アントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ ロシアを代表する劇作家・小説家。 1860年1月29日、生まれ。1904年7月15日、死去。 代表作品は戯曲「かもめ」「ワーニャ伯父さん」「三人姉妹」「桜の園」。 小説作品では「六号室」「黒衣の僧」「大学生」など。 他にも数々の短編作品を執筆しモーパッサンと比較されることが多い。
来年のケラさん翻訳・演出の『桜の園』のチケットが瞬殺だという… 私はコロナで中止になったときのキャストで観たかったから今回チケット取ってない。ケラさんの翻訳には興味あるのだけれど。 その『桜の園』ですが 今日『パルコステージ“8K”フェス』にて、チェーホフ作、サイモン・スティーヴンス英語版(広田敦郎さん翻訳)ショーン・ホームズ演出の『桜の園』を観て来ました。PARCO劇場の大きさのスクリーンでカット割なし8K定点映像というのは、まるで実物大で観ているような臨場感。音響もよい! 一台の8K定点カメラで撮影しているので演者もカメラが気にならないと。大変な作業だけど後からカット割してアップにしたりと…
レイモンド・カーヴァー傑作選CAEVER'S DOZENレイモンド・カーヴァ―村上春樹 訳中央公論社1994年11月25日 初版印刷1994年12月7日 初版発行 村上春樹、柴田元幸『本当の翻訳の話をしよう(増補版)』を読んでいて、村上春樹翻訳本が読みたくなった。もともと、二人の対話本が面白いと言っていたアメリカ育ちの友人に、何が面白いかなぁ?と聞いたら、本作『CAEVER'S DOZEN』が一番好き、と言っていたので図書館で借りて読んでみた。 megureca.hatenablog.com 1994年の本ということで、かなり年季が入っている。ソフトカバーの単行本で、古いけれど読みやすい。 レ…
< 人は なんで生きているのか って聞かれたら答えられますか? > そう聞かれたら、知らんがな、って突き放してしまうことって出来ませんよねえ。 自分の子どもから、そんなデッカイ質問をされちゃったのは、マーちゃんっていうアラフィフのお母さんです。 呑み仲間なんですけど、もう10年以上の顔馴染み。中学生になった娘さんがいて、「お母さん、あたし、なんで生きてんの?」って聞かれて、ショック!っていうことなんでありますよ。 そりゃそうでしょうねえ。そんなこと聞かれちゃったらねえ。 娘さんは別に登校拒否とかいうんでもないし、ごく普通に中学生の生活を送っているように見える、ってことであるだけに、その質問がな…
初めに今日の主題は、トラウマについてである個人が受ける心理的ストレス(心的外傷) のことで、天然ボケと言われるoldboy君の場合でも、残念ながら幾つかお持ちである。今日は、これらの内、3個記述してみるが、ナ~ンだ「それぐらい」と言い召されるな!!oldboy-elegy君とて人間の端くれ、心的に苦手なものもある。★1 最近、偶然出会った、あるスレッド内のレスポンスの表現の仕方に、 oldboy君、「なるほど」とイタク触発されたものがあった。※ スレッド・(スレ)話題を一つにまとめ、あるSNSで発信したもので、その提案者をスレ主と言う、(これで合っているかな?)※ レスポンス(レス)上記の主題…
“何でもない時間” を最初に劇の俎上に上げた人 岩松 やっぱりチェーホフは、演劇の流れから言うと、かなり画期的な劇作家になるんですか?
地下道で暮らす人たちの三人姉妹 岩松 ところで、別役さんは最初から『三人姉妹』がいいなと思っていたんですか? 『かもめ』や『桜の園』ではなく? 別役 『三人姉妹』がいいなと思ってましたね。要するに僕は、チェーホフを翻案したかったんですよ。そのままやると、なんとなく間接体験みたいな感じがあるから、丸ごと日本というか東洋に移し替えて、それによってチェーホフじゃなくなってしまう部分が出てきても構わないと思って。それで、戯曲としては『桜の園』も好きなんだけれども、『三人姉妹』のほうが日本の風俗に移し替えやすいかなと思った。まあ、実際にやってみたら、こんなに翻案が難しい本はなかったわけだけどね(苦笑)。…
アントン・チェーホフ没後100周年を記念して上演された、別役実作『千年の三人姉妹』(2004)。そのパンフレットに、別役と岩松了の両氏の対談が掲載された。
——やはりその影響下にはあったと?
アントン・チェーホフの没後100周年に、劇作家・別役実がチェーホフの『三人姉妹』を翻案した『千年の三人姉妹』(2004)を発表した。音楽は東儀秀樹で、タイトルロールの三姉妹は別役夫人の楠侑子、三田和代、吉野佳子が演じている。