電子竹林:Blog

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2016-07-08

[]「ウォークラフト」-Warcraft-

ダンカン・ジョーンズ監督。邪悪な魔法を使うグルタンによりオーク族はゲートを開き人間界へ侵入、その実体を知るため未熟な魔法使いカドガー(ベン・シュネッツァー)、アゼロンの王の側近ローサー(トラヴィス・フィメル)は守護神ガーディアンのメディヴ(ベン・フォスター)の元へ向かう。彼らもオークに襲われるがメディヴの魔術により撃退、ハーフ・オークのガローナ(ポーラ・パットン)を捕虜とする。また、オークの族長デュロタン(トビー・ケベル)もグルタンに反抗心を持っていたが…。元ブリザード・エンターテイメントのゲーム、予備知識はゼロ。でも「ミッション:8ミニッツ」(id:zom-1:20111102#p1)、「月に囚われた男」のダンカン…ジョーンズ監督という事で期待大だったが。全体にはシリーズの良いスタートだと思う。ファタジーの王道なキャラ配置ではあるけれど、キャラの性格に面白みと深みはあるし、展開も意外性ある。映像もゲームっぽい所はあるけれど、まあILMのCGもいい切れ味な気がする。次回作もとりあえず期待。

http://warcraft-movie.jp

2016-07-06

[]「ブルックリン」-Brooklyn-

ジョン・クローリー監督、ニック・ホーンビィ脚本、コルム・トビーン原作。エイリシュ(シアーシャ・ローナン)は姉の勧めで、アイルランドの小さな街からニューヨークへ一人で移住する。デパートの店員として勤めるエイリシュはイタリア系移民の青年トミーと出会い恋に落ちるが、そんな時、故郷から訃報が届く…。原作未読。予告で戦前の話だと思い込んでいたけど、これ1950年代とは驚いた。当時の仕事、道徳、宗教観、神父の役割、偏見、コミュニティなどのディティールがいちいち面白い。こういう地味な面白さでいいと思ったけど、後半はちょっと恋愛モノすぎて、葛藤多すぎるかなあ。全体には地味な話だけど好きな映画だし貴重な映画。

http://www.foxmovies-jp.com/brooklyn-movie/

2016-07-03

[]「二重生活」

岸善幸監督脚本編集、小池真理子原作。哲学科の修士論文の題材に悩む珠(門脇麦)は、教授・篠原(リリー・フランキー)からソフィ・カルの「文学的・哲学的尾行」の題材を提案される。珠は同棲する恋人の卓也(菅田将暉)にも内緒で、近所の編集者・石坂(長谷川博己)を尾行し記録していくが…。主演は最近注目、主演の親友役をやらせたらNo.1の門脇麦、これが初主演。彼女のいい意味での個性の無い透明感が、役にあっていて凄くいいい味出してる。静かに内面に切り込んでくるような心理描写が、リアルに厳しく迫ってくる感じを受ける。地味な映画だけど好き映画。万人受けはしなさそうだけど。原作は未読だけど、かなり面白そう。

http://nijuuseikatsu.jp

[]「ホーンテッド・キャンパス」

竹本聡志監督、櫛木理宇原作、徳尾浩司脚本。一浪で大学へ入った八神森司(中山優馬)は臆病者だが強い霊視能力者。キャンパスで高校時代からの片思いの後輩・灘こよみ(島崎遥香)と再会、こよみと同じオカルト研究会に入ることになってしまう…。原作はホラー小説大賞受賞作、なぜか読んでいるラノベ系。ラノベっぽく学園恋愛、ミステリ、オカルトが融合してまあまあ面白い。映画もほぼ同じ印象かなあ。チープな出来ではあるけど。原作も随分と続いているけど、続編は読む気は起きないな。

