池袋で高齢男性がブレーキとアクセルを踏み間違え暴走し、母子を含む死傷者が出た事件が本作の着想のベースにあるのだろうか。 主人公の良子(尾野真千子)の夫、陽一(オダギリジョー)が自転車で通行中、元官僚の老人が運転する車に跳ねられ亡くなる。老人は認知症でブレーキとアクセルを踏み間違えたのだ。多額の補償金の提示はあったが謝罪がないことに納得できず、良子は補償金を受け取らなかった。 それから7年。コロナ禍の中、生業にしていた喫茶店はつぶれ、スーパーの生花売り場と風俗のアルバイトで一人息子を育てる良子。彼女の生活に必要な金額がことあるごとにスクリーン隅に提示されるのだが、苦しい家計の中、亡くなった夫の父…