電子竹林:Blog

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2017-04-22

[]「イップ・マン 継承」-Ip Man 3-

ウィルソン・イップ監督。1959年、好景気の香港。武道家イップ・マン(ドニー・イェン)は妻ウィンシン(リン・ホン)、息子と共に平和に暮らしていたが、不動産王フランク(マイク・タイソン)はサン(パトリック・タム)を使い小学校の地上げを画策していた。また、人力車をひくチョン・ティンチ(マックス・チャン)が正統の詠春拳と名乗りを上げるが…。葉問シリーズの中では、ドラマもアクションもしっかりしていて一番面白いかも。木人椿を打つ事で泣かせるシーンを作るとは、これは上手いな思った。マイク・タイソンは負ける役はイヤなのだろう格闘家がよくやる、ありがちな登場。マックス・チャンは「グランド・マスター」(id:zom-1:20130609#p1)のマーサン役の人で二人の対決はなかなか見応えある。オマケ的ではあるが、チャン・クォックワンが若き日のブルース・リー役で登場。

http://gaga.ne.jp/ipman3/

[]「グレートウォール」-The Great Wall-

チャン・イーモウ監督。火薬の秘密を求めてやって来たウィリアム(マット・デイモン)たちは、敵から逃れ万里の長城にたどり着く。そこはシャオ将軍(チャン・ハンユー)、ワン軍師(アンディ・ラウ)、リン・メイ司令官(ジン・ティエン)たちが60年に一度襲来する北方からの敵を待ち受けていたが…。CGばかりではあるが映像はチャン・イーモウらしく、なかなかに美しく、戦闘シーンも新しいアイデアを盛り込み斬新なものが多い。ちょっと「進撃の巨人」や「ワールド・ウォー Z」(id:zom-1:20130812#p1)っぽいトコもあるけど娯楽作としては良いかも。敵は驚きではあるけど、饕餮諸星大二郎好きなら知っていると思う。ウィレム・デフォーは随分とジイさんになっていた、登場シーンもちょっと少ない。

http://greatwall-movie.jp/

2017-04-21

[]「バーニング・オーシャン」-Deepwater Horizon-

ピーター・バーグ監督。2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンへ技師マイク・ウィリアムズ(マーク・ウォールバーグ)、主任ジミー(カート・ラッセル)、作業員アンドレア・(ジーナ・ロドリゲス)たちが集まる。スケジュールが遅れる中、BP社の管理職ヴィドリン(ジョン・マルコビッチ)などと掘削の対立が起き、やがて事故が起きるが…。「THE LAST MESSAGE海猿」(id:zom-1:20100924#p1)風な話かと思ったら真逆でハードでシリアスな内容。最初45分ぐらいで、掘削の複雑な技術的な話から日程遅れで会社と対立する現場を延々と描く。ここは人によってはかなり退屈かもしれないが、個人的には面白かった。事故が起きてからは怒涛の展開でスピード感があり、息苦しいほど。そういえば「コンテンダー」(id:zom-1:20151204#p1)ははこの事故の後始末の話だった。

http://burningocean.jp/

2017-04-16

[]「T2 トレインスポッティング」-T2 Trainspotting-

ダニー・ボイル監督。オランダで心臓麻痺で倒れたレントン(ユアン・マクレガー)は、大金を持ち逃げして以來の20年ぶりに故郷スコットランドエディンバラに戻るが、スパッド(ユエン・ブレムナー)はヤク中で家族とも会えずに自殺未遂、シック・ボーイ(ジョニー・リー・ミラー)はブルガリア娘ベロニカ(アンジェラ・ネディヤルコーバ)と売春と恐喝の日々、そして服役中のベグビー(ロバート・カーライル)が脱獄してくるが…。前作(id:zom-1:19970601#p12)と同じで、ノリや音楽や映像のセンスは相変わらずいい感じ。また同じモチーフを繰り返し使っているので、前作ファンはニヤリとするところが多い。20年たっても変わらない、社会の閉塞感を上手く使ってまとめているのが上手い。前作好きなら間違いなく観た方がいい。しかし、あのプロテスタントの酒場みたいのは実在なのか??

