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マジノ線

(地理)
まじのせん

Ligne Maginot (仏)

第一次世界大戦後、独仏国境地帯にフランスが建設した要塞線。しばしば無用の長物の例として引き合いに出される。


第一次世界大戦で大きな犠牲を払ったフランスは、ドイツからの攻撃を阻止するための巨大軍備の建設が困難だと考えた。国防上の様々な路線の対立もあったが、最終的には国境地帯に永久要塞地帯を建設することになった。マジノ線の名は当時のフランスの陸軍大臣、Maginotに由来する。

マジノ線は無敵の要塞であると喧伝されたが、実際には予算上の制約から様々な弱点*1を持っていた。また、独仏国境に建設されたが、中立国であるベルギーとの国境地帯には設置されなかった。
このため実際にドイツとの戦争が起きても、マジノ線がその威力を発揮することはなかった。

*1:対空防御の弱体、火力の不足

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