今回のレビューは、舞台「陽気な幽霊」です。 イギリスの劇作家ノエル・カワードが書いたファンタジーな戯曲作品。 100年前に書かれた物語ではありつつも、少数精鋭なる役者のみなさんの熱量溢れる芝居を堪能できる濃厚な会話劇でした。 田中圭さん演じる作家のチャールズは次回作の参考にしようと門脇麦さん演じる妻のルースと相談して、自宅に霊媒師を招き、降霊会を開催することに。霊は出ず、会は無事終了したかと思ったら、チャールズの元妻・エルビラが幽霊となってチャールズの目の前に現れた! 幽霊が見えるようになったというファンタジー要素たっぷりなストーリーで、かつ、海外戯曲ならではの会話劇が繰り広げられ、二人の妻た…