Hatena Blog Tags

スタンド使い

(マンガ)
すたんどつかい

荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」の第三部から登場した概念、スタンド能力を持ち、それを操れる力を持ったキャラクターのこと。

スタンド使いになる方法

スタンド使いになるためには、大きく分けて二つの方法が存在し、特殊な例として更に二つの方法が確認されている。

スタンドの矢

まず、『矢』と呼ばれる道具を使う方法がある。『矢』は元々地球に落下した隕石から作られており、『矢』で自分の体のどこかを傷付けると、隕石に付着していたウィルスに感染する。このウィルスに感染したものは通常死に至る(1978年の事例では全身がトマトソースのようになって死亡)が、それに耐えうる強い生命力を持った者は、新たにスタンドという能力を発現させることができる。
しかし、実際上この『矢』は世界に指で数えるほどしか存在していない。これらのうち数本は既に『SPW財団』の監視下に置かれているか、イタリアのマフィア組織『パッショーネ』のボス(ジョルノ・ジョバァーナ)が所持しているか、あるいは既に何者かによって破壊されてしまっているため、フリーの『矢』はあと一本あるかないかといったところであり、一般人には『事実上入手不可能』である。

生まれつきのスタンド使い

『生まれつきのスタンド使い』と言って、スタンド能力を生まれながらにして所持(あるいは、後天的に能力が開花)するケースもある。しかしこうしたケースはごく稀であり、実在するスタンド能力者の数としては『矢』による発現者の方が多いと思われる。例としては、モハメド・アヴドゥルなどが挙げられる。

ジョースターの血統

ジョースター家に関しては、例外的に『矢』でも生まれつきでもないスタンド能力が確認されている。ジョースター家の者同士は肉体が強く惹かれ合っており、元々素質があったことを前提として、ジョナサンの肉体を持ったディオがスタンド能力を発現させたことから、それに引きずられてジョセフや承太郎の能力が引き出された。

スタンド能力によるスタンドの発現

スタンド能力の中には、スタンド能力自体に関係する特殊能力を持つ者も存在する。ブラック・サバスはスタンド自体が『矢』を持っており、ホワイト・スネイクは既存の能力者からDISKにして奪い取ったスタンド能力を別の者に与えることができる。ただし、両者とも対象者がスタンド使いとしての素質を持っていなければならない。

スタンド使いの運命

条件に恵まれ、うまい具合にスタンド使いになれたとしても、それが幸福とは限らない。まず、自らのスタンドに殺されてしまう、という可能性がある。スタンドは精神の力を具現化したものであるため、スタンド使いは生命力と共に強い精神力を備えていなければ、スタンドを操れず、逆に自らのスタンドに食いつぶされてしまうのである(ホリィ・ジョースター、乙雅三のケース)。
そして、自分のスタンドを使いこなせるようになったとしても、次には新たな困難を迎える。それが、『スタンド使いはスタンド使いと惹かれ合う』という暗黙の掟である。
スタンド使いは、どういう原理かは明らかになっていないが、望むと望まざるとに関わらず、別のスタンド使いとどうしても近づきあってしまうという原則が存在しており、こうした異能者同士の邂逅は、通常あり得ないような戦闘に発展してしまうこともままある。

スタンドによる戦闘

相手の能力が謎であるスタンド使い同士の戦いに於いては、ちょっとしたミスが命取りになりかねず、また、敵の能力の謎を解明できても、そこから突破口を見出せなければ敗北・死は免れない。つまり、いくら強力な能力を得ても、能力者自身の知能・度胸・大胆な行動力をもって勝利を手にしていかなければ、スタンド使いとして生きるのは困難なのである。
基本的に、スタンド能力は「防衛本能」や「闘争心」に反応して発現するものであり、従って能力も戦闘的なものが多い。人によっては、食事に健康増進作用をもたらす能力(トニオ・トラサルディー)や、相手の苦痛を吸収して治癒する能力(コニーリオ)など、何らかの信念に影響された非戦闘的なスタンド能力が生まれる場合もあるが、このような場合でもまた、スタンド能力者同士の戦闘に巻き込まれる危険は伴う。

ジョジョの奇妙な冒険 1 (ジャンプコミックス) ジョジョの奇妙な冒険 1~7巻(第1・2部)セット (集英社文庫(コミック版)) ジョジョの奇妙な冒険 8~17巻(第3部)セット (集英社文庫(コミック版))
ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫) ジョジョの奇妙な冒険 第5部(30~39巻)セット (集英社文庫(コミック版)) ジョジョの奇妙な冒険 全63巻完結セット (ジャンプ・コミックス)
このタグの解説についてこの解説文は、すでに終了したサービス「はてなキーワード」内で有志のユーザーが作成・編集した内容に基づいています。その正確性や網羅性をはてなが保証するものではありません。問題のある記述を発見した場合には、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

ネットで話題

もっと見る

関連ブログ