電子竹林:Blog

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2016-06-18

[]「10 クローバーフィールド・レーン」 -10 Cloverfield Lane-

ダン・トラクテンバーグ監督。自動車事故に遭い目を覚ましたミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は囚われの身だった。奇妙な地下シェルターで見知らぬ二人の男、ハワード(ジョン・グッドマン)とエメット(ジョン・ギャラガー・Jr.)との共同生活が始まるが…。JJ製作2008年「クローバーフィールド HAKAISHA」(id:zom-1:20080411#p1)の続編、のはずだけどホント続編なの??と思わせる展開はなかなか上手い。単独で観ても、こじんまりとはしているけど面白いストーリ。脚本の一人が「セッション」(id:zom-1:20150510#p1)、「グランドピアノ」(id:zom-1:20140308#p2)のデイミアン・チャゼルだけあって、ひねった展開の面白さがある。ラストの畳み掛ける展開でもスピード感とドキドキ感があるいい見所を作っているし。ストレートな続編を期待すると残念感があるかもしれないが、これはこれで成功ではないか。

http://10cloverfieldlane.jp/

[]「ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン」-Mr. Dynamite: The Rise of James Brown-

アレックス・ギブニー監督。ジェームス・ブラウン、両親に捨てられ売春宿を経営する叔母の元で育ち、靴磨きをする幼少期からビジネスとして成功、さらに公民権運動、HIP HOPでのリミックスまでのドキュメンタリー…。「プリーズ、プリーズ、プリーズ」などのパフォーマンス、Cape Act.などなど裏話は色々と面白い。JB意識したのってRCサクセション以降で初期のは音楽的には知っていたがパフォーマンス的にはそれほど知らなかった。1960年代の方がバンドとのシンクロがもの凄く凝っていて面白い、という今更な驚き。あとパブリック・エナミーなど1980年代HIP HOPでのリミックスで再評価されたのは確かにそうか。ミュージシャンのドキュメンタリーとしてはなかなか良質。

http://www.uplink.co.jp/mrdynamite/

2016-06-17

[]「二ツ星の料理人」-Burnt-

ジョン・ウェルズ監督、腕は確かだが気が短いシェフのアダム・ジョーンズ(ブラッドリー・クーパー)はパリで店を潰し三年間失踪していたが、ロンドンの友人トニー(ダニエル・ブリュール)のレストランに突然現れる。世界一を目指してかつての同僚ミシェル(オマール・シー)、一流の料理人シエーヌ(シエナ・ミラー)など最高のスタッフを集めるが…。料理の映像はかなりいい感じ、エル・ブリそっくりな店とか実験室かと思わせる調理法などなど、それなりに新しい内容も入れ込んでいる。しかし、物語的には意外な展開はちょっとありながらも最後までパンチに欠ける、陳腐な恋愛モノぐらいに収まってしまっている。過去の話、因縁などももうちょっと掘り下げて背景を描かないと人間が出ないと思うが。あと、シェフは揃いもそろってタバコ吸うなって。

http://futatsuboshi-chef.jp/

2016-06-15

[]「高台家の人々

土方政人監督、金子ありさ脚本、森本梢子原作。話す事が苦手で妄想癖のあるOLの平野木絵(綾瀬はるか)の会社に、ニューヨーク支社から名家・高台家の長男・高台光正(斎藤工)が転勤してくる。実はテレパスの光正は、木絵の妄想を覗くうちに好意を抱くようになるが…。森本梢子の原作は未読。もうちょっと単純な話かと思っていたが、テレパスの苦悩、テレパスと付き合う苦悩と恋愛問題が絡み、テレパシーが人間関係におけるひとつのメタファーと考えると結構深い物語だとわかる。エピソードもそれぞれ面白い。演出はチープなトコはあるけどそれが効果的。綾瀬はるかはそれなりにキュート。脇役である水原希子間宮祥太朗夏帆市村正親たちもいい味を出していた。祖母役のシャーロット・ケイト・フォックスって「マッサン」の人なのか。

http://koudaike-movie.jp/

2016-06-11

[]「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」-De Surprise/The Suprise-

