'95年Vシネマ「美姉妹」でデビュー。 '00年映画「東京ゴミ女」(シナリオ作協年鑑代表シナリオ集選出。) ASIN:B00005YUYZ '01「火星のカノン」('01年東京国際映画祭アジア映画賞受賞'02年ベルリン国際映画祭他出品) ASIN:B00008BDN4 '02「理髪店主のかなしみ」 ASIN:B00008CHAZ '04「機関車先生」
封切り三日目。 席数98の【SCREEN2】の入りは七割ほど。 その年の関東地方はまさに異常気象。降雨の無い日が延々と続くことによる水不足で給水制限が発令される自治体が続出。 なかでも群馬県前橋市はただでさえ最高気温が高い地域。市営プールは閉鎖となり公園の噴水も止められ、市民の不満はいやがおうでも高まるばかりで、その憤懣は至る所に波及する。 市の水道局に務める『岩切(生田斗真)』は『木田(磯村勇斗)』とペアを組み水道料金の未納世帯を訪れ督促をするのが業務。 四ヶ月の滞納で「停水執行」となり、水道を止めなくてはいけない。 はなから払う気のない鼻もちならい住人も居る一方で困窮家庭では他の公共料金も…
週刊真木よう子 Blu-ray BOX真木よう子Amazon■『エルピス』で大根仁の演出が秀逸だったので、なんとなく昔の深夜ドラマを見直してみようかと思いたち、なぜか『週刊真木よう子』を借りてきました。たまたま最寄りのビデオ屋にあったのだけど、なんで?多分誰も借りてないと思うけど。。。■なかでも#5「TORA TORA TORA」(脚本:宮崎吐夢 演出:大根仁)が見直したくて、Vol.2を借りてきました。真木よう子に加えて大久保佳代子、江口のりこ、篠原ゆき子の4人組が馬鹿話に興じるグルーブ感を狙ったコメディですが、バカ話がほんとにくだらなくて笑っちゃいますね。その後のヤクザの事務所に殴り込みの…
人間として生きるべきか?命を無視して仕事に忠実に生きるべきか?選択を迫られた男の物語。 アマゾンプライムビデオの鑑賞です。 2023年制作・日本・100分・PG12 配給 KADOKAWA 監督 高橋正弥 脚本 及川章太郎 原作 河林満 ネタバレ度50%(後半ネタバレ度90%) ストーリー 水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は水道料金を滞納している家や店に行き、料金を徴収、水道を停止する「停水執行」の業務に就いていた。 暑い夏のある日、市内では給水制限が発令。 貧しい家庭を訪問、嫌われながらも仕事をしていた時、幼い姉妹の家に母親がいないことを知る。 もっと知りたい方 ↓ ↓ 90%のネタバレ感…
予想はしていたけど、結構地味な作品。水は生活の必需品だけど、水道代を払わない人には一定の督促をして、それでもだめなら水道を止める。ルールだからと言えばそれまでなのだけど、それは刑務官がルールだからといって死刑執行をするのと似たような心の葛藤があるような気がする。誰かがやらなければいけないこと。それを仕事としている以上、どこかに感情を置いてきて、淡々と業務をこなす。そういう態度が、家庭生活にも出てしまうような気がする。特に子供は、そういう大人の気持ちには敏感なんじゃないだろうか。最後に、水道を止めてしまった現実を見て、やっぱり心が壊れた。子供からの電話、最後はハッピーエンドで良かったけど、どうし…
この記事は2023年6月に日本の劇場で公開された映画作品をかる~く紹介していく記事です。(私が観た作品だけ) 「2023年って、どんな映画があったっけ?」と新たな映画に出会いたい方や振り返りたい方、「あの映画、気になってるけど実際どんな感じなの?」と鑑賞の判断をつけたい方向けの記事になっています。本当に軽く紹介するだけなので、軽く流し読みする程度で読んでください。ネタバレは絶対にしません。ご安心ください。 各作品ごとに以下の項目を挙げて簡単に紹介していきます✍ 公開日(日本の劇場で公開された日) ジャンル 監督 キャスト 概要 あらすじ 感想 加えて、各作品ごとに以下の観点を⭐の数で評価してい…
映画備忘録 6月9日 グランベリーパークシネマ 『渇水』(2023年/日本/100分/原作:河林満 脚本:及川章太郎 監督:高橋正弥/出演:生田斗真 門脇麦 磯村勇斗/公開:2023年6月2日) 「凶悪」「孤狼の血」などを送り出してきた白石和彌監督が初プロデュースを手がけ、生田斗真を主演に迎えて送る人間ドラマ。作家・河林満の名編「渇水」を原作に、心の渇きにもがく水道局職員の男が幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く。市の水道局に勤める岩切俊作は、水道料金を滞納している家庭や店舗を回り、料金徴収および水道を停止する「停水執行」の業務に就いていた。日照り続きの夏、市内に給水制限…
「凶悪」「虎狼の血」の白石和彌監督が企画プロデュースということで、骨太の社会派映画?と観ることにしました。 原作:河林満さん(2008年没)の同名小説。1990年度文学界新人賞、第103回芥川賞候補作品。未読です。 監督:高橋正弥、脚本:及川章太郎、撮影:袴田竜太郎、編集:栗谷川純、音楽:向井秀徳。主題歌:向井秀徳。 出演者:生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂、宮藤官九郎、宮世琉弥、他。 物語は、 心の渇きにもがく水道局職員の男が幼い姉妹との交流を通して生きる希望を取り戻していく姿を描く。 市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、水道料金を滞納している家庭や店舗を回り、料金徴収および…
以上、『渇水』(2023:髙橋正弥)より 『渇水』(2023:髙橋正弥)を、ユナイテッド・シネマ豊洲スクリーン6にて見る。6ポイント使用にて無料。 水道局に勤める岩切俊作は、同僚の木田とともに水道料金滞納世帯を訪ね、水道を止めて回る“停水執行”という業務。その滞納者訪問で、母親からも放置されている姉妹と出会う、、、。 滞納者や姉妹との対応で心が乾ききってしまっている岩切。さらに妻と子にどう接すればいいのかもわからなくなっている。それやこれやの問題をていねいに描写するのはいいのだが、散漫になってしまい、主題が見えてこない。家族の再生がテーマだったら、岩切がなにゆえに殻に閉じこもるのか。もう少し深…
映画『渇水』では、小出恵子(山崎七海)たちの5つの名言があったので、詳しく紹介します。
映画『渇水』では、岩切俊作(生田斗真)がテロを行ったのは、息子のために行った可能性があるので、その理由について紹介します。