http://haunted-campus.jp

2016-07-02

[]「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」

宮藤官九郎監督。高校生の大助(神木隆之介)は修学旅行中のバスの中、あこがれのひろ美(森川葵)の横に座ったのもつかの間、事故により地獄へ落ちてしまう。大助の前に現れた地獄農業高校軽音楽部顧問でロックバンドのヘルズのキラーK(長瀬智也)とそのメンバー、COZY(桐谷健太)、邪子(清野菜名)たちは大助を仲間に入れようとする…。宮藤官九郎らしく、物語は広がりがあり最後にはそれなりに上手くまとめている。時間軸の使い方もSF的な味もあってなかなか楽しい。全体にチープな作りなのはいいにしても、今回のは画面のクォリテが著しく低く、音も悪いので観ていてかなり疲れるのが難点。ほんとやめて欲しい。その辺は「真夜中の弥次さん喜多さん」(id:zom-1:20050422#p2)を思い出させる。

http://TooYoungToDie.jp

[]「全員、片想い」

「MY NICKNAME is BUTATCHI」飯塚健監督で伊藤沙莉×中川大志の幼なじみの高校生、「僕のサボテン」永田琴監督で森絵梨佳×桜井通の上司と新入社員、「サムシング ブルー」宅間孝行監督で広瀬アリス×斎藤工の美容師と内気な女子高生、「片想いスパイラル」原桂之介監督で知英の韓国人留学生、「嘘つきの恋」藤井道人監督で新川優愛×志尊淳、「あさはんのゆげ」山岸聖太監督で清水富美加×千葉雄大のいとこの同居、「イブの贈り物」伊藤秀裕監督で橋本マナミ×横浜流星の介護施設で働く男女、「ラジオパーソナリティー」伊藤秀裕監督でラジオ番組のパーソナリティを務める加藤雅也、計8本のオムニバス。活躍すくない監督たちや俳優の出番としてはいい場だと思う。昔は「バカヤロー」とかそれなりにあったんだけど。それぞれ、ちょっとずつはいいトコあるし。とは言え、これはいいと言えるのが無いのも事実。個人的には、「MY NICKNAME is BUTATCHI」が一番好きだけど。

http://zenin-kataomoi.com

2016-07-01

[]「トリプル9 裏切りのコード」- Triple 9 -

ジョン・ヒルコート監督、マット・クック脚本。アトランタ、元特殊部隊や警官で組織された強盗チームを率いるマイケル(キウェテル・イジョフォー)はロシアン・マフィアのボスのイリーナ(ケイト・ウィンスレット)の命令により銀行強盗を成功させる。マイケルはイリーナとの関係を断とうとするが、最後の仕事で国土安全保障省の施設を襲うことになる。そして強盗事件を捜査するジェフリーの甥クリス(ケイシー・アフレック)がマイケルの新しい相棒としてやってくるが…。強盗シーン、追跡シーンはリアリティがあって心臓の鼓動まで聞こえるような緊張感でいいシーンばかり。マイケルが主人公なのかと思うが、途中からやはりクリスなのかと思い、二人の友情が絡むが視点が曖昧なままに最後まで展開してしまう。この辺は中途半端でちょっと残念な感じ。誰も彼もがみんなワルくて、血みどろでドロドロ過ぎる感じもする、無視するにはもったいない作品ではある。タイトルのTriple 9は警官負傷のサインで、切り札のようなことを言っている割には999は乱発しすぎ。この監督、「欲望のバージニア」(id:zom-1:20130630#p1)といい、緊張感出すの上手いよなあ。

http://999-movie.jp

[]「クリーピー 偽りの隣人」

黒沢清監督、前川裕原作「クリーピー」。高倉(西島秀俊)はあるきっかけで刑事を辞め、大学で犯罪心理学を教えていた。高倉は妻・康子(竹内結子)と新居に引っ越すが、隣家の西野(香川照之)と中学生の澪(藤野涼子)に奇妙さを感じる。そんな頃、高倉は元同僚の野上(東出昌大)とともに日野市一家三人行方不明事件の調査を始め、唯一の生存者である長女の早紀(川口春奈)と会う事になるが…。原作未読、原作は第15回日本ミステリー文学大賞新人賞。原作とはちょっと構成が違うようだが大筋は同じか、かなり面白そうな話。サイコなミステリーだけど、そこは黒沢清の味で、不気味な不安感の盛り上げ方はさすが。上手さを感じる。香川照之はこういう不気味な役がよく似合う。

