もれた人間ドラマから、地理や歴史の関係の輪郭を描きだしていく感覚も心地よい。全体に野球部の役者が素朴でなんともいい感じ、使い方がうまい。嘉南大圳建設の大沢たかおはちょっと浮いている感はあるけど、日本人としては気分は悪くない。日本人はいい人ばかり過ぎてちょっとバランスが悪く感じるぐらい。もっと悪役がいてもいいのに。

http://kano1931.com

2015-02-07

[]「映画 深夜食堂

松岡錠司監督、安倍夜郎原作。新宿、深夜0時に開く深夜食堂、切り盛りするのはマスター(小林薫)一人。愛人を亡くしたばかりのたまこ(高岡早紀)と平凡なはじめ(柄本時生)との恋「ナポリタン」。新潟から出てきて住み込む事になったみちる(多部未華子)の「とろろ汁」。ボランティアのあけみ(菊池亜希子)に恋する被災者の大石(筒井道隆)の「カレーライス」の三話…。ドラマ版はかなり好き。劇場版だからと言って無駄に海外ロケなど話を大きくせずw、同じトーンでオムニバスな構成。でもそこが成功している、しみじみとしたいい話ばかり。オープニングもTVとまったく同じ曲と映像だけど、やはりこれじゃなきゃと思わせるほど馴染んだ始まり方。お気に入りの多部未華子の演技はやはり光っていて、「とろろ汁」はバランス感のある綺麗なトーンで心に響いてくる話。映画化としては派手さはないが、なかなかいい出来だったと思う。

http://meshiya-movie.com/

[]「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」-Mortdeca-

デヴィッド・コープ監督、エリック・アロンソン脚本、キリル・ボンフィリオリ原作。英国オックスフォード、ゴヤの名画が修復中に何者かに奪われ、チョビひげの美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)はその捜査をMI5のマートランド(ユアン・マクレガー)に依頼される。チャーリーは運転手のジョック(ポール・ベタニー)とともに調査に向かうが…。原作があるから本筋はそれなりに通っているけど、とにかくギャグもキャラも何もかもが詰まらない。演出はヘンだしテンポも悪く軽快感がない。最後の方は俳優に同情さえ感じてくるほどの酷い出来栄え。ジョックはちょっと面白いのだけど、全体の中では面白さが活かせていない。グウィネス・パルトローも存在感無し。原作はシリーズらしいけど、映画はシリーズ化しない事を望む。

http://www.mortdecai.jp/

2015-02-04

[]「ジョーカー・ゲーム

入江悠監督、渡辺雄介脚本、柳広司原作。第二世界大戦前、陸軍士官学校で上官に暴力をふるい死刑直前の嘉藤(亀梨和也)は、諜報組織D機関の結城(伊勢谷友介)に助けられる。嘉藤は機密文書ブラックノート奪取を命じられ、海外の都市で写真館店主となり英国諜報機関のマークスに接近、リン(深田恭子)と出会うが…。全くつまらない、亀梨版「ルパン三世」か。スパイ戦の知的な駆け引きも、騙し合いも何もかも無いのが珍しいスパイ映画。原作読んでみたが、主人公は映画オリジナルらしい。原作からののエピソードの拾い方も設定だけで適当、上っ面。物語に深みを与えていない。原作もこのミス2位だけど、イマイチ面白みがなかったが、それよりもはるかにつまらない。キャラの魅力も全く感じられないし。予算は海外ロケに使っただけか。

http://jokergame-movie.com

2015-02-02

[]「百円の恋」

武正晴監督。足立紳脚本(第1回松田優作賞グランプリ)。自堕落な生活をおくる32歳の斎藤一子(安藤サクラ)は、出戻って来た妹との喧嘩で弁当屋の家を出て一人暮らしを始める。百円コンビニで深夜労働を始めるが、帰り道のボクシングジムで練習する狩野(新井浩文)と出会い、ボクシングを始める事になるが…。なかなか良い、お気入りの安藤サクラの中でも一番好きな映画かもしれない。ボクシングシーンも気合い入っているのは、さすがに「イン・ザ・ヒーロー」(id:zom-1:20140906#p1)の監督だけある。トレーニングの細かい描写も丁寧、ストイック。狩野との関係はオフビート感があって、その対比が面白い。プロボクシングのテストをギリギリの32歳で受けるけど、「ロッキー」の年は30歳だよ(^^;。

http://100yen-koi.jp

[]「ANNIE/アニー」- Annie -

ウィル・グラック監督、トーマス・ミーハン原作。ニューヨーク、アニー(クヮヴェンジャネ・ウォレス)は4歳の時に親と離れ離れとなり里親のハニガン(キャメロン・ディアス)の元で暮らしていた。アニーが偶然に出会ったIT長者でニューヨーク市長選の候補スタックス(ジェイミー・フォックス)は、選挙のためにアニーを使う事を考えるが…。安易なリメイクは反対だけど、このリメイクはまあまあ上手い。世界恐慌からニューデール政策という古い時代の話を上手く現代的にしているし、元々が単純すぎる話だけど細部に工夫して楽しさも加え、まさかのアニーでカーチェイスは笑わせてくれる(^^。「ステイ・フレンズ」(id:zom-1:20111022#p2)の監督に「ハッシュパピー」(id:zom-1:20130517#p1)の主演と、両方共パッとしないけど作品だけどちゃとまとまっているのは奇跡か。グレース役のローズ・バーンはちょっとパっとしなかったかな。ちょっとマニアックだけどエンドロールが風船と動く文字の物理モデルでレンダリングされていて凝っている

http://www.annie-movie.jp/

2015-02-01

[]「エクソダス:神と王」-Exodus:Gods and Kings-

リドリー・スコット監督。BC1300年ごろ、エジプト王ラムセス(ジョエル・エドガートン)と兄弟として育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、王家を離れ、奴隷として働いているヘブライの民を救い約束の地へ導く信念を持つが…。リドリー・スコット出エジプト記、映像や演出はかなり変えているが「十戒」と同じ展開。全体に退屈、もうちょっとテンポ早くてもいいと思う。そもそも旧約聖書の話の展開がムチャなので、そのまま見せると面白くない。とは言っても変に改変すると文句言われそうだし。まあ日本向けの題材じゃないだけなのかなあ。原題は「Gods and Kings」で両方とも複数形なんだ。

http://www.foxmovies-jp.com/exodus/

[]「アゲイン 28年目の甲子園」

大森寿美男監督脚本、重松清原作「アゲイン」。妻と別れ娘とも疎遠になっている46歳の坂町晴彦(中井貴一)の元に、かつて甲子園を目指した野球部の仲間の松川典夫の娘・美枝(波瑠)が訪ね、マスターズ甲子園出場へ誘う。晴彦は、元ピッチャーでプロを目指していた高橋(柳葉敏郎)に相談するが…。重松清はかなり読んでいるんだけど、これは原作未読。現在と28年前と、人間関係も事件も複雑に絡み合って関係しているんだけど、そこはかなり上手くまとめて処理している。美枝と娘の沙奈美(門脇麦)の二人いる事で、最後の方はちょっともたつく感じはするけど。全体には地味な話ではあるけど、心温まるいい話。大森寿美男が監督脚本で「風が強く吹いている」と同じ団体スポーツもの。こういう人間の演出が上手い人だと思う。

http://www.again-movie.jp/

2015-01-30

[]「激戦 ハート・オブ・ファイト」

ダンテ・ラム監督。マカオ、元ボクシング王者だが八百長事件で落ちぶれたファイ(ニック・チョン)は、息子を事故で亡くしたクワン(メイ・ティン)と娘シウタウ(クリスタル・リー)の親子の家に間借り中。スーチー(エディ・ポン)は元御曹司だが、今は破産で親の面倒を見る生活。スーチーは何かを成し遂げるため総合格闘技に挑戦しようとファイの指導を仰ぐが…。三者三様に失った何かを取り戻すという主軸のストーリで三人を絡ませドラマを作り、舞台としての総合格闘技も見せ場として上手く使っている。格闘技モノとしても面白いし、人間ドラマとしても見応えがある。2ラウンド倒されなければ挑戦者勝利というルールは無茶だし、48歳という設定のニック・チョンの強さも無理やり感あるが、そんな細かいところを気にさせないスピード感やパワーがある。ニック・チョンが渋い演技。子役クリスタル・リーの生意気な所が、チョーかわいい。

http://gekisen-movie.jp

 
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