いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 鉄道車両がその使命を終えたとき、その多くは廃車手続きがとられて車籍が抜かれた後、解体処分されます。新製から相当の年月、少なくとも数回の全般検査を受けて20年程度、長い場合は40年以上も運用され続けた車両は老朽化も進んでいて、それ以上の運用に耐えられないケースがほとんどです。 そういった車両たちは、その天命を全うした運に恵まれたといえるでしょう。 しかし、中には新製からさほど年月が経つことなく、様々な事情で用途を失い、余剰となって廃車の運命をたどる場合もあります。特に、1987年の国鉄分割民営化では、国鉄時代に必要だとして新製されたもの…