http://creepy.asmik-ace.co.jp

2016-06-28

[]「少女椿

TORICO監督脚本、丸尾末広原作。14歳のみどり(中村里砂)はたった一人の身内の母を亡くし、赤猫サーカス団で下働きとなる。親方(中谷彰宏)ほか、鞭棄(佐伯大地)、赤座(深水元基)、紅悦(森野美咲)、カナブン(武瑠)たちの中でみどりは虐められていたが、ある時、西洋手品のワンダー正光(風間俊介)が一座に加わり大人気となる…。展開的にはラストの方以外は、ほぼ原作通り。グロさは随分少なくなっているが、あの原作をよく実写にしたなというのが一番の感想。アニメ版もあるのだが未見。主演中村里砂(中村雅俊の娘)は椿のイメージにかなりあっている。全体にはチープだけど’80年代っぽい映像で原作の印象通り。みどり以外の役者のイメージは結構違うけど、まあ原作通りってのはどう考えても無理だからしょうがない。風間俊介は痩せ気味だけど意外にワンダーが似合っているのが面白い。

http://www.vap.co.jp/s_tsubaki/

2016-06-26

[]「日本一悪い奴ら」

白石和彌監督、池上純哉脚本、稲葉圭昭原作「恥さらし 北海道警 悪徳刑事の告白」。北海道警察の柔道部強化のために刑事になった諸星要一(綾野剛)は、先輩刑事の村井(ピエール瀧)の助言により裏社会に入り込みS(スパイ)を作り、暴力団の黒岩(中村獅童)、またその紹介による山辺太郎(YOUNG DAIS)、ラシード(植野行雄)を仲間にしていくが…。道警の稲葉事件がモチーフの映画、フィクションならともかく現実と考えるとムチャクチャな話ばかり。予告編のコミカルな雰囲気は前半までで後半からは稲葉事件どっぷりなドロドロとした描写。実話なのでやはり後味もかなり悪い。これなら監督の前作「凶悪」(id:zom-1:20131023#p2)の時みたいにストレートな方が良かったのだけど。銃器対策の強化が、1995年國松警察庁長官狙撃事件からだというのが不思議なつながりを感じる。

http://www.nichiwaru.com

[]「嫌な女」

黒木瞳監督、西田征史脚本、桂望実原作。弁護士の徹子(吉田羊)は、仕事も結婚生活も空虚な日々を過ごしていた。ある時、徹子が務める弁護士事務所に、子供の頃から嫌っていた従姉の夏子(木村佳乃)が婚約破棄の慰謝料請求についての相談を持ちかけてくるが…。黒木瞳初監督作品(できれば最後の作品希望)、原作があるので物語はちゃんとしてるけど演出がなんとも陳腐。面白くなりそうな所もあるんだけど、なんか残念な出来。黒木が主演予定だったが監督の選考に難航しドラマ版の主演の黒木が監督になったって、かなり無茶な話。主演が吉田羊じゃなかったら観なかったかも。

http://iyanaonna.jp/

2016-06-25

[]「64 ロクヨン 後編」

瀬々敬久監督脚本、横山秀夫原作。時効間近のロクヨンについての警察庁長官視察の直前、ロクヨンに似た誘拐事件が発生。誘拐されたかすみの父でスポーツ店を経営する目崎(緒形直人)が身代金を運ぶ事になる。報道協定をめぐり広報官の三上義信(佐藤浩市)は記者クラブと再び対立するが…。前編(id:zom-1:20160515#p1)の続き。原作は上巻しかよんでないので、余計に展開が面白かった。こういう話の展開になるのかとちょっと感心した。まあそれは原作の力だと思うが。整理され映像的にも見応えあったが、やはりスピード感あるように一本で一気に観たかった気もかなりする。暗いトーンの映像も効果的だし、役者もそれぞれいい味を出している。

