ピアニスト。1936年東京生まれ。60年東京芸術大学ピアノ科卒業。64年よりフィンランド在住。古典から現代までレパートリーは幅広く、繊細な詩情と雄大なスケールを合わせもつ演奏は高い評価を受けている。これまでに100点近いCD、LPを発表。北欧5カ国、日本をはじめ、欧米、豪州、ロシア、アジア、中近東諸国で行われたコンサートは3000回を超える。2002年1月、演奏会のステージ上で脳溢血で倒れ、右半身不随となる。2年余の闘病生活を経て、2004年5月より左手での本格的な演奏活動を開始した
左手のピアニスト舘野泉さんのコンサートを聴きに行った。二度目である。 前回は、「鬼の学校」という曲を聴くためであった。そのコンサートで感銘を受けたので、舘野さんの書いたエッセイなども読んだりして、「シャコンヌ」という曲があるのを知った。バッハ作曲、ブラームス編曲。元はバイオリンのための曲だが、ブラームスが左手のピアニスト用に編曲した。 今回、近くのホールで舘野泉さんのコンサートが開かれると知り、曲目に「シャコンヌ」があったので、聴きに行くことにした。 会場は、しらかわホール。良いホールだが、2月一杯で閉館とのこと。残念である。 曲目は、前回聞いたものと、ほぼ重なっていた。初めて聴くのは、「シャ…
エイヴェレの星たち(シサスク) シサスクから、親交の深い舘野泉に献呈された『エイヴェレの星たち Op.142』が、その舘野泉によってレコーディングされました(2012〜2014年作曲)。さらに 嬉しいことにSACDです。透明感のある北欧の空気をパッケージしてくれる優秀録音(まだ聴いてませんが、期待値大!)。現地の歴史的建造物にあるベーゼンドルファーによるレコーディングとのこと。 01. エイヴェレに降る星 02. エイヴェレに降る惑星 03. エイヴェレに降るオーロラ 04. エイヴェレにかかる月 05. エイヴェレに降る彗星 06. エイヴェレに降る隕石 ウルマス・シサスク(Urmas Si…
右手の怪我でしばらく右手でピアノが弾けないため、今日は左手のためのピアノ曲を弾いていました。 今日弾いていた曲 ★左手のためのピアノ珠玉集 時のはざま(舘野泉 監修)より 雫〜しずく〜(月足さおり作曲) この、雫〜しずく〜という曲は、とても美しく素敵な曲です。 譜読みだけなら初見でも弾けるくらいの そんなに複雑ではない曲なのですが、 低音から高音まで音域がとてもひろく、左手だけで弾くのは簡単ではなく、練習が必要です。 低音部分は左手で弾き慣れているので そんなに難しいと思わないのですが、高音部分を左手で弾くのがちょっと大変。 高音部分で手をいっぱいひろげて弾かなければいけない3和音や4和音も弾…
今回は「左手のピアニスト」舘野泉さんの演奏によるブラームスのCDを3つご紹介します。いずれもお病気される前の、両手での演奏録音です。 ※当ブログはアフィリエイトを行っていないため、以下記事内に出てくる商品ページへのリンクはいずれもシンプルにCDの紹介です。 はじめにブラームス「ピアノ・ソナタ第3番」他が収録されている、ピアノ独奏曲のCD。リンク先の商品ページでは試聴可能です。私は以前ツイッターで教えて頂き、こちらのCDを知りました。ネットで探して中古品をゲット(新品がなかったので)し、以来ヘビロテしています。 tower.jp 私、大好きなんですこちらの演奏。ブラームスのソナタ第3番に2つのラ…
現在、週1日月曜日に非常勤講師として音楽の授業をしている私。 現在、中学3年生の授業を担当。 コロナ禍の状況により、クラス定員も47名と多く、音楽室の環境もあって、 実は文部科学省からの指針どおりに、声楽やリコーダーを含む管楽器の実習を取りやめています。 出来ることは、音楽史とか音楽鑑賞とか理論とか、そしてリズム学習とか。 毎回、いろいろとネタを探すことが大変な状況です。 何気にインターネットでいろいろと調べごとをしていると、 NHKティーチャーズライブラリーを発見。 思わず「これだ!」と飛び付き、昨日の授業ではそれを使用しました。 私が利用したコンテンツは、 クローズアップ現代「音楽にすべて…
舘野泉さん 「左手のピアニスト」として知られる舘野泉は、2月に死去した世界的指揮者小澤征爾さんと親交が深かった。追悼の原稿を寄せてもらった。 小澤征爾がこの世を去った。享年88。彼の優れた業績や誰にも好かれる人柄は、すでに多く語られている。そして演奏時の厳しく激しい集中力、全てを優しく抱きしめるような包容力は、演奏会や多くの画像でも人々の記憶に鮮烈に刻み込まれ、語り継がれていくことだろう。長く闘病生活を送っていたが、ご家族の話では穏やかな最期であったという。ひとつの時代が静かに過ぎ去った感慨を覚え、安らかな眠りを願う。 1学年上の小澤と私は少年時代、豊増昇先生に師事していた。日本人で初めてベル…
10月15日、石川県の芸術家や伝統芸能後継者とお話しされた両陛下(写真:時事通信) 【前編】「能登の素晴らしさを太鼓の音に」天皇皇后両陛下が交流した伝統芸能後継者が語る「復興への思い」から続く 【写真あり】左手でピアノを演奏する黒崎菜保子さん 苦悩の末、開催を決めたお誕生日の一般参賀で、被災地へのメッセージを送られた天皇陛下。そのとき思い起こされていたのは昨秋に大歓迎を受けたばかりの石川県の人々の笑顔だったのか。 今回取材したのは、「いしかわ百万石文化祭」で、両陛下が懇談された芸術家や伝統芸能を担う若者など。天皇陛下と雅子さまのお言葉は、石川県の復興を目指す彼らにとって、心のよりどころとも…
00-06 D 06-12 A 12-18 × 18-24 G A. 北海道地方-0-1-0-0=1 B. 東北地方 ---0-0-0-0=0 C. 関東地方 ---0-0-0-0=0 D. 中部地方 ---1-0-0-0=1 E. 近畿地方 ---0-0-0-0=0 F. 中国地方 ---0-0-0-0=0 G. 四国地方 ---0-0-0-1=1 H. 九州地方 ---0-0-0-0=0 I . 沖縄地方 ---0-0-0-0=0 合計回数 ------1-1-0-1=304:17 長野県中部 10/3.0 ① 06:36 日高地方中部 浅/2.8 ① 18:04 豊後水道 40/3.8 …
【鬼が弾く】 今年のまだ寒い時期、NHKBSでピアニストの舘野泉さんを特集した「鬼が弾く」という番組*1を観て、とても心を動かされた。 舘野さんは、日本を代表する優れたピアニストだったが、65歳の時に脳溢血で倒れ、右半身が不自由になった。その後、左手のピアニストとして復帰。87歳の今も演奏活動を続けている。 多くの作曲家が舘野さんに左手のための曲を提供している。平野一郎作曲「鬼の学校」もその一つ。コントラバス、チェロ、ビオラ、バイオリンの弦楽器とピアノの五重奏である。鬼の子どもが世の中の渡り方を学んでいく様子が表現される。40分もの大曲。驚いたことに、楽譜の中に音符ではなく、「無茶苦茶弾き」と…
NET情報に依れば、最近、ポリーニがパリのフィルハーモニーでのコンサートをまたまたキャンセル。ズビン・メータはベルリン・フィルの公演をキャンセルしたそうです。 日本でも、今日(10/14土)はブロムシュテットが、来日不可ということでN響をキャンセル。21日(土)のN響もキャンセルになりました。前者ではブルックナー5番、後者ではシベリウス2番を聴くのを楽しみにしていたのですが残念。何れも代役の指揮者を立てて演奏するのかと思ったら、前者の演奏会は中止、後者は関高さんの指揮でやるという事らしい。ブルックナーの方は振れる指揮者が見つからなかったのでしょうか?振ったことがあっても、その日が空いている指揮…
こんにちは、ハクです。 毎週「河北新報夕刊」から、 様々な良き音楽を紹介されています。 と、私はそれを毎月まとめて、こちらにて載らさせて頂こうと思います。 "紹介文"も、いい参考文があります。あ~読みたい! ( ´,_ゝ`)プッ それでは、曲の紹介について、 文は「河北新報」文を引用いたします。ご了承ください。 では、ご覧くださいませ。 ◇①『ハイドン 交響曲全集Vol.27』 ハイデルベルク交響楽団 表現力の高さで注目を集めるハイドンの交響曲全曲を録音するシリーズ。今回は交響曲3番、33番、108番、14番を収録。2020年から音楽監督に就任したヨハネス・クルンプが指揮する演奏はみずみずし…
⁂ 音楽祭公式キャラクター ガルガンチュア ルネサンス成熟期に、小説家ラブレイーが書いた 唯一無二の物語【ガルガンチュア物語】の登場人物。 あきれるほど旺盛な食欲と好奇心、何にでも挑戦する エネルギーを持ち、音楽祭を盛り上げるガルっ(❁´◡`❁) 実は音楽祭には なかなか行けなかったのです。 コロナ禍になる前も マー君を連れてクラッシックのコンサートは 行けないし・・・無料のエリア イベントには一緒に行ったことは あるのですが、沢山の人 人で 車椅子のマー君は、みんなの背中しか 見えません。そんな中で音楽だけを楽しむことが無理なので~ だんだん足が 遠のいて いました。 今年のゴールデンウイー…
【5月3日分】【5月5日分】 ▼禅(鈴木大拙とジョン・ケージ)(ブログの枕) GWの連休を利用して観光がてら「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭2023」に来ています。石川県が生んだ賢人と言えば、哲学者の鈴木大拙(「禅」「日本的霊性」)と西田幾多郎(「善の研究」)の名前を挙げる人が多いのではないかと思いますが、コロナ禍の2020年に生誕150周年を迎え、昨年2022年に渡辺俊幸作曲のオペラ「禅~ZEN」がオーケストラアンサンブル金沢@鈴木恵里奈の演奏により世界初演されて話題になりました(2023年11月再演予定)。因みに、鈴木大拙と西田幾多郎は旧制第四高等学校(石川県金沢市広坂2-2-5)の同…
21日金曜日。出勤日。朝ごはんは、イングリッシュマフィン。ぬって焼いたら明太子トーストを塗っていただいた。明太子好きには本当に美味しいな。 研究室の卒業生のA君が、上司と一緒に研究打ち合わせにやってきてくれたんだけど。なんか研究室にいた頃と全然違って、すごくシュッとしてる~。笑。社会人らしい仕立ての良いスーツに身を包んで、髪もしっかり整えて、社会人らしくなったなあ、、って。ちょっと感動。みんなどんどん成長して行くのね。こっちは年老いていくだけなんだけど。 昼ご飯は、月に一回のお楽しみのグリーンスペインのパエリア弁当。 お野菜も毎月いろいろ旬の野菜に変化するのが美味しくて楽しい。私は、日頃は基本…