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デュナーミク

(音楽)
でゅなーみく

Dynamik(独語)
デュナーミクとは、音楽演奏における音量の強弱表現のことである。ダイナミクスdynamics(英語)。アゴーギクとともに、音楽表現・演奏表現において重要な役割を果たす。
楽譜の表記において音量は、ff(フォルティッシモ)、f(フォルテ)、p(ピアノ)、pp(ピアニッシモ)といった略号やcresc.(クレシェンド)、dim.(ディミヌエンド)などの用語を用いて明示的に指示されることが多い。
一方で、記号が譜面に記されなくても微妙な強弱ニュアンスを付けることを要求する曲もある。形式や旋律の様式などから、暗黙的あるいは慣習的に強弱表現を付けることが自明のこととされる場合も多く、このとき楽譜上の強弱記号は省略される(特にバロック〜古典派において顕著である)。また、アーティキュレーションの指示としてスラーを用いた場合なども、スラー弧線のつなぐ音符を強→弱、弱→強、弱→強→弱などさまざまな音量変化を付けて演奏するのが通例とされている。このような明示的でないデュナーミクのことを単に「デュナーミク」と呼ぶこともあり、演奏家による個性の差が反映しやすい場面となる。

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