http://64-movie.jp

2016-06-19

[]「貞子vs伽椰子」

白石晃士監督脚本。女子大生の有里(山本美月)は夏美(佐津川愛美)の親の結婚記念日プレゼントのためにリサイクルショップでビデオデッキを買うが、そこに入っていた不気味なビデオを再生してしまう。それは二人の大学の森繁教授も研究していた「呪いのビデオ」だった。二人は森繁教授を通じお祓いを頼み、さらに強力な霊媒師の経蔵(安藤政信)が協力してくる。一方、女子高生の鈴花(玉城ティナ)は引っ越し先の向かいにある「呪いの家」の噂が気になっていたが…「リング」シリーズの貞子と「呪怨」シリーズの伽椰子の対決、まるで「フレディVSジェイソン」(id:zom-1:20031108#p1)並に末期的な企画な気はするが、中盤まではそれなりに面白い展開。しかし怖いx怖いを対決させてもまるで怖くならずに滑稽なだけ。そもそも呪いって何だっけという疑問がでてくる。最後はまるでまとまらずに終わっている印象。もうちょっと面白くなりそうだっただけに残念。

http://sadakovskayako.jp

[]「教授のおかしな妄想殺人」-Irrational Man-

ウディ・アレン監督脚本。米国東部の大学に孤独で気力のない哲学科教授エイブ(ホアキン・フェニックス)が赴任してくる。恋人がありながら教え子のジル(エマ・ストーン)はエイブに興味を持ちつきまとうが、ある時二人は悪徳判事の噂を聞いてしまう。エイブは判事の周辺を調べ社会から抹殺する計画を立てることにより生きがいを感じてくるが…。ウディ・アレンの映画はラストがどっちに転ぶが読めない展開多いけど、その点ではなかなか楽しめる。ま、それ以外は平凡と言える。ブラックコメディとしての面白みはないし、物語の背景の面白さも薄い。エマ・ストーンは魅力的だけど「マジック・イン・ムーンライト」(id:zom-1:20150411#p1)の時ほどではないかな。

http://kyoju-mousou.com

2016-06-18

[]「10 クローバーフィールド・レーン」 -10 Cloverfield Lane-

ダン・トラクテンバーグ監督。自動車事故に遭い目を覚ましたミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は囚われの身だった。奇妙な地下シェルターで見知らぬ二人の男、ハワード(ジョン・グッドマン)とエメット(ジョン・ギャラガー・Jr.)との共同生活が始まるが…。JJ製作2008年「クローバーフィールド HAKAISHA」(id:zom-1:20080411#p1)の続編、のはずだけどホント続編なの??と思わせる展開はなかなか上手い。単独で観ても、こじんまりとはしているけど面白いストーリ。脚本の一人が「セッション」(id:zom-1:20150510#p1)、「グランドピアノ」(id:zom-1:20140308#p2)のデイミアン・チャゼルだけあって、ひねった展開の面白さがある。ラストの畳み掛ける展開でもスピード感とドキドキ感があるいい見所を作っているし。ストレートな続編を期待すると残念感があるかもしれないが、これはこれで成功ではないか。

http://10cloverfieldlane.jp/

[]「ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」-Mr. Dynamite: The Rise of James Brown-

アレックス・ギブニー監督。ジェームス・ブラウン、両親に捨てられ売春宿を経営する叔母の元で育ち、靴磨きをする幼少期からビジネスとして成功、さらに公民権運動、HIP HOPでのリミックスまでのドキュメンタリー…。「プリーズ、プリーズ、プリーズ」などのパフォーマンス、Cape Act.などなど裏話は色々と面白い。JB意識したのってRCサクセション以降で初期のは音楽的には知っていたがパフォーマンス的にはそれほど知らなかった。1960年代の方がバンドとのシンクロがもの凄く凝っていて面白い、という今更な驚き。あとパブリック・エナミーなど1980年代HIP HOPでのリミックスで再評価されたのは確かにそうか。ミュージシャンのドキュメンタリーとしてはなかなか良質。

http://www.uplink.co.jp/mrdynamite/

 
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