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星型エンジン

(サイエンス)
ほしがたえんじん

シリンダーを回転軸を中心とする放射状に配列したエンジン。それら全シリンダーがひとつのクランクを同時に回転させる。
気筒数を偶数にすると対向する気筒同士が振動を増幅してしまうので、常に気筒数は奇数となる。大型のエンジンでは偶数の気筒数を持つものもあるが、その場合も14気筒=7気筒×2列など奇数を複数列持つ配置となっている。
各シリンダーは常に回転軸の直上に配置されるためピストンロッドが短かく済む、航空機用としては各気筒が均等に気流に晒されるため空冷で充分な冷却効果が発揮できるなどの利点があるため、第二次世界大戦頃までは日本やアメリカの機を中心によく見られた。
他方、全面投影面積が大きくなりがちで機体全体としては空力的に不利になるため、欧州では液冷並列方式が好まれる傾向にあった。

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