2012年


 毎年恒例の、一年振り返り記事。まぁ書いてる本人に、年末っていう実感が全然ないんですけれどもw



 今年は日常生活は非常に穏やかで、ありがたくも恙なく過ごす事ができた一年でした。
 9月末あたりから遊びに重点置いてたんで少し時間的ロスはあるものの、通年で振り返ればけっこう有意義な一年だったんじゃないかな?
 ともあれ、個別に。



    ☆執筆

 もう長編小説が完結しない事は既定事項になりつつある(ぇ
 多分、もうあと原稿用紙2〜30枚かそこらで終われるんですけどね。
 で、全然小説を書いていなかったのかというと、短編でこんなのを書いてたりしました。読者そっちのけで作品を書いたのは久しぶりで、友人に読ませても「分からない」って言われたけど、個人的に今後書いていくならこういうテーマ、というのをおぼろげに掴めたのでまぁまぁ収穫のある代物でした。


 コミPo創作は事実上中断。今年前半はけっこう頑張ってやってたんですけどね。
 やはり背景の数が少ないとか、ポーズが自由にならないとか、キャラの服装もそうですが、頭の中で「こういう話が作りたい」と思えば思うほど、それを実現するための道具だての少なさに追い詰められて、疲れてしまう感じでした。インターフェース自体は素晴らしいし、正直類似ソフトの中でも図抜けてると思うだけに、その辺残念だなと。最近はビジネス用途向けのアップデートばかり多くてモチベーション上がらなかったのもありますが。
 あと、宗像教授みたいな歴史を題材にした漫画を作りたかったんですが、たとえば織田信長肖像画を使いたい、と思っても、あれってその絵を所持しているお寺に使用料として10万円とか払わなきゃならないらしくて。私わざわざ信長の肖像画持ってるお寺に電話したんですよ?(笑)  しかし、そういう材料の面でも制約が大きすぎましてね……。
 ああいうのさぁ、フリーに使えるようにすべきだよなぁ。まぁここで管巻いてもしょうがないんですが。


 そんなわけで。
 とりあえず、時間を見つけて長編小説は仕上げたい……って毎年言ってますけどね(笑)。来年もどうかな、AGE解説と両立は厳しいかもなぁ。




    ☆読書(小説)


 今年読んだ小説が『星の王子さま』と『浜村渚の計算ノート』て……。傾向も蜂の頭もありませんなw
 やっぱり、どうしても人文書中心で読んでいく事になってしまうんですが。そればっかりじゃいかんよなぁとも思います。
 小説重点読みキャンペーン期間とか設けたいんですけどね。来年できるかな。


 あ、あと9月あたりからガンダム関連の小説・漫画を読むキャンペーンはありまして。Wの外伝小説とか、AGE小説版とか読んでました。どちらも、ガンダムファンやってて良かったと思えるような素晴らしい出来だったので、今年は小説といったらもっぱらこの辺になってしまうw



   ☆読書(コミック)


 『水木しげるの古代出雲』とか、何故か読んでるんだよな今年w
 あと『孔子暗黒伝』も何故か読んでいる(笑)。これはもう、本当に中毒性高い作品で、もっと早く読んでればよかったと思ったりしました。「ハリ・ハラ! ジェイハリ・ハラ!」とか、「お前はハリ・ハラだ!」とか、しばらく口癖になってました(どんなだ
 で、そのほかには相変わらず『ハチワンダイバー』読んでたり。これももう、キャラクター濃すぎて何が何やらという感じなのですが、将棋対決の臨場感はやっぱり大したもので、結局読んでます。



 他はね……まぁ上記の通り、私的ガンダムキャンペーン中にガンダム漫画はけっこう読んで、面白かったのは『クロスボーンガンダムゴースト』と『デイ・アフター・トゥモロー カイ・シデンのメモリーより』かな。



    ☆読書(人文書その他)


 今年前半は考古学関連の情報を色々仕入れて、中盤になぜか錬金術関連の本を色々読んで、後半は『日本巫女史』に苦戦してたらいつの間にか年が暮れていたという感じでした。
 考古学関係なんかは、本当は読んだそばからどんどん自分用ウィキに流し込んでいかないといけないんだけど、そっちの方が追いついてないのがちょっと問題ですね。来年はそちらの方のペースを上げていきたいところ。


 結局、年の初めに「年100冊読む」って目標を掲げたんですが、終わってみたらライトノベル抜きで46冊、ライトノベル類を入れても60冊に届かないいつもと同じくらいのペースでした。ダメじゃん。
 まぁ、『日本巫女史』に2か月かかってるし、『世界大博物図鑑』も生半な本の数倍の内容ありますからな……。
 あと、今年は、ある程度読み進めて、まったく面白くないと感じた本は途中でやめて次へ行く、という方針に切り替えた年でした。今まではどんなにハズレだと思っても、一応最後まで読んでたんですけどね。やはり私も年を喰ってくると、段々自分の有限な時間というものに思いを馳せるわけですよ……(本当かよ


