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戸川安宣

(読書)
とがわやすのぶ

編集者。東京創元社特別顧問。日本における「新本格」の仕掛人の一人。
その功績がたたえられ講談社の宇山日出臣とともに第4回本格ミステリ大賞特別賞を受賞。

1947年11月14日、長野県生まれ。1970年3月立教大学文学部史学科卒業。同大学入学時に、立教ミステリ・クラブ創立。ほぼ同時にハヤカワズ・ミステリ・マガジン・ファンクラブ(その後、消滅)、SRの会、日本推理作家協会、日本民俗学会(その後、退会)に入会。大学の専攻は宗教民俗学、山岳信仰史。卒業後、(株)東京創元社に入社。創元推理文庫を中心に、バルザック全集、ヴィリエ・ド・リラダン全集、現代社会科学叢書などの編集に従事。
〈著作〉
探偵小説専門誌を銘打つ「幻影城」創刊準備に参与。このとき、主宰の島崎博氏より、江戸川乱歩の少年ものの研究というテーマを与えられ、やがて同誌別冊に「江戸川乱歩 少年ものの世界」を発表。以後改稿を重ね、『少年探偵団読本』(情報センター出版局)に結実した。同書は濱中利信、橋本直樹両氏との共同執筆(黄金髑髏の会名義)。幻影城の他、ポパイ、ブルータス、朝日新聞、ダ・カーポ、本の雑誌、鳩よ、ハナコ等に書評、エッセイ等を発表。1970年代、ヒュー・グリーンを中心に、イギリスで興ったクラシック・ミステリ再評価の気運に乗って、〈シャーロック・ホームズのライヴァルたち)のシリーズを創元推理文庫で刊行。同シリーズの編纂と解説を担当。その後も、ポオと所謂黄金期との間をつなぐ時期の、短編を主にした名探偵ものの興隆に関心を持ち続けている。ほかに、逢坂剛『裏切りの日日』、服部まゆみ『時のアラベスク』などの文庫解説がある。

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