電子竹林:Blog

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2014-08-16

[]「ホットロード

三木孝浩監督、吉田智子脚本、紡木たく原作。湘南の14歳の少女、宮市和希(能年玲奈)は幼い頃に父を亡くし母親との二人暮らし。母親の交際に反発し、横浜から転校してきた絵里と遊びに行った先で、暴走族NIGHTSの春山洋志(登坂広臣)と出会うが…別マで育ったので原作はリアルタイム読者。原作ほとんどそのままな展開で有名な台詞もそのまま使われている。しかし時代感覚がなんか合わないし、なんか安直な話にしか見えない。三木監督はそれなりに頑張って撮っている気はするが、これは企画的に無理だったんじゃないかなあ。なぜ、いま「ホットロード」だったんだろうか。場内、年齢層若い観客ばかりで結構泣いていた、これで泣けるなんて安上がりなんだ。

http://hotroad-movie.jp

2014-08-14

[]「ぼくを探しに」- Attila Marcel -

シルバン・ショメ監督。幼い日の両親の死以来、言葉を発することができないポール(ギョーム・グイ)はピアニストを目指しながらダンス教室を営む伯母姉妹に育てられた。ある時、同じパアルトマンに住むマダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)と知り合い奇妙なお茶で過去のわずかな記憶を取り戻すが…。「イリュージョニスト」(id:zom-1:20110327#p1)のアニメ監督による初実写映画。プルースト失われた時を求めて」をモチーフにしているように記憶を巡る物語。アニメ作品でもそうだった鮮やかな色彩と柔らかな光線、風変わりな人物たちとちょっとファンタジックな映像ではあるけれど、真実の記憶の残酷さというのを見せてくれるのも、この監督らしさかもしれない。最後はちょっとショッキング。真実の残酷さも含めて人生なんだという、監督らしいヒューマニズム感を感じする。奇麗にまとめていて印象的にはほのぼのしている。

http://bokuwosagashini.com

2014-08-11

[]「STAND BY ME ドラえもん

山崎貴+八木竜一監督、藤子.F.不二雄原作。ある日、運動オンチで勉強もできないのび太(声:大原めぐみ)の元に、22世紀の子孫セワシとネコ型ロボットのドラえもん(声:水田わさび)がやってくる。20世紀ののび太のおかげで子孫に迷惑を被るのを防ぐため、ドラえもんのび太の世話をする事になるが…。子供だらけで満席だったけど、まあ大人も楽しめる出来じゃないかな。3D CGの藤子世界はちょっと癖があって最初は違和感あったけどすぐに慣れた。中盤の、雪山のロマンス、結婚前夜のエピソードはスイッチが入ったようにスピード感もよく、緩急もついて絵もスマートになっていて素晴らしい。感動的。映像的にはタケコプターの飛翔感覚やスピード感が上手く出ているトコなど面白い。全体には大人のドラえもん愛を感じる作品。

http://doraemon-3d.com

2014-08-10

[]「トランスフォーマー ロストエイジ」- Transformers: Age of Extinction -

マイケル・ベイ監督。テキサス、発明家のケイド(マーク・ウォールバーグ)が偶然に買った古いトラックがオプティマスだったため、ケイドと娘テッサ( ニコラ・ペルツ)、その恋人シェーン(ジャック・レイナー)は、CIAと手を組んだ大企業KSIの社長ジョシュア(スタンリー・トゥッチ)たちに追われる。KSIは人工トランスフォーマーを製造、ディセプティコンの戦士ロックダウンと協力していたが…。長い、つまらん、チカチカするの三重苦。陳腐な脚本に雑な編集、無駄にCGに金をかけてるだけでもうちょっと脚本に金かけて欲しいな。これを観ると、一作目(id:zom-1:20070804#p1)はまだマシだったなと思ってしまう。ダイナボットとか出して来て、話を無駄に大きくしているし、まだ続けるんだろうか。