 まぁそんな感じでした。特に面白かった本を挙げるなら『古代史おさらい帖』『江戸時代の科学技術』『神、人を喰う』辺りかな。



    ☆映画
 今年、見に行った映画。
 『魔法少女リリカルなのはA‘s』『魔法少女まどか☆マギカ』。以上2本。
 ……これはひどい……(茫然


 まぁ、どちらも非常にハイクオリティな出来の良い映画でありました。まどマギは本当は全部見に行きたかったんだけど、ちょっとその時期色々立て込んで、逃してしまいました。エヴァも見ようと思いながら気が付けば年の瀬。
 他にも、本当は『天地明察』も見に行きたかったんですけどね……。来年は、もっと色々見に行けたらいいなと。



    ☆アニメ

 『秘密結社鷹の爪』が面白いんだけどさ(ぇ
 まあしかし、今年はアニメに関しては、完全に『機動戦士ガンダムAGE』にやられた、というところです。多分、三世代編スタート記念の時に、バンダイチャンネルで一気に連続で見たのが良かったのだと思います。久しぶりに、見ているうちに自然と頭がフル回転していく作品でした。
 ただ、AGEが不人気になって、一方ガンダム00の後半はそれなりに受け入れられたっていうのは、昨今の物語を受容する視聴者層の傾向としてそれはそれで興味深いな、とも思います。もしかして今、文学評論なんかでもやってるような類の、「読解」「解釈」の奥深さで勝負する作品って流行らないのかな、というところで。まぁ、アニメですから、それよりは映像的なカタルシスでガンガン押していく方が分かりやすく人気になるのは当然だとは思うのですが……しかし、『ガンダム』という名を冠した作品には、やっぱり物語の、テーマ性の、作り手たちの信念の骨太さで魅せて欲しいという思いがどうしてもあるのでした。現代の日本の文化シーンで、そういう意味で「ガンダム」が担っているものは決して軽くないと思うわけなのです。
 とりあえず、私は自分に出来る事として、『ガンダムAGE』の深さを少しでも書き残しておきたいと思っております。そのためならあと半年以上かかろうが、がんばりますよ、っと。


 あ、あと、『ガンダムUC』も第四話まで見ています。こちらも、小説版の鼻につくところを上手く修正してて、非常に丁寧な仕事で素晴らしかったのですが。まあでもね、既に皆が褒めてる作品っていうのは、放っておいてもどうってことないので。私は皆に評価されなかった作品の再評価の方に微力を注ぎたい、という次第です。




    ☆ゲーム
 今年、9月からは久しぶりに『Gジェネ』新作を最優先で待機状態を敷いていたんですが、出てみたらかなりあっさり飽きてしまって自分でも戸惑っている今日この頃です。
 戦闘アニメなんかは良くなってるんだけどなぁ、やっぱりストーリーに燃えられないというのが大きかったです。オリジナルシナリオもそうなんですが、たとえば後半のステージで、シャアとフル・フロンタルの共闘とかいうのもあるらしくて。
 製作スタッフ的には燃える組み合わせだったのかなと思うのですが、個人的にはもしシャアがフル・フロンタルに会ったら絶対敵対すると思うのよね。だってさ、自分のコピーみたいなのが、自分の再来とかいって持ち上げられてて、しかも熱烈なシンパを近くに置いて、それでシャア自身は生理的に嫌だった「アコギな事」をやりまくってるわけですよ。絶対反感持つって(笑)。
 そういう所でね、やっぱりツボが違うとこうも乗れないものかな、という感じでした。



 で、その分何やってたかというと、マインクラフトやってたのですよ。今年の4月辺りから、ようやく腰を落ち着けて、長く発展させていこうっていうワールドを持てて、他のプレイヤーさんたちのようになかなかやり込めないけれど、自分なりに楽しんでちょっとずつ進められているのが楽しいのでした。
 多分私、こんなに長期間同じゲームをやり続けて飽きないって初めてなんじゃないかな。私にとって、ゲームの醍醐味って「自由度」なんだなぁと思う次第でした。あと、適度なランダム性。
 マイクラは多分、来年もずっとぼちぼち続けている事と思います。



    ☆旅行


 東京彷徨、いつか再開したいとずっと思ってるのですが、なかなか踏ん切りがつきません。一応、デジカメも新調したりしたので、準備は万端なんですけどね。


 で、今年は滋賀県、琵琶湖畔へ2泊3日で出かけられたのが非常に有意義でした。
 私の旅行で、マンガ喫茶泊にならずちゃんと旅館に泊まったのは今回が事実上初めてで(笑)。テーマと問題意識を持って出かけたお蔭で、すごく充実した旅でしたし、数年ぶりに自転車でのびのび走れたりもして、気分的にもすごくリフレッシュできた良い旅行でした。
 しかして、実際に現地に出向いての旅の一番の醍醐味は、予習していた領域ととは全然違う、予想外の出会いで。今回の滋賀県旅行では、それが国友一貫斎だった次第。改めて江戸時代の理系の実力に感嘆したのでした。



 来年もこういう旅行は是非したいのですが、どうも職場の人員が減る一方で、長期休暇を取れる気配がないのでどうなることやら。近場で済ませようかな……。


    ☆総じて
 なんだかんだで、今年も良いものにたくさん出会う事が出来たと思います。
 来年、もうちょっと読書量を増やしたり、逆にアウトプットの時間をもっととったりしたいところですが、マインクラフトもしたいし、どうしたものかな、という感じです(笑)。
 まあ、とりあえず始めてしまった事を終わらせる、次の事を考えるのはそれからだ。2013年もがんばっていきますよ、っと。