マイケ・ファン・ディム監督脚本。オランダの大富豪ヤーコブ(イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ)は最後の親族である母の死を広大な屋敷で見送った。子供の時の父の死から笑う事のない楽しみのない人生に決着をつけようと、偶然に知った自殺幇助の会社を尋ねる。サプライズコースを選んだヤーコブだが、その店で出会ったアンネ(ジョルジナ・フェルバーン)に好意を持つ…。個人的には展開が意外で面白かった(ちょっと油断してた)、キャラもそれぞれに良い。ブラックジョークがダメな人はダメだろうけど、ブラックというほどでもなく真面目な印象もある。豪邸がものすごいのも見どころの一つ。監督の「キャラクター」は第70回アカデミー外国語映画賞しているが未見、観てみたい。

http://sutekinasurprise.jp

2016-06-10

[]「マネーモンスター」-Money Monster-

ジョディ・フォスター監督。財テク情報の「マネーモンスター」、司会者はリー・ゲイツ(ジョージ・クルーニー)、ディレクターはパティ(ジュリア・ロバーツ)の人気番組。その生放送中に拳銃と爆弾を持った男カイル(ジャック・オコンネ)が乱入、番組を乗っ取る。カイルは急成長を続けながら前日にバグで8億ドルもの損失を出した資産運用会社アイビスにより全財産を失ったと話すが…。シンプルだが上手い展開で社会性も高い。ジョディ・フォスターなかなかいい仕事をしている。ウォール街の物理学者クォンツ、高速株取引、アルゴリズムなどなど、新しい話題を盛り込みながらもちゃんとエンターテイメントとして成立している。緊張感ある話だけど笑の取り方も上手い。ジョージ・クルーニージュリア・ロバーツともに安定した演技と存在感。ウォルト・キャンビー(ドミニク・ウェスト)を見ると知的悪役はやはり英国人なのか^^。

http://www.moneymonster.jp/

[]「オオカミ少女と黒王子

廣木隆一監督、まなべゆきこ脚本、八田鮎子原作。学校で孤立せずグループに入るために架空の彼氏を語る女子高生の篠原エリカ(二階堂ふみ)は、街で見かけた男子の写真を彼氏だと友達に偽るが、それは同じ高校の佐田恭也(山崎賢人)だった。恭也は彼氏役の代償としてエリカに下僕になる事を命じるが…。最近飽き飽きなこの手の設定だけど、二階堂ふみだから見逃すわけにはいかない。二階堂ふみの歩く、走る演技をステディカムが追うだけで感情が乗ったいい絵になるのは凄い女優だと思う。その他はもう平凡。友達役の門脇麦がいい味があるのだけど、活躍どころがなくて残念。

http://ookamishojo-movie.jp

2016-06-09

[]「デッドプール」-Deadpool-

ティム・ミラー監督。元特殊部隊だが今はダラダラと暮らすウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は、恋人ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)との結婚が決まったが突然に末期ガンだと診断される。ある組織にガンを根治できると聞いたウェイドはミュータントのフランシス( エド・スクライン)から変異を誘発する薬と拷問を受け不死身の体を手に入れるが…。全体には単純な話だけど編集と巧みな構成で時間軸を移動し、さらに観客とも絡み(つまりは第四の壁を壊し)飽きさせないようになってるところは上手い。ただ、これだけジョークやパロディ入れないとダメなほどアメコミ映画もワンパターン化しているのかな、って感じもする。米国で大ヒットしたのもイマイチわからない感覚だな。X-MENのコロッサス、ネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッド(名前長いよ)も無駄に消費されている感じだし。敵のエンジェル・ダストはキャラ的に面白い。演じるジーナ・カラーノは「エージェント・マロリー」(id:zom-1:20121013#p1)で主演した総合格闘技チャンピオンなのに、その辺はあんまり活かされてなかったな(そもそも太りすぎだ)。モリーナ・バッカリンも最近人気、「ホームランド」が一番よかったけど。

http://deadpool.jp

2016-06-05

[]「ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出」-A Royal Night Out-

ジュリアン・ジャロルド監督。1945年5月ヨーロッパ戦勝記念日の夜、エリザベス王女(サラ・ガドン)と妹のマーガレット王女(ベル・パウリー)はバッキンガム宮殿の外で勝利を祝いたいと父親の国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)に願い出て、やっとのこと軍人の付き添いと外出する。二人は付き添いから逃げるが、離れ離れになってしまい街でエリザベスは軍人ジャック(ジャック・レイナー)に助けられる…。「ローマの休日」を意識した王女の一夜の冒険、オードリーと比較するのは可愛そうだけどサラ・ガドンはそれなりにキュートな演技。大作ではないがなかなか楽しい映画。外出したのは事実としても現役女王のこんな話を映画にしてしまうとは懐が深いなあ英国王室。エリザベス女王も今年で90歳。

http://gaga.ne.jp/royalnight/

[]「サウスポー」-Southpaw-

アントワーン・フークア監督。過激なボクサーのビリー・ホープ(ジェイク・ギレンホール)は防衛を続けるが、宿敵のメインズ(50Cent)とのイザコザで妻レイチェルが事故死する。財産も失い、娘レイラとも離れ離れになったビリーはアマチュアボクサーのトレーナーのティック(フォレスト・ウィテカー)の元で再起を果たそうとするが…。ボクシングとしては迫力あるし、トレーニングなどのディティールの描き方は面白い。だけどタイトルのサウスポーに関してはかなりがっかり感が残る。もうちょっとボクシングとしての面白さが出せたのではないかなあ。興行としてのボクシングのドロドロとした部分もあるのに最後にはどーでもよくなっているし、イザコザの謎はそのままなのも、なんかモヤモヤする。ジェイク・ギレンホールの演技がもったいない。

http://southpaw-movie.jp/

2016-06-04

[]「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」

和泉聖治監督、島田荘司原作。数々の難事件を解決してきた脳科学者・御手洗潔(玉木宏)の元に、親友で作家の石岡の代わりに小川みゆき(広瀬アリス)が訪れ次回作の事件を提案する。御手洗とみゆきは半年の間に6体もの死体が海岸で発見されたという死体島の現場に向かい、さらにその元となる広島県福山市へ向かう。そこでは外国人の変死体、水龍の目撃など奇妙な事件に遭遇するが…。原作は未読、ドラマ未見、シリーズは3冊ぐらいは読んでいるだけ。全体にはTVドラマっぽい安い感じもするが、綺麗にパズルが仕上がっていくようないい展開。玉木宏の御手洗のヘンクツさも雰囲気があっていい感じ。こじんまりしている映画だが悪くはないないかな。CGの安っぽさとか予算の無さが分かるのが残念。要潤谷村美月はちょっと冴えなかった。

http://www.mitarai-movie.jp/

2016-06-01

[]「ヒメアノ〜ル

吉田恵輔監督、古谷実原作。ビルの清掃のバイトで働いている岡田(濱田岳)は先輩の安藤(ムロツヨシ)が恋するユカ(佐津川愛美)が働くカフェに出かける。そこで高校時代にイジメに遭っていた同級生の森田(森田剛)と再会する。岡田はユカから森田にストーキングをされていると告げられるが…。原作未読。原作が「ヒミズ」(id:zom-1:20120120#p1)などのドロドロとした古谷実で、監督がオフビートな「純喫茶磯辺」(id:zom-1:20080723#p1)の吉田恵輔というのが謎な組み合わせ。だと思って観てたら、いつものオフビートな吉田恵輔調で始まって45分後に突然タイトル、その後は急にトーンが変わって古谷実なドロっとした不思議な展開。この構成にはちょっと驚いたけど結果的には成功しているかな。ドロドロで、血みどろ嫌いな人には勧められない映画だけど、不思議な魅力を持っている。V6森田剛のファンがこれをどう観るかは気になるところ。

http://www.himeanole-movie.com

2016-05-29

[]「エンド・オブ・キングダム」- London had Fallen-

ババク・ナジャフィ監督。シークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)は退職を考えていたが、英国首相が突然死去、アッシャー米国大統領(アーロン・エッカート)もロンドンの葬儀へ向かう事になりマイクも同行する。厳重な警備を行うマイクだが各国首相が次々と暗殺され、米国大統領も狙われる…。「エンド・オブ・ホワイトハウス」(id:zom-1:20130611#p1)の続編、2年後の話。セキュリティの無茶な甘さは前作の10倍、各国首脳は警備ほとんど無しで楽々と殺されまくり。各国の首相はそれぞれの個性ある殺され方。特に日本の首相は酷い。米国だけしぶとく生き残りドンパチな話としてみればまあまあだけど、米国至上主義な正義はどーなのという疑問もかなりある。魅力的な敵がいないのも難点。殺される各国首相はG7だし、G7に合わせた公開なのか、これ??

http://end-of-kingdom.com

[]「マクベス」-Macbeth-

ジャスティン・カーゼル監督、ウィリアム・シェイクスピア原作。ダンカン王の部下、マクベス(マイケル・ファスベンダー)は子供を失い、夫人(マリオン・コティヤール)とともに悲しみに暮れていたが戦では勝利。その荒野で怪しい三人の女に謎の言葉をかけられる。その言葉通りにコーダーの領主となったマクベスは、ダンカン王の暗殺を考えるが…。まあマクベスとしてはちゃんとしているけど、ふつーにマクベスで取り立てていい所もない印象。この話は物語的以外に映像とか俳優とか演出とかに凝らないとイマイチになる気がする(原作のオチもなんか叙述ミステリ的なオチだし)。撮影がスコットランドで、空気感はなんかいい。あと、三人の魔女のキャラが面白いのだけど、あれはどういう意図なんだろうか。まあその位か。「マクベス)で個人的には一番良かったのは「蜘蛛巣城」。

http://macbeth-movie.jp

 
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