http://www.tf-movie.jp/

2014-08-09

[]「宇宙兄弟#0」

渡辺歩監督、小山宙哉原作脚本。宇宙飛行士を目指す兄弟、南波六太と日々人。日々人は宇宙飛行士ブライアン・ジェイが乗る月面着陸ロケットCES-43のバックアップクルーに選出される。一方、自動車メーカーに勤める六太はミラクルカー梅茶菓支店へ飛ばされてしまうが…。原作者本人によるオリジナル脚本、やはり物語に力が入っていて、話はかなり面白い。死、挫折への立ち向かい方、その強いメッセージ性には心を打たれる。エンジニアとしてはどんな境遇でもその魂を忘れない六太の姿勢には共感する。個人的には、勇気のポーズのエピソードが好きだ。脇役の登場の仕方もいい、特に今回はお父さん。シャロンが出て来ないのはちょっと寂しかったが。

http://www.uchukyodai-movie.com

2014-08-08

[]「友よ、さらばと言おう」- Mea Culpa -

フレッド・カヴァイエ監督。マルセイユ、元刑事のシモン(ヴァンサン・ランドン)は、人身事故を起こし6年服役、妻アリス(ナディーン・ラバキー)と離婚し、今は警備員ですさんだ生活を送っていた。ある時、シモンの息子がマフィアの殺人現場を目撃したために命を狙われ、元相棒のフランク(ジル・ルルーシュ)とともにそれに立ち向かうが…。スピード感のあるアクションが何より凄い、濃密で凝縮された90分。中年二人の演技がなんとも渋い。車、バイク、列車での追跡劇、緩急のつけ方と空間の使い方が見事で文句がつけられない。古くさい物語ではあるが、それを真っ当に作るとこれだけ面白いという事を思い出させてくれた。この監督初めて観たが、ノワール三部作の最新作らしい。他のも是非とも観てみたい。

http://www.tomoyo-saraba.com

2014-08-03

[]「ダバング 大胆不敵」-DABANGG-

アビナフ・シン・カシュヤップ監督。その行動は大胆不敵、汚職警官だが弱者を守る正義の男チュルブル(サルマーン・カーン)は義父、実母、そして異父兄弟のマッキーと暮らしていた。マッキーは職にもつかず経済的余裕もなく、恋人との結婚も実現出来ないでいた。ある時、チュルブルは美女ラッジョー(ソーナークシー・シンハー)と出会い一目惚れする。また、青年政治家チェーディー・スィン(ソーヌー・スード)は目の敵のチュルブルを倒そうと動き出すが…。悪徳警官で正義の味方というのはロビンフッド的で理解出来るけど、なんだか傍若無人でわがままでやたらに暴力的なキャラが理解出来ないまま展開してしまう感じ。ダンスやアクションはボリウッド的で派手でそれなりに面白いのだけど、全体なストーリにはノレない。いままでのボリウッドのヒット作は社会問題や差別問題を扱い、もっと倫理的、道徳的な気がするんだがなあ。

http://www.u-picc.com/Dabangg/

2014-08-02

[]「るろうに剣心 京都大火編」

大友啓史監督、和月伸宏原作。人斬り抜刀斎と呼ばれた緋村剣心(佐藤健)は、人斬り役を引き継いだ志々雄(藤原竜也)が京都で政府転覆を狙っている事を大久保利通から知る。京へ向かう剣心だが、剣心を狙う元御庭番の四乃森蒼紫(伊勢谷友介)は相楽左之助(青木崇高)と対決する事になる。旅の途中、剣心は操(土屋太鳳)と知り合い、また志々雄の部下の瀬田宗次郎(神木隆之介)は剣心を狙うが…。前作(id:zom-1:20121006#p1)と同じ印象、チープな所はあるが変幻自在な飛天御剣流の活劇、殺陣はなかなか映画的な面白さがある。京都大火編、伝説の最期編の二本連続公開だけど、整理して一本にして欲しい所。でも人物が多くて、交錯しているし、まあこれはしょうがないかなあ。ただ、タイトルになってる京都大火がイマイチ面白くないのが残念。役者的には神木隆之介が意外に良かった。