http://www.t2trainspotting.jp/

[]「ReLIFE リライフ」

古澤健監督、阿相クミコ脚本、夜宵草原作。新卒入社の会社をすぐに退職してからバイト生活の27歳・海崎新太(中川大志)の元に、リライフ研究所を名乗る男(千葉雄大)が現れ、若返って1年間の高校生活を送るという実験の提案を持ちかける。高校三年となった海崎新太は成績優秀な日代千鶴(平祐奈)、人気モノの大神和臣(高杉真宙)、千鶴をライバル視する狩生玲奈(池田エライザ)、バントをやってる小野屋杏(岡崎紗絵)と知り合って行くが…。原作未読、アニメも未見、ちょっと「25年目のキス」(id:zom-1:19990601#p16)みたいな設定。学園恋愛モノでもベタっとせず、今の時間を大事にしろ的なまっすぐな話なところは好感が持てる。ちょっと説教くさい感じもするけど許せる感じ。平祐奈のヘンな感じが意外に良かったな。

http://relife-movie.jp/

2017-04-15

[]「ムーンライト」-Moonlight-

バリー・ジェンキンス監督。マイアミ、麻薬地区でいじめっ子から隠れるシャロン(アシュトンサンダース)を麻薬ディーラーのフアン(マハーシャラ・アリ)が助け、妻テレサ(ジャネール・モネイ)の待つ家に連れ帰る。シャロンの母ポーラ(ナオミ・ハリス)は麻薬常習者だった。10代になったシャロン(アシュトンサンダース)もイジメに合う日々、友人はケヴィン(ジャハール・ジェローム)のみ。そしてある日、事件を起こし街から離れるが、成人したシャロン(トレバンテ・ローズ)は再びケヴィンと会うことになる…。第89回アカデミー賞作品賞、脚色賞、助演男優賞。やはり社会性が高い作品だからだろう。ただ麻薬、貧困、ゲイなどの社会性は日本だと分かりにく部分も多いかも。子役のシャロンの自然な感じが良い。フアンの存在は善悪を越えていて象徴的な存在。あとナオミ・ハリスのススけ方が凄いな

http://moonlight-movie.jp/

2017-04-14

[]「ゴースト・イン・ザ・シェル」-Ghost in the Shell-

ルパート・サンダース監督、士郎正宗原作「攻殻機動隊」。ハンカ・ロボティックス社により義体化の技術が確立された近未来、大事故にあった少佐(スカーレット・ヨハンソン)は脳とわずかな記憶を残して全身を義体化、公安9課のメンバーとして、バトー(ピルウ・アスベック)たちと共に荒巻(ビートたけし)の指揮でサイバーテロ事件のクゼ(マイケル・カルメン・ピット)を追うが…。光学迷彩、芸者ロボットなどなど、映像的には凝っているトコもあるものの、全体には色々なエピソードのツギハギ感が強く、物語の深みを失っているのが残念。そもそも設定の細部が色々抜け落ちていて、ハテナな部分が多い。街並みも「ブレードランナー」のパクリから抜け出ていない。ディティールのオリジナリティが低い。スカーレット・ヨハンソンの少佐は意外に良かったが、その他のはイマイチ。特にビートたけしの演技の酷さは全体を壊している。そもそもなぜ一人だけ日本語なのか。

http://ghostshell.jp/

[]「ぼくと魔法の言葉たち」-Life, Animated-

ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督、ロン・サスカインド原作「ディズニー・セラピー 自閉症のわが子が教えてくれたこと」。ロン・サスカインドの次男オーウェンは3歳の誕生日前に言葉を失いコミュケーションが取れなくなっていた。数年ののちに意味不明の言葉がディズニーアニメのセリフだと気付いたロンは、ジャファーのオウム・イアーゴのぬいぐるみを手に話しかけるが…。ディズニー・アニメでコミュニケーションを取り戻した少年のドキュメンタリー、という期待で子供時代に興味があったが、実際は大人になってからの部分が多い。子供時代は映像も多く残ってないので、ほとんど両親の語りが多い。でも全体には感動的な話。親子関係、兄弟関係、恋人関係などリアルに刺さってくる。イアーゴの声優ギルバート・ゴットフリードが出てきて驚く。声を出すとき脳の血管切れそうな喋り方が凄い^^;

