NHK大河ドラマ「光る君へ」は、25年君臨してきた一条天皇が崩御し、直前に譲位された三条天皇が即位しました。ここから、皇位継承をめぐる三条天皇と藤原道長との駆け引きが始まっていくのです。 現在のように皇室典範で皇位継承順位が明文化されている時代とは違い、平安時代の皇位継承には、時の天皇や治天の君の意向ばかりか、その時々の政治情勢や権力者の存在など複雑な要素が絡み合っていました。 大河ドラマの時代から少し前、第62代村上天皇の後継者として、冷泉天皇が即位しますが、わずか3年で弟の円融天皇に代替わりします。これ以降、冷泉系と円融系の天皇が交互に誕生するという形ができたのです。 円融天皇が退位すると…