http://wwws.warnerbros.co.jp/rurouni-kenshin/

[]「黄金のメロディ マッスル・ショールズ」

グレッグ・フレディ・キャマリア監督。アラバマ州テネシー川のほとりのマッスル・ショールズというレコーディングスタジオ、その前身、フェイムスタジオを1959年にリック・ホールは創設。後にスワンパーズと呼ばれる地元の白人のミュージシャンを集めて作ったリズムセクションで地元黒人歌手アーサー・アレクサンダーの「ユー・ベター・ムーヴ・オン」を大ヒットさせる…。ドキュメンタリー映画、インタビューに出てくるのはミック・ジャガーキース・リチャーズ、ボノなどかなり豪華。スタジオという角度からの、ソウルからロックまでの音楽史としても楽しめる。音楽性を追求する執念、黒人のソウルフルなバックバンドが白人という面白さ、川が作り出す音楽という視点、なかなか面白い所が多いドキュメンタリー映画だった。

http://muscleshoals-movie.com/

2014-07-26

[]「Godzilla ゴジラ」- Godzilla -

ギャレス・エドワーズ監督。1999年日本、ジャンジーラ市の原発で働くジョー(ブライアン・クランストン)は事故で妻サンドラ(ジュリエット・ビノシュ)を失う。15年後、ジョーの息子アメリカ軍爆発物処理班フォード(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、今だ事故の原因を調査し続ける父とともに侵入禁止区域に足を踏み入れるが…。監督の処女作で前作の「モンスターズ」も超低予算でありながら恐怖感、緊張感、社会性をもった良作だったが、これもなかなか良い。予算が多い分、余計なトコはある気もするがハリウッド版ゴジラのリブートとしては理想的な形かもしれない。日本描写のヘンな所は目をつぶるとして。この監督、侵入禁止区域、ガスマスク、陰謀論が好きだなあ。とりあえず、続きも期待したい。

http://www.godzilla-movie.jp

[]「幕末高校生」

李闘士男監督、橋部敦子脚本、眉村卓原案「名残の雪」。新米の高校の歴史の教師・川辺未香子(石原さとみ)とその教え子で幼馴染の三人、落ちこぼれの雅也(柄本時生)、ギャルの恵理(川口春奈)、秀才の慎太郎(千葉雄大)は偶然にタイムスリップしてしまう。そこは江戸へ迫る新政府軍の西郷隆盛(佐藤浩市)との戦闘を避けたい幕府軍勝海舟(玉木宏)たち、幕末の時代だった…。眉村卓の短編「名残の雪」を元にしたNHK少年ドラマシリーズ「幕末未来人(1977)、さらにフジのドラマシリーズ「幕末高校生」(1994年、細川ふみえ武田真治、小林恵、山本太郎)があって、それのリメイクになるのかな。なんとも使い回し感があるが、それ以上に面白くない仕上がり。全体にチープで、想像を超えない展開ばかりで退屈。TVの2時間ドラマのレベルだけど、それでも退屈。歴史の教師、高校生、自動車、諸々がまるで活かされない展開というのは逆に驚きだった。演技もまるで緊張感も面白みもなく、唯一、見られるのは佐藤浩市蕎麦屋のシーンぐらいか。そして千葉雄大は存在感薄すぎ。

http://www.bakumatsu-kokosei.jp

2014-07-25

[]「トランセンデンス」- transcendence -

ウォーリー・フィスター監督、ジャック・パグレン脚本。人工知能PINNを開発したウィル(ジョニー・デップ)は、反テクノロジーのRIFTに襲われ残りわずかの命となるが、妻エヴリン(レベッカ・ホール)はウィルの頭脳と意識をPINNへアップロードを試みる…。「インセプション」(id:zom-1:20100725#p1)などの撮影監督で、これが初監督。オリジナル脚本で、「インセプション」的な路線を狙っていると思うのだが、物語的にはちょっと浅いしテンポも悪い。全体には、シンギュラリティ(技術的特異点)の話だけど、結局はポストヒューマンに視点は行かずに、人間側の恐怖感でしかない。ラッダイト(ここでのRIFT)との対立でしか人間の存在意義を描けないという創造性の欠如が情けない。シンギュラリティでは「her」(id:zom-1:20140629#p1)の方がずっと先端を行った発想だった。もっとずっと面白くなる設定なのに残念。ナノマシンの登場はSFであっても突然すぎて、もうちょっと前提があって良かったんじゃないかなあ。ホーガン「未来の二つの顔」におけるドローンのように。

http://transcendence.jp

 
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