http://www.transformer.co.jp/m/bokutomahou/

2017-04-09

[]「夜は短し歩けよ乙女

湯浅政明監督、上田誠脚本、森見登美彦原作。大学サークル後輩の黒髪の乙女(声:花澤香菜)に恋心を持つ先輩(声:星野源)は、学園祭事務局長(声:神谷浩史)、パンツ総番長(声:秋山竜次)が見守る中、"なるべく彼女の目に留まる"ナカメ作戦を実行中。一方、黒髪の乙女は自称天狗の樋口師匠(声:中井和哉)、特技はタダ酒の羽貫さん(声:甲斐田裕子)と飲み歩くうちに富豪の李白(声:麦人)と飲み比べをする事になるが…。「四畳半神話大系」もそうだけど、原作(id:zom-1:20071208#p3)は大好きなんだが湯浅政明の手にかかると原作以上に面白い。今回も成功している。かなり散らかって筋を追いにくい物語をきちんと整理し、想像を超えてビジュアル化してくれる。よくこれだけ映像化できるなあと関心。紀子さんなど、原作から改変している部分もより良くしている印象。偏屈王の大団円も、原作を超えて馬鹿らしくて楽しい。

http://kurokaminootome.com/

[]「暗黒女子」

耶雲哉治監督、岡田麿里脚本、秋吉理香子原作。名門の聖母マリア女子高等学院、経営者の娘で全校生の憧れの存在・白石いつみ(飯豊まりえ)が屋上から転落、すずらんの花を手にした遺体で発見されてから一年。小百合(清水富美加)はいつみ主宰の文学サークルで「白石いつみの死」をテーマにした小説の朗読会を主宰、奨学金により入学した二谷美礼(平祐奈)、料亭「こみなみ」の娘・小南あかね(小島梨里杏)、ブルガリアからの留学生・ディアナ・デチェヴァ(玉城ティナ)、「君影草」でデビューした高校生作家の高岡志夜(清野菜名)が朗読を始めるが…。原作未読。ミステリというほどミステリ性はないし、キャラの裏もわかりやすいけど、ドロドロした感じは面白くて、まあまあ観られる内容にはなっている。全体には大人向けにはちょっと弱いかも。観客の90%は女子高生みたいだったけど、原作ファンなのか、先生役の千葉雄大のファンなのかな。清水富美加はヘンなキャラでよい感じ。

http://ankoku-movie.jp/

[]「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」-Jackie-

パブロ・ラライン監督。1963年11月22日、ケネディ大統領はテキサス州ダラスで狙撃され死亡。目の前で夫を失った妻のジャクリーン・ケネディ(ナタリー・ポートマン)は、ジョンソン副大統領の大統領就任式、ホワイトハウスからの退去などに追われ、夫が"過去の人"と扱われることに憤りを感じるが…。ジョン.F.ケネディの妻、その葬儀の準備に焦点を当てるというのがなかなか新鮮。しかし面白い部分もあるのだけど、焦点が曖昧なままに終わってしまった感じでかなり残念な印象。全体にメリハリ感がなく単調。ナタリー・ポートマン自体はいい演技だと思う。神父役のジョン・ハートがかなりの爺さんぶりで登場するが、これが遺作となるのかな。

http://jackie-movie.jp/

2017-04-08

[]「LION ライオン 25年目のただいま」-Lion-

ガース・デイビス監督。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳のサルー(サニー・パワール)は兄と仕事探しに出かけ、停車中の電車に眠り込み遠く離れたカルカッタに運ばれ迷子となる。やがてオーストリアのジョン(デビッド・ウェンハム)とスー(ニコール・キッドマン)夫婦の養子となり、弟の養子マントッシュとともに育つ。25年後、サルー(デブ・パテル)はGoogle Earthによる故郷探しを始め、恋人ルーシー(ルーニー・マーラ)とも関係も危うくなるが…。前半のインドの映像が素晴らしく、子役もうまく、サルーの孤独感が突き刺さってくる。それが後半に上手く繋がり、心理的にのめり込める。インド/オーストラリアでの親子の関係性、兄弟の関係性の対比もなかなかうまい。ルーニー・マーラはいつも通りに雰囲気出てる。そしてタイトルの秀逸性に感動した(ネタバレ禁止で)。

http://gaga.ne.jp/lion/

2017-04-02

[]「キングコング 髑髏島の巨神」-Kong: Skull Island-

ジョーダン・ボート=ロバーツ監督。1973年、研究機関モナークのビル・ランダ(ジョン・グッドマン)は上院議員を説得しランドサットが発見した未知の髑髏島へ向かうことになる。ベトナムから帰還予定だったパッカード大佐(サミュエル・L・ジャクソン)の部隊、元SASのジェームズ・コンラッド(トム・ヒドルストン)、カメラマンのメイソン・ウィーバー(ブリー・ラーソン)たちは暴風雨の中、ヘリで髑髏島へ向かうが…。大筋はオリジナルの島部分と同じだけど、映像表現がイチイチ凝っている。アップやスロー、緩急つけた展開のケレン味の付け方が素晴らしく楽しい。コングだけでなくタコ、クモなどのクリーチャー群も迫力あっていい。クレジットに東宝の名前があって考え込んだが、クレジット後の映像で謎が解けた..。もう2020年公開で制作決定しているみたいなので期待。

http://wwws.warnerbros.co.jp/kingkong/

[]「ハードコア」-Hardcore Henry-

イリヤ・ナイシュラー監督脚本。事故により機械化された体となり研究施設で目を覚ましたヘンリーは妻と名乗るエステル(ヘイリー・ベネット)により手足を取り付けられるが、その時エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)率いる謎の集団に攻撃を受け脱出を試みる…。監督がプロモーション映像をネットで出し、クラウドファンディングで長編化したという作品。POVの映像が予告編だけで頭痛くなったのでいつものほぼ最前列でなく後ろの方で見た。予告編の印象より映像はマシだったけど。全体にストーリー性は薄くFPSのゲームっぽいミッションクリアの連続、バルクールなPOV映像は凝っていてちょっと面白いけどずっと見たくない感じ。ジミー(シャルト・コプリー)の存在とかもゲームっぽいな。

http://hardcore-eiga.com/

2017-04-01

[]「汚れたミルク あるセールスマンの告発」-Tigers-

ダニス・タノビッチ監督。1997年パキスタン、国産製薬会社の営業マンだったアヤン(イムラン・ハシュミ)はザイナブ(ギータンジャリ)との結婚を機に、世界的なグローバル食品企業に就職。アヤンは病院の医者と親密な関係を築きトップセールスマンとなるが、知り合いの医者から不衛生な水による粉ミルクで乳幼児の死亡率が増加している事を知る…。驚いた事にこの問題作と言われる映画は世界初公開。ネスレパキスタンでの実話がベース。映画自体も、この映画をどう作って発表していくかという法律的なリスクから入っている所が面白い。全体には純粋に社会派、そして巨大企業の圧力の怖さを知る。日本から見ると水によって粉ミルクで被害が出るっていうのは意外な感じがするが、その感覚がグローバル企業と同じ感覚なのかもしれない。意外なトコで母乳育児のメリットを知った。これで企業を責めるのは可哀想な感じもするが、企業が営業成績を求める限りは同じ事例は起こりうるし隠蔽される構造なのかもしれない。

http://www.bitters.co.jp/tanovic/milk.html

2017-03-26

[]「サクラダリセット 前篇」

深川栄洋監督、河野裕原作。住人の半数が特殊能力を持つ街・咲良田、記憶保持能力の浅井ケイ(野村周平)、最大三日時間を戻すリセット能力を持つ春埼美空(黒島結菜)は、芦原橋高校奉仕クラブのメンバー。浅井ケイは2年前の相麻菫(平祐奈)の死を後悔し、また村瀬陽香(玉城ティナ)と記憶操作の岡絵里(恒松祐里)はある策略を考えていた。そして浅井ケイは、奉仕クラブの仕事で写真の中に入る能力の佐々野、さらに魔女(加賀まり子)に会う事になるが…。前後編で時間があるせいか全体に間延びした感じ。原作未読アニメ未見だけど、能力がわかりにくく世界に素直に入っていけない。特に強度による優先度、リセットによる事象の保持、街を出ると能力を忘れる、などなどの設定が御都合主義っぽくて違和感がある。バラバラな特殊能力な世界は「Charlotte」を連想させるけどもっと素直に観られたし設定を活かしていた様に思う。能力が面白くないからキャラもイマイチに感じる。

http://sagrada-movie.jp/

 
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