日本の漫画家。代表作に「それでも町は廻っている」「木曜日のフルット」など。
1977年生まれ、福井県出身。大阪芸術大学芸術学部デザイン学科卒。
2000年にアフタヌーン四季賞秋の四季賞を受賞しデビュー。少年画報社のヤングキングアワーズで「それでも町は廻っている」を、秋田書店の週刊少年チャンピオンと別冊少年チャンピオンで「木曜日のフルット」を連載している。
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石黒正数の漫画「ネムルバカ」が実写映画化したので見に行った。 公開日は2025年3月20日だが、我が山陰地方では4月11日公開だったので、ようやく見に 行くことが出来た。 公開中の映画なので、ネタバレを控えつつ紹介したい。 nemurubaka-movie.com www.youtube.com ネムルバカとは ネムルバカの魅力 実写映画を見て 原作より良かった点 ネムルバカとは 「ネムルバカ」は、それでも町は廻っている等で有名な石黒正数による漫画作品。「月刊COMICリュウ」に2006年11月号から2008年3月号まで不定期連載され、2008年に単行本が刊行された。 バンド活動のせいで常に金…
2025.04.06(日) 阪元裕吾監督、久保史緒里さん、平祐奈さん主演の『ネムルバカ』を東京都渋谷区のシネクイントで観てきました。 この作品は、石黒正数さんの同名コミックを実写映画化した青春物とのこと。(コミックは未読です) 池袋から渋谷に移動して、今日二本目の劇場鑑賞。 だらだらと何がしたいのかわからない後輩とバンドでメジャーデビューを目指す先輩の二人の日々がよい感じです。 久保史緒里さんの『左様なら今晩は』(2022)は好きな作品です。 金髪でギターをかき鳴らして歌う、平祐奈さんかっこよかった。相当練習されたと思います。 結構お気に入りです。(コジカ)
『Present for me 石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)』 以前にも↓を読んで以来、面白いプロットを表現する漫画家さんだなと思っていたのですが、恒例のDiggにて手にしたのがまた別の短編だったので。 ちなみに以前読んだのがこちら。 blcrackreverse.com 買って読み出すまで気づかなかったんですよね。 同じ作家さんだと。 ではなぜ買ったのかというと表紙が抜群に好みでして 配色、構図、バランス、この雰囲気が抜群で、パット見で惹かれたと言いますか。 そして読んでみると、全ての話に共通するのが”突飛な展開”ということ。 短編でもここまで奇想天外なことが出来るのかというの…
ネムルバカ (RYU COMICS) 作者:石黒正数 徳間書店(COMICリュウ/COMICユニコーン) Amazon ★★★ 入巣柚実は大学の女子寮で先輩の鯨井ルカと一緒に暮らしている。ルカはインディーズバンドでギターボーカルをしており、メジャーデビューを目指していた。一方、柚実とその他関係者たちは自分が何になりたいのか分からない。何となく普通の人生を送るだろうと想像している。ルカには彼女たちが宇宙人に見えていた。 「駄サイクル」の生みの親として有名な漫画。阪元裕吾監督によって映画化された。 駄サイクルとは何かというと、同好の士が集まってお互いを褒め合い自己顕示欲を満たす閉じた輪のことである…
石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』11巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービーが交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、という…
©Masakazu Ishiguro 2018 ●作品石黒正数『外天楼』KCデラックス(講談社)、2018年出版社サイト:『外天楼』(石黒 正数)|講談社コミックプラス (kodansha.co.jp)著者X(Twitter):石黒正数 (@masakazuishi) / X (twitter.com) 概要 世界観、アリオ・キリエ、各話の構成 フラットな描き方・物語 フラットな描き方 全面同意しがたい人物たちの設計 共通するモチベの性欲 『外天楼』が問う人間とロボット・フェアリー ※この考察はネタバレを含みます。 概要 姉弟が白い雪道に倒れ、不思議な集合住宅の「外天楼」を舞台にした物語は幕を…
石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』10巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービー が交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、とい…
2023年6月22日に発売した天国大魔境9巻を考察・読み解き。明らかになっていく謎と、整理されていく時系列の中で、新しく判明した事実とは? 9巻の表紙はマルとキルコの日常 劇的な展開を見せた9巻だが、表紙は崩壊後の日常を描いたワンシーン。同じタイミングで4月から放送されていたアニメ『天国大魔境』も佳境を迎えていた。ちなみにアニメ版のBlu-rayBOXには、天国と魔境それぞれの日常を綴った書き下ろしマンガが載っているとのことで、要チェック。 いよいよ『天国大魔境』も解答編へ。猿渡の過去や、学園の子供が魚の怪物になるシーンが明確に描かれ、過去の考察と答え合わせが進んでいく。 当ブログで6巻~7巻…
石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。 『天国大魔境』9巻より(石黒正数/講談社) 2本立てでストーリーが進展してて、 ①学園パート「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活 ②サバイバルパート2024年11月の大崩壊、の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービー が交わらずに並行して進行、していたものが近刊でようやく交わりだして、ここからが作品の本領、という…
*この記事は『天国大魔境』「〈#10〉壁の町」のネタバレを含みます。 『天国大魔境』「〈#10〉壁の町」より引用 ©︎石黒正数・講談社/天国大魔境製作委員会 tdm-anime.com www.youtube.com 今回の記事では,石黒正数原作/森大貴監督『天国大魔境』各話レビュー第3弾として,絵コンテ・演出:五十嵐海による「〈#10〉壁の町」を取り上げたい。TRIGGERに籍を置く五十嵐の演出回とあって,デフォルメやパースをキツめに利かせるなど,極めてユニークな話数となった。また原画担当の個性をあえて際立たせた演出方針も,この話数に独特な風格を与えている。 デフォルメ 分散型アニメーション…