電子竹林:Blog

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2014-09-23

[]「柘榴坂の仇討」

若松節朗監督、浅田次郎原作「五郎治殿御始末」収録。安政7年、彦根藩士の志村金吾(中井貴一)は桜田門外で主君・井伊直弼(中村吉右衛門)を暗殺されてしまう。その後、志村は切腹も許されず13年敵を探し続け、明治6年、政府が仇討ち禁止令を出すが最後の敵である佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す…。明治に変わる時代、江戸から明治へのメンタリティの変化という部分を、武士の仇討ちの両側から描く構図がかなり面白い。江戸の生活を美化している感じもあるが、現代では失われた美学として共感出来る部分が多い。対決部分にはあまり期待しないほうがいい。「桜田門外ノ変」(id:zom-1:20101024#p1)を見ていると、尊王攘夷の事情や、事件後のゴタゴタが分かってさらによく理解出来るかもしれない。

http://zakurozaka.com

2014-09-22

[]「TOKYO TRIBE

園子温監督、井上三太原作「TOKYO TRIBE 2」。ブクロWU-RONZのメラ(鈴木亮平)はムサシノSARUの海/カイ(YOUNG DAIS)の仲間を捕まえブッパ(竹内力)の風俗店SAGAに呼び寄せる。一方、SAGAから逃げ出した謎の少女スンミ(清野菜名)、ヨン(坂口菜琴)は海と出会うが…。原作コミック、アニメちょっと知ってるぐらい。物語や編集がちょっと雑過ぎで展開のノリが悪い、人物の整理もイマイチ。セットその他も予算無いのか雑過ぎる。玄人のラップはかなりいいけど、俳優のはイマイチでラップミュージカルというにはまだまだ遠い感じ。映像の作りは原作やアニメにかなりそのまま、ちょっと工夫が感じられないのが残念。ウォーター・ヒル「ウォリアーズ」ラップ版みたいな期待はあったが、そもそも園子温には向かない素材だったんじゃないかなあ。アクションでは丞威や清野菜名もなかなかいいが、坂口茉琴の動きが凄くいいのが驚き。竹内力窪塚洋介は浮いてた。

http://tokyotribe-movie.com/

2014-09-20

[]「NY心霊捜査官」- Deliver Us from Evil -

スコット・デリクソン監督、ラルフ・サーキ原作「エクソシスト・コップ NY心霊事件ファイル。鋭い直感を持つNY市警のラルフ・サーキ(エリック・バナ)は、動物園で子供をライオンの檻に投げ捨てた女性を逮捕。事件を通じ神父ジョー・メンドーサ(エドガー・ラミレス)と出会い、悪魔憑き、イラクでの米部隊との関係を知るが…。主人公による手記が原作で、実話ベース…らしい。物語的には悪くないとは思うが、エクソシストな話になると日本人にはなんともピンとこない。もうちょっと心霊的なら怖いのだけど、宗教色が強くなるとなあ。ドアーズの曲の使いかたは面白い。

http://www.invocamus.jp

2014-09-15

[]「猿の惑星:新世紀ライジング」- Dawn of the Planet of the Apes -

マット・リーヴス監督。ウィルスによる人類90%の絶滅から10年、シーザー、コバ、モーリスたちはサンフランシスコ近くの森でコロニーを築いていた。ある時、近くの水力発電所を探しにやってきた生存者グループのマルコム(ジェイソン・クラーク)、エリー(ケリー・ラッセル)、ドレイファス(ゲイリー・オールドマン)たちと遭遇するが…。前作「創世記」(id:zom-1:20111105#p1)の続き。人間と猿の関係、愛情、憎しみ、無知、恐怖から生まれてくる戦争のきっかけ、それを描き出すドラマという作り方がとても上手い。モーションキャプチャCGIの映像も見事で、もうリアルとかいう問題ではないレベルになっている。アクションもスピード感があっていい。特にコバの派手さはチャック・ノリスランボーみたいだ(^^。前作はリメイク感が強かったが、リブート作としてはこのシリーズいいなあと思い始めた。次回作も期待したい。

http://www.foxmovies-jp.com/saruwaku-r/

2014-09-14

[]「ガーディアン・オブ・ギャラクシー」 - Guardians of the Galaxy -

ジェームズ・ガン監督。幼い頃に地球から誘拐され宇宙窃盗団ラヴァジャーズで育ったピーター・クイル/スター・ロード(クリス・プラット)は、一旦は銀河を破壊するほど力を持つオーブを手に入れるが、暗殺者ガモーラ(ゾーイ・サルダナ)、戦士ドラックス、アライグマの傭兵ロケット、木のヒューマノイドのグルート(ヴィン・ディーゼル)たちと組み、オーブを狙うロナンたちとの戦いに巻き込まれていく…。期待薄だったので、予想よりはずっと面白かった。それぞれのキャラが立っていて、特にロケットとグルートがいい。「スターウォーズ」のキャラの立ち方を連想させる。展開もスピーディでいい。アメコミな世界を上手く実写で表現しているとは思う。まあ、あくまでもエンターテイメントで収まっている印象はあるけど。

http://studio.marvel-japan.com/blog/movie/category/gog

[]「舞妓はレディ」

周防正行監督脚本。京都の花街・下八軒、青森からやってきた西郷春子(上白石萌音)は、女将千春(富司純子)、舞妓百春(田畑智子)、芸妓里春(草刈民代)たちのお茶屋・万寿楽にに見習い志願するが、訛を理由に断られる。言語学者の京野(長谷川博己)は、春子の訛を直す事を約束するが…。ひさびさの周防正行エンタメとしては楽しい。あまり知らない世界、京の花街の細部を描いていく所が監督らしい上手いところ。概ねいいのだけど本家「マイ・フェア・レディ」と比べるとナンバーに金がかかってないのは気になる。印象に残る曲がほとんどないのが残念。物語も単純すぎ。上白石萌音は悪くはないけど、出だしから最後までそれほど成長感がない。ヘップバーンを期待するのは間違っているかもしれないけど。

http://www.maiko-lady.jp

2014-09-13

[]「るろうに剣心 伝説の最期編」

大友啓史監督、和月伸宏原作。一人岸へ打ち上げられた剣心(佐藤健)は、師匠の比古清十郎に助けられる。剣心は志々雄(藤原竜也)を倒すために奥義の伝授を懇願するが…。前回(id:zom-1:20140802#p1)の続き、前後編に分けるほどではなかったので、展開のスピード感はイマイチ悪い。でも、殺陣はやはりいい。全体には見所は殺陣だけなんだけど、まあそこだけでも許せる。グランドポジションでの殺陣ってかなり新鮮だった。人物は多くて、やはり奇麗に整理はされてなかったかなあ。神木隆之介は前回の方が良かった印象。

http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/

[]「TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI

ラファエルフリードマン監督。2011年にメジャーデビューした、Fukase、Nakajin、Saori、DJ LOVEの四人組、SEKAI NO OWARIのドキュメンタリー…。語るほどには知らないバンド、音楽はまあ若者受けするのは理解出来る。映画的な演出はややあざとい。これで世界観が出ているのかはちょっと分からない。退屈ではないし、知らない世界としては面白く見られる。でも、まあファン向けかもしれない。

http://sekainoowari.jp/tokyofantasy2014/

2014-09-12

[]「グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子」- De toutes nos forces -

ニルス・タヴェルニエ監督。フランスのアヌシー地方、失業中のポール(ジャック・ガンブラン)は、17歳の車イス生活のジュリアン(ファビアン・エロー)を妻クレール(アレクサンドラ・ラミー)にまかせきりだった。ジュリアンはポールがトライアスロンの経験がある事を知り、一緒にアイアンマンレースに出る事を提案するが…。基本的に感動話だけど、父と息子の関係に重きを置いているトコが上手い。レース中も妙な細工はせずにドキュメンタリー映画のように展開を描き、それでいながらラストは感動的に盛り上げる。自然を背景にしたレースの映像は美しいし、スイミングの水中撮影と空撮はアートの様。スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195kmの過酷なレース。ルールがよく分からなかったけど、一般選手と同じ条件だったのかなあ。それはあまりにも過酷。

http://greatdays.gaga.ne.jp

2014-09-11

[]「監視者たち」

チョ・ウィソク+キム・ビョンソ監督。新人刑事ハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)は一流の記憶力、観察力により、ファン班長(ソル・ギョング)の警察特殊犯罪課の行動監視チームの一員となる。一方、ジェームズ(チョン・ウソン)たち武装犯罪グループは銀行の襲撃に成功。行動監視チームは監視カメラの映像から容疑者の男を探し始めるが…。描写は静かで非常に綿密、それでいながらスピード感がある展開が非常に面白い。物語に引きつけられる。ハン・ヒョジュはキュートな新人のいい味だしているし(「トンイ」の人か)、ファン班長も深みがあるキャラ。悪人側のチョン・ウソンも単なる悪役以上の渋さがある。韓国で大ヒットも納得の内容。(追記、香港映画「天使の眼、野獣の街」2007年のリメイク)

http://kanshisya-movie.com

2014-09-08

[]「イヴ・サンローラン

ジャリル・レスペール監督。パリ1957年、イヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)はクリスチャン・ディオールに才能を認められ同年の彼の死後、主任デザイナーとなりコレクションを成功させる。やがて芸術後援者のピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、イヴと出会うが…。イヴ・サンローラン財団初公認作品。アルジェリア独立戦争での徴兵、精神衰弱、入院、ゲイの恋愛、アルコールや麻薬と私生活を赤裸裸に描いた事により、芸術家としての苦悩や繊細さの輪郭を浮き立たせている。コレクションでの明るい演出と闇の対比が見事。ニネの伏し目がちなナイーブな演技も素晴らしく良い。ファッションやブランドに興味がなくても面白い作品だと思う。

http://ysl-movie.jp/

2014-09-07

[]「大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院」- Die Grosse Stille -

フィリップ・グレーニング監督。フランス・アルプス山脈、カルトジオ修道会グランド・シャルトルーズ修道院の生活を描くドキュメンタリー。BGM、ナレーション、照明もなく、演出的な編集も感じられない静かな映像がただひたすらに続く。3時間は長いと思っていたけど、すぐに修道院の時間感覚に取り込まれ、ゆったりとした時間に慣れてしまうのが魔法のように不思議。無音だからこそ感じられる音や、暗闇だから感じられる影がある事が分かる。時々映像はかなり粗いが、3時間は長く感じない。雪で遊ぶシーンは マリオ・ジャコメッリの写真を思い出させるように陽気でホッとする。。

http://www.ooinaru-chinmoku.jp

 
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