塗装パターンの名称。
国鉄及びJR東日本の新潟支社が、新潟支社所属車両に採用した独自の塗装を、鉄道愛好家の間で新潟色と言う場合がある。
独自の塗装の採用例は現在までに数回あり、以下の配色例を参考に上げておく。
国鉄時代1970年前後に存在した。
ワインレッドに近いマルーンをベースに窓周りを黄色で塗装。 運転席付近は金太郎塗りと言われるパターン。
雪原での警戒色を第一としたカラーである。
採用車両は、旧型国電である70系と、合わせて使用した68系等の系列。
115系配置に伴う旧型国電廃止とともに、1978年ごろ消滅した。*1
国鉄時代1986年ごろ登場。
サービス向上のシティ電車運転に伴うイメージアップに合わせるタイミングでの登場となった。
白(多分白1号)をベースに、窓周り・裾部を青帯(青15号)で塗装。
運転席付近は運転台窓に合わせて青帯配置高さを情報へ移動させる。
間延びした下部に、細い青帯数本を配置。
青帯の下部に平行してアクセントの赤帯を添え、運転席付近ではアルファベットのNをアレンジした形としている。
なお、試験塗装では若干パターンの違う物が見られた。
採用車両は電車の115系。気動車のキハ40系列・キハ58・キハ52など。
後述の緑の新新潟色が登場してからは、電車でのこの塗装は随時置き換えられ、機動車のみ残存する塗装となった。
JR後1993年ごろ登場。
白をベースに、黄緑と濃い緑を組み合わせた帯を、腰部・裾部・幕板部に配置。
帯そのものは若干複雑に2つの緑の帯が配置されている。
登場後外板のアクセントの緑と同じ明るい緑色で車内アコモディーションが改良された車両も登場している。
採用車両は115系。1995年に登場したE127系電車の帯も、この塗装と合わせた帯となっている。
JRが2000年以降に登場させた塗装パターン。
115系電車用塗装とキハ40系列用気動車用塗装では全く異なる塗装パターンを同時に登場させた。
電車用塗装パターンは、白をベースに腰部上側に薄い青の帯。下半分を濃い青として、青配色の部分が横や斜めに白でカットされている。
日本海の水面をイメージした感じの塗装。
キハ40系列の塗装は、上半分を赤下半分を白として、腰部に赤と黒帯の細い帯が入る形である。
雪原の夕焼けをイメージした感じの塗装である。
一部車両のイメージアップに採用されているに過ぎず、従来塗装車の置き換えには至っていない。
見出し画像は、左がキハ52系2代目新潟色と、右がキハ40系4代目新潟色の組み合わせの編成。
*1:鉄道模型のグリーンマックス社の作例を参考